ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

榊の花が積もった御大神宮さんの屋根

2024年06月20日 05時20分09秒 | Weblog
 

 朝のウォーキングで佐保神社にお参りしました。拝殿での参拝をすませ、境内の西に並んでいる小宮さんのうち、私の住まいする社の田町筋の中田町町内会がお祀りしている御大神宮さんに参拝します。
 その屋根には祠を覆うように枝を伸ばしている榊の木の花がいっぱい落ちて積もっていました。榊の木には、まだ小さな花がいっぱいついていました。普段は、こんなにじっくりと榊の花を見ることはありませんが、祠の屋根、玉垣の内側、そして地面に落ちている花を見ました。この日見た花びらは白くなくなっていましたが、こうして毎年咲いていたのかと思うと、余り気に止めたことがなく、すまないという思いがしました。
 昭和のはじめまで田町筋にあった御大神宮さんの祠ですが、バス道になるというので、佐保神社の境内に遷されたものです。そもそもの由来は、江戸時代の終わり頃に、空から御大神宮さんのお札が舞い落ちてきたことをありがたく思った人々が祠を建て、お祀りしたものだと伝承されています。
 毎年7月25日には、町内会でお祭りをします。朝から、草引きや掃除、お供えの準備、夕方には幟を立て、お供え物をしてお参りします。町内会の老若男女が集まる年に一回のお祭りです。
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