ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和6年『少女倶楽部』4月号附録ー明治天皇の広島大本営軍務御親裁の図

2024年07月21日 05時05分48秒 | Weblog

 事務所で片付けをしていると、地元の旧家にあっった少女雑誌の附録が何枚か出てきました。紹介するのはそのうちの1枚で、明治天皇が日清戦争の時に広島に置かれた大本営で戦況報告をお受けになっているようすを描いた絵画で、明治神宮聖徳記念絵画館に展示されている絵でした。
 台紙に貼られた絵の解説が裏に印刷されており、明治天皇は前線で戦う兵士のことを思われ、厳寒であっても暖房もない部屋で寝起きされながら、深夜であっても地図を広げて報告をお聞きになったとのことです。この絵の作者は南薫造画伯で、昭和3年に完成しています。
 小学生の頃に読んだ歴史の本に、このことが書いてあったことを憶えています。去年、上京した折りに絵画館で実物の絵を鑑賞しました。
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もうすぐパリ五輪 夏の夕べの社のエッフェル塔

2024年07月20日 05時59分20秒 | Weblog
 


 19日(金)の夜、日が沈み、まだ明るさが残っている午後7時20分過ぎ、表に出てみると、幾分涼しさを感じるものの、まだ蒸し暑さが残っていました。
 西の空低く、茜色に染まった雲もしだいに色を失いかけていました。その夕空を背景に、関西電力送配電の社営業所の鉄塔が存在感をもって立っていました。私は「社のエッフェル塔」と呼んでいます。加古川の河岸段丘の中位段丘面にあたる社市街地に立っているので、低位面から見ると、一段高い所になるので相当遠くからでも見え、社のランドマークになっています。
 もうすぐ2024パリ五輪の開幕です。日に日に報道が多くなり、エッフェル塔が紹介されます。社にもエッフェル塔があるんですね。
 東を振り返ってみると、低く月が出ていました。2日後の21日(日)が満月ですから、ほんの少し前です。写真では、すぐ手前は宅地になり、新しい住宅も建っていますが、私が小さい頃はこの場所に風呂屋さんがあり、レンガ積みの高い煙突もありました。風呂場の高い窓から響いてくる声や桶の音が聞こえてきそうな夕景でした。
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数羽のシジュウカラが飛来 剪定した庭木に

2024年07月19日 05時32分38秒 | Weblog
 

 18日(木)の午前中、庭木の剪定をしました。午後、その庭をぼーっと見ていると、突然素早く飛び回る数羽のシジュウカラがやってきました。少なくとも4,5羽はいたと思います。枝を剪定した木やベランダの椅子などそこらじゅうを飛び回り、しばらくの間楽しませてくれました。
 シジュウカラはよく庭や隣の駐車場にやってきます。1羽か、2羽が電線などに止まっているのを見ますが、今日のように集団でやってきたのは初めてです。エサの虫をさがしていたのでしょうか。あまりに動きが素早いのでうまくカメラで捉えることができません。2枚だけ写っていましたので紹介します。
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梅雨明け? 兵庫教育大学のある嬉野台地の広く高い空

2024年07月18日 05時34分30秒 | Weblog

 17日(水)の午後、神戸市からの帰途、加東市下久米にある兵庫教育大学に行きました。構内にある丸善書店で注文していた書籍を受け取るためです。
 広いキャンパスでは、係員の方が植木の剪定や芝生の刈り込みをしておられました。見上げると、嬉野台地の上空は青空が広がり、飛行機雲とすじ雲のような雲ができていました。もう梅雨も明けたか、と思いましたが、まだ宣言は出ていないようです。
 青空と緑、そして光と白い雲。もう夏の景色です。この地で教師が生まれ、また、現役教師がさらに腕を磨く。教員養成大学の大学院大学である兵庫教育大学が社町(当時)の嬉野台地に開学したのは昭和53年頃。もう少しで半世紀になろうとしています。空を見上げてシャッターを押しました。
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栄光を伝える4つのプレート 社高校野球部甲子園

2024年07月17日 05時44分08秒 | Weblog

 16日(火)、評議員会出席のために県立社高校を訪れました。校門を入った右手の植え込みの中に4つのプレートの記念碑が立っています。
 昨年は創立110周年の記念行事が行われました。その事業の一環として、社高校硬式野球部が甲子園に出場した栄光を記し讃えるために記念プレートを建立しました。
 9月の尚友同窓会の学年幹事会でお披露目をしたのですが、今、まさに夏の甲子園をめざして県予選が行われている最中です。明日17日(水)は、4回戦、津名高校と対戦する予定です。車を止めて、あらためて見入りながら、もう一つ、プレートを建てることができるよう願いを込めました。頑張れ、社高校!
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ツバメが巣立ちました 

2024年07月15日 05時53分11秒 | Weblog
 

 14日(日)の朝、隣の加東市消防団社分団の詰所の赤色外灯のツバメの巣を見に行くと、子ツバメの姿がありませんでした。
 巣立ったのか、と思ってしばらくようすを見ていると、2羽の親ツバメが飛び回り、その近くを少し小さなツバメが鳴きながら飛ぶ姿を見ることができました。ああ、巣立ったんだ、と嬉しくなりました。巣から落ちそうなほど大きくなっていたので、巣立ちが近いとは思っていました、巣立ったんですねえ。
 実は、今年、近所の家の駐車場にツバメが巣をつくり、子育てをしていたのですが、ある朝、その巣に大きなヘビが入り込み、どうやら子ツバメを食べてしまったという衝撃の事件があったのです。かつて、わが家の庭でも庭木の鳩の巣にヘビが入り込み、卵を呑み込んだことがありました。小学生の頃、飼っていた兎の小屋にヘビが入り込み、産まれたばかりの子ウサギを呑み込んで腹が大きく膨らみ、網から逃げ出せなくなったという事件もありました。野性の動物がさまざまな危険の中で子育てをし、無事大きく育つのは本当に大変なんだということを体験してきました。それだけに今回のツバメが2羽、無事に育って巣立っていったことにほっとしています。みんなで一緒に飛んで行け、と心の中で声をかけました。
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やしろ歴史民俗研究会 紫式部をテーマに歌集や家系図から時代を探る

2024年07月14日 06時31分18秒 | Weblog
 

 13日(土)、加東市社公民館で、やしろ歴史民俗研究会の学習会が開かれました。今年度は、紫式部にテーマを絞って、専門家の林茂代先生(加東市在住)に連続講話をしていただいています。
 今回はその第2回目で、紫式部の歌集である『紫式部集』から8首の歌を取り上げ、紫式部が歩んだ人生を辿りながら、当時の貴族の生き方や生活、和歌を通しての想いの表現などをお話しいただいた。『紫式部集』には百首余りの歌が収められており、父親の任地である越前に向かう旅の途中で詠んだ歌では、まだ琵琶湖の辺りで都を恋しいと歌った紫式部の心がわかったり、結婚生活の中での夫への思い、夫の死後、内裏に上がっても心の悲しみや辛さがあると詠んだ歌など、紫式部が身近に感じられる感じがしました。NHK大河ドラマ「光る君へ」の場面が浮かぶところもあり、興味が深まりました。家系図を見ながらのお話では、あの登場人物の多い大河ドラマの複雑な人間関係が整理されるような思いがし、明日の放送が楽しみになるのを感じました。
 当時の歌では、自身の思いを月や虫にたとえて、あるいはかこつけて表現していたという点や、今と比べて人間関係の範囲が狭かったこと、遠方の手紙では、返事が半年、一年後に届くまで時間がかかっていたことなども興味深く聴くことができました。メールなどで即時的に伝え合ったり、SNSを通じて出会ったこともない人々と情報を交換する今の時代との違いについても考えさせられました。
 次回は9月14日(土)午後1時30分から社公民館で行われます。どなたでも入会できます。一度、参加してみませんか。
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ニコニコ 子ツバメとクルミ

2024年07月13日 06時13分39秒 | Weblog
 


 12日(金)の朝、登校見守りに立った時、消防団詰所の赤色外灯のツバメの巣から元気な鳴き声が聞こえてきました。はじめの頃に比べると、鳴き声もしっかりしてきました。雨の降る中、親ツバメが交互にエサを子ツバメの口に運んでいます。一度に1羽に与えるのですが、見分けがついているんでしょうね。巣から2羽が頭を出して、カメラを構える私を見ています。子ツバメの目には私はどう見えているのでしょうか。
 見守りを終えて家に戻ると、前庭のクルミの木の実が大きく成長していました。雨に濡れて、青リンゴのような実には水滴がついています。1個、2個、そして、3個一緒についている枝もあります。ツバメもクルミも2個。天気は雨ですが、心持ちはニコニコで何だか嬉しくなる朝でした。
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もうすぐ御大神宮さんのお祭りー町内会の懐かしい顔 

2024年07月12日 06時09分26秒 | Weblog
 

 先日、御大神宮さんの祭りの案内が回ってきていました。加東市社の田町筋の中田町町内会がお祀りしている御大神宮さんの祭りは毎年7月25日の夕方に行われます。町内会の会員が集まる大切なお祭りです。祠は、佐保神社境内の西に小宮さんが並んでいますが、その真ん中あたりです。
 ところが出てきた古い写真を見ると、懐かしい町内のおじさん、おばさんの顔があります。亡き母も写っていますが、よく見ると、みんな冬の衣装でした。幟は今と同じものです。一瞬、昔は冬にやっていたのかなとも思いましたが、もっとよく見ると、祠の屋根が光っています。銅板の屋根が輝いているということは、祠を新しくした時の記念写真だったのではないでしょうか。私の頭の中には、そのような記憶がないし、写真の中にも私の姿がありません。考えられるのは、社にいなかった大学生時代の頃のものではないでしょうか。写っている17人中、14人は故人です。おそらく昭和40年代末から50年代始めの頃ではないかと思われます。約半世紀前ですね。今年もお祭りがやってきます。祠もずいぶん古くなりました。先日には屋根に積もった榊の花をこのブログで紹介しましたが、きれいに掃除をして祭りを迎えたいと思います。
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落ちるなよー赤色外灯の巣の子ツバメちゃん

2024年07月11日 06時12分29秒 | Weblog
 

 隣の消防団社分団詰所の赤色外灯の付根につくられたツバメの巣で2羽の子ツバメが育っています。
 10日(水)の朝には、巣から体を乗り出すような姿勢を取り、思わず、「落ちるなよ」と声を出してしまいました。巣が小さく見えるようになりました。
 詰所前の電線には2羽の親ツバメが巣を見守るように止まって羽づくろいをしていました。えさ運びに忙しい親が一息ついているようにも見えました。梅雨空が戻ってきて、空は曇っています。巣立ちまで順調に育ってくれと祈るばかりです。
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社の八坂神社の祇園祭り 昭和初期の写真も 

2024年07月10日 05時44分27秒 | Weblog
 

 まだ梅雨が明けない7月8日(月)、加東市社の商店街を車で走っていると、社一区の通り沿いにある八坂神社に祭りの幟が揚げられ、拝殿に祭りの飾りがしてありました。
 私たちは祇園さんと親しんできた神社で、以前は本殿前の境内で子供相撲が行われていました。今はどうなんだろうと思いながら、車を降りて写真を撮りました。
 八坂神社には、秋葉神社、天照皇大神宮、八坂神社、金比羅宮の神様が祀られています。地元の古老から、祇園さんは疫病の神様で、疫病が流行らないようにという願いでこの祇園さんの祭りが行われてきたということを聞いた憶えがあります。新型コロナを体験し、疫病への恐れも知った私たちですが、あらためて祇園さんの祭りの意義を考えることになりました・
 狭い境内の奥には、昔の玉垣が並べてあり、遠く多可郡中村(現多可町中区中村)や加西郡の地名もありました。また、往時、この辺りには大きな松が多く生えていたことから、老松町という地名がついています。古い写真(昭和10年代)には、佐保神社の秋祭りに出た上組の太鼓屋台が八坂神社の前で記念撮影をしており、神社の屋根と通りの大きな松の木が写っています。約90年前の風景です。 
 
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ツバメの子育て真っ最中 赤色外灯の巣には2羽の赤ちゃんが

2024年07月09日 05時14分55秒 | Weblog
 


 8日(月)の朝、登校見守りに立つと、消防団詰所の赤色外灯のツバメの巣には、ひっきりなしに入れ替わりで親ツバメがエサを運んで飛び回っていました。
 巣の中には、黄色いくちばしの口をいっぱいに広げてエサを受け取ろうとする2羽の赤ちゃんツバメを確認することができました。鳴き声はほとんど聞こえませんが、きっと親にはよく聞こえているのでしょう。それにしてもまめにエサをはこんでいる親ツバメの姿に感心してしまいます。
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猛暑の中の白 ハクセキレイとオオカナダモの花

2024年07月08日 05時26分20秒 | Weblog
 

 連日の猛暑で日中は冷房の屋内で過ごそうとの呼びかけを守りたくなります。6日の昼に駐車場に車を止めると、頭上から鳴き声がしました。見上げると、まぶしい空に引かれた線、電線に止まっているハクセキレイが目に止まりました。この暑さはハクセキレイにとってどうなんだろうと考えてしまいました。
 涼しさを感じたのは、大甕の水面に咲くオオカナダモの花でした。透き通るような薄い花びらが水面にも映えて涼感が漂っていました。
 まだ梅雨は明けていませんが、真夏の青い空が広がっています。その中にハクセキレイの白、そしてオオカナダモの白い花。青と白は真夏の色でした。
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消防団詰所赤色外灯のツバメの巣に赤ちゃんの姿!

2024年07月07日 04時35分22秒 | Weblog
 

 5日間、所用で不在にしている間に、登校見守りに立っている加東市消防団社分団の詰所の赤色外灯のツバメの巣に可愛い赤ちゃんが産まれていました。
 6日(土)の朝8時頃に、詰所を見に行くと、2羽のツバメがさかんに飛び回っていました。巣を見ると、黒い頭が見えます、産まれたな、と思い、カメラをズームしてみると、1つ、2つ、うん?3つ頭が見えたような・・・。しばらく見ていましたが、2羽のくちばしを確認することができました。ようやくねえ。よかった。そんな安堵の気持ちになりました。
 巣の真下には、6月末にはなかった段ボールが敷いてありました。毎朝、社分団が北播操法大会に向けて早朝練習をしています。団員が敷いたものでしょう。この赤ちゃんたちが大きくなり、やがて巣立ちして、仲間と一緒に飛び立っていくまでさらに見守っていきたいと思います。
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佐保神社の神紋 三階菱

2024年06月30日 05時56分07秒 | Weblog
 

 

 梅雨空の朝、佐保神社に参拝しました。佐保神社のご神紋は三階菱です。『佐保神社誌』によれば、佐保神社には、三種の紋があり、三座の御祭神、東殿の天照大神(あまてらすおおみかみ)、中殿の天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、西殿の大己貴命(おおなむちのみこと)にそれぞれ、五三の桐、山階菱、左三つ巴が配されていると書いてありました。
 三階菱は、中殿の天兒屋根命の紋です。境内で見回してみると、三階菱の神紋が賽銭箱、瓦などに描かれています。秋祭りの上組の太鼓屋台保存会の法被などにもこの三階菱が描かれていますし、社町の町章や社小学校の校章も三階菱を模したデザインになっていて、普段から三階菱の紋、デザインは見馴れていました。
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