ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

社小学校創立97周年記念のソノシート

2025年02月10日 04時04分36秒 | Weblog
 

 加東市立社小学校の閉校式が2月15日に挙行されます。152年の歴史に幕を閉じ、4月に開校する社学園小中一貫校に引き継がれます。
 そんな中、古い机の引き出しの中から、創立97周年記念のソノシートのカバーが出てきました。創立百周年が昭和47年(1972)に行われています。その3年前ですから、56年前の物ということになります。当時は加東郡社町立社小学校でした。
 ソノシートには、戦前の校歌と戦後の新しい校歌が入っています。どちらの校歌も歌えませんが、歌詞を読むと、「佐保」と「社校」の名は共通して挿入されています。歌詞には、それぞれ戦前、戦後の社会、時代の特色が感じられました。
 カバーの写真の、昭和10年代の本館木造校舎と奉安殿、昭和40年代の校門と講堂にもその時代の違いを見ることができます。私は、写真の木造校舎で学びましたが、奉安殿はもちろん、講堂も在校中にはまだありませんでした。
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やしろ歴民研の研修会-「紫式部日記から」6年度最終回

2025年02月09日 06時05分05秒 | Weblog

 8日(土)の午後、社公民館の視聴覚教室で、やしろ歴史民俗研究会の6年度最後の研修会が行われました。
 今年度は、「紫式部」をテーマにして、林茂代先生から4回にわたり講義をしていただき、また、秋の移動研修会も紫式部ゆかりの地(京都市)を訪れました。NHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送もあり、平安時代の宮廷、貴族、女性文学の世界に入り込んだ一年でした。
 第4回は「紫式部日記から」の演題で、彰子中宮の宮廷について、「齋院の女房」、「彰子の環境」、「彰子の性格」、「同僚の批評」の文章を解説していただきました。日記では、和泉式部、赤染衛門、清少納言についての評価について、なかなかきびしい見方も書かれており、今まで知らなかったことなので興味深く聴きました。先生は「人間というものは、千年経っても変わらないものなんですね」と話されていましたが、同感するとともに、平安時代の宮廷の人々が身近に感じられました。また、当時の表現に比べて、今の日本語の表現が単純化しつつあり、それにしたがって思考すなわち考えも幅が狭くなっているのではないかとの危惧も感じられました。心の中を表す奥深い表現をさまざまなエピソードを交えてお話しいただき、これまで「難しい」と思い込んでいた平安文学への関心も少し出てきました。 
 来年度のテーマや計画はこれからですが、多くの方々に入会いただき、一緒に歴史を楽しみたいと思っています。
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佐保神社本殿補修工事も大詰め

2025年02月08日 05時14分53秒 | Weblog
 

 今月2日(日)、加東市社の佐保神社が見える交差点のガソリンスタンドで給油をしました。このスタンドから佐保神社の参道の大ケヤキ、瑞神門、拝殿、そして、その奥の本殿が望めます。
 この日はちょうど冬の日が射し、その光の中に、拝殿の向こうの本殿の屋根が望めました。長い間屋根をすっぽりと覆っていた建て屋が取り払われ、本殿の姿が見えるようになりました。
 朝のウォーキングで佐保神社に参拝した際に、これまで建て屋があったので立ち入れなかった本殿の近くまで入れるようになり、補修された部材の部分や基礎部分の工事の具合を見ることができました。3月には工事が終わるとも聞いていますが、この補修によって本殿が補強され、江戸時代からの部材が生かされ、さらに歴史を積み重ねていくことができるようになります。
 工事中は拝殿に仮住まいの神様が補修成った本殿にお戻りになる日を楽しみにしたいと思います。
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夕日を浴びる電線のモズ

2025年02月07日 05時16分45秒 | Weblog
 

 

 4日(火)の夕方、日が西に沈もうとする頃、庭の木から、向こうの電柱の電線の方へ飛び移る鳥が目に入りました。
 電線に止まり、盛んに体位を入れ替えながら、さらに上の電線に飛び移るなどしています。カメラを手に取り、ピントを合わすのも一苦労でした。丸い体、長い尾が見えます。
 シャッターを押すと、夕日を浴びて、体、目、くちばしが光って見えました。くちばしの先が曲がっているのが特徴です。モズを見るのは、お寺の高い木の天辺など、高い木の天辺で周囲が見渡せる場所でした。今日も高い電線の上から周囲を見回しているようでした。
 
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ステラパークの「双子座」の石像が見つめる先に加西の善坊山が見える

2025年02月05日 04時26分53秒 | Weblog
 

 4日(火)の朝7時頃に、加東市社の社中央公園を歩き、ステラパークに入りました。まだ朝日の光は届いていませんでしたが、円形の芝生公園には、12星座を象った石像モニュメントだけが居て、静寂そのものでした。
 双子座の後ろを通り過ぎようとした時、ふと、2人の肩の間から、遙か遠くの青野ケ原台地の地平線上に三つこぶラクダの背のような形の善坊山が見えました。まるで、双子はじいっと善坊山を見つめているように見えました。
 丹波に源を発し、播磨平野を流れて,播磨灘に注ぐ県下最長の加古川の中流域に位置する加東市。その左岸は、河岸段丘地形になっており、田や集落が広がっている低地面、社の市街地がある中位面、そして市役所、ステラパーク、社中学校や社高校がある嬉野台地へと階段状になっており、さらにその東には、兵庫教育大学や嬉野台生涯教育センターがある高位面があります。
 加古川の右岸には青野ヶ原台地が広がっており、内陸にもかかわらず、左岸から見ると、右岸は長い地平線が続いています。その地平線から頭を突き出している特徴のある形の山が善坊山(加西市)なのです。左岸から見ると、善坊山との間を遮るものは何もありません。
 私も双子の像の間から遠くの善坊山を眺めてみました。写真の芝生公園の向こう側の真ん中あたりに写っているのが善坊山です。直線距離にして約13キロです。
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2月3日の三日月と宵の明星

2025年02月04日 04時43分12秒 | Weblog

 3日(月)の午後6時過ぎ、帰宅して見上げると、西の空に三日月と、宵の明星の金星が光っていました。
 日没後で、まだ関西電力送配電の社営業所の建物の屋上に立つ鉄塔、関電タワーのシルエットも見えます。手前の消防団の社分団詰所の赤色外灯も光っていました。
 2月は一年中で一番寒い日が続きます。明日から大陸の強い寒気団が張り出してくるとのことで、雪になるかもしれません。
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立春の庭ーロウバイから梅へ

2025年02月03日 05時19分36秒 | Weblog
 

 2日(日)は節分、明日は立春。暦の上では春です。しかし、今週には今季最強寒波がやってくるとの予報が出ています。2月は一年中でも一番寒さが厳しい時期であることは体がよく知っています。
 庭に出て見ると、春が近づいていることを感じます。まず、日の光が明るい。瀬戸内気候の播磨では、中国山地を越えてきた冷たい風が吹きますが、雪は滅多に降りません。青空が広がり、冬の日の光が明るく満ちています。
 その光に黄色いロウバイの花びらがまるで、昼間のLEDの電飾の花のように光り輝いて見えます。その透明な花びらが光を吸い込んでいるようです。
 そして、梅の木の枝についた蕾が膨らみはじめ、白い花びらを蕾の先にのぞかせてきました。その根元にはスイセンの白い花が咲いています。どんなに厳しい寒さが来ようとも確かに春を準備している庭の木や草花です。
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2月1日、早朝の新池でーアオサギ、シラサギ、カルガモ

2025年02月02日 05時29分40秒 | Weblog
 

 

 1日(土)の朝、7時30分頃。ウォーキングで加東市社の新池の堤へとさしかかりました。
 水が抜かれた池は、底の方に水が溜まっている状態になっていました。堤の内側の樋の辺りに鳥たちがいるのが目に入りました。
 まず、アオサギです。じっと水面を眺めているのか動きません。その先の水面には、数羽のカルガモが泳いでいます。ぐるぐる回ってエサをさがしているのでしょうか。右側の水際には、シラサギが立っていました。まだ、朝日の光が届いていない位置でしたが、その純白の姿はよく目立っていました。
 私の気配を感じたのか、2羽の鳥が飛び去っていきました。池の向こうには社の市街の家並みと関電タワーが望めます。冬の新池の朝でした。
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庭にやってきたのはメジロでした

2025年02月01日 05時41分49秒 | Weblog
 

 31日(金)、午後4時過ぎ、庭の柿の木に小さな鳥が飛んできたのが目に入りました。枝から枝を飛び回っていました。2羽いました。曇っていましたので,小さな黒い点のようにしか見えません。
 カメラで追いますが、一時として止まることなく、せわしなく飛び回っていました。その一瞬をとらえましたが、柿の枝でピントが合っていませんでした。しかし、目の周りの白い輪だけははっきり写っていました。メジロでした。
 やがて、梅も咲くでしょう。その時を楽しみにしています。
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東条湖の湖底に沈んだ在りし日の土井郷の風景

2025年01月31日 06時13分56秒 | Weblog
 

 今日は、鴨川ダムの建設される前の土井郷とダムが建設された鴨川の峡谷(写真中央)の写真を紹介します。
 この写真も絵葉書です。「永遠に湖底に沈む在りし日の土井部落」の風景です。今も東条湖の湖底には、土井郷に暮らした人々の生活の跡が残っています。渇水で水位が下がった時にその跡を見ることもありました。
 昭和50年代の半ば、私は教員として「東条ダムと嬉野台地の開発」をテーマに地域教材、単元の開発に取り組んでいました。家の近くにある「東播土地改良区」で資料をいただいたり、東条湖畔で食堂を営む元土井部落の立ち退き者であった藤原栄さんからお話を聞いたりしました。その時に、この写真と同じものを見せていただきながら、ダム建設と立ち退き者の苦悩、決断などのお話を聞きました。
 それから40数年が経ちますが、特別な思い出がある写真です。
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鴨川ダム建設工事の絵葉書写真

2025年01月30日 04時47分39秒 | Weblog
 



 今日は、建設中の鴨川ダム(東条ダム)の建設中の写真を紹介します。鴨川ダムは、占領下の昭和22年(1947)から建設工事が行われ26年(1951)に完成しました。戦後最初に農林省によって建設されたコンクリートダムで、その経緯は、この歴史ブログでも度々紹介してきました。
 その工事中の貴重な写真が絵葉書になっています。そのうち2枚を紹介します。ダムが建設された鴨川の峡谷、現場を下流の橋辺りから見たものと、鴨川の右岸、愛宕山から左岸の工事現場を見た2枚です。今から70数年前のダム工事の写真です。もう1枚は、2年前の夏、愛宕山からダムと左岸を写した時の写真です。
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昭和時代の絵葉書から-緑と青の東条湖、鴨川ダムのできる前の土井の風景

2025年01月29日 04時47分22秒 | Weblog
 

 昭和時代の東条湖の絵葉書を紹介していますが、今日は、その一枚、「奥東条湖より東播磨路を望む」と題された一枚を紹介します。
 鴨川ダムによって生まれた東条湖。その奥からダムの方角を望むと、遙かに東播磨(加東、三木)の平坦な高原とその向こうに六甲の山並みを遠望することができます。その広々とした景色は今も変わりません。満々と湛えられた東条湖の湖面の青は広い空の青を映したようでもあります。また、湖の周りは緑一色です。豊かな自然の青と緑の中に身を置くと、その雄大な景色に心も開放されます。
 もう一枚は、ダムができる以前の景色です。ダムが建設された峡谷は白の点線で示された場所です。湖底には在りし日の土井部落の家々、田や畑の姿を見ることができます。東条ダムを見る度にこの土井の風景写真が頭に浮かんできます。
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昭和時代の東条湖の絵葉書から-まさに仙境の絶景

2025年01月28日 05時23分38秒 | Weblog
 

 昨日に続いて、東条湖の絵葉書「LAKE TOJO 兵庫県立自然公園 東条湖」から東条湖の絶景写真を紹介します。
 絵葉書には、関西の仙境として観光で賑わった往時の風景を見ることができます。そこには、湖面に浮かぶ白鳥号やボート、播州清水寺のある御嶽山の風景がありました。
 その絵葉書のうち、「仙境」の名にふさわしい東条湖の絶景写真がありました。「鷲の巣窟」と「屏風岩」です。湖面からそそり立つ岩壁は、湖面から見上げても圧倒されるものでした。ダム湖ができる前は、鴨川が流れるこの峡谷に土井の集落があり、鴨川に通じる道がありました。ダム完成後に生まれた私は、その当時のことは知りませんが、おそらく想像を絶するほど高かったことでしょうね。
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東条湖の絵葉書に見る昭和時代の御嶽山と清水寺本坊

2025年01月27日 04時54分56秒 | Weblog
 

 兵庫県立自然公園「東条湖」の絵葉書「LAKE TOJO」の中の2つの写真を紹介します。鴨川ダム(東条ダム)の完成(昭和26年)によってできたダム湖が東条湖です。鴨川の源流にある御嶽山(552m)の山上の清水寺とともに一帯が兵庫県で最初の県立自然公園(昭和32年)に指定されました。
 清水寺は西国三十三ヵ所霊場の第25番にあたります。「西国三十三ヶ所観音霊場 終活の道」として日本遺産にも登録されています。
 その御嶽山を麓の下鴨川地区から見た風景、そして清水寺の本坊の正面写真が絵葉書になっていました。この絵葉書の制作年は不明ですが、東条湖が観光地として賑わった昭和時代のものであることは間違いないでしょう。
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冬の日の光のライトアップーロウバイの花と南天の葉

2025年01月26日 04時44分59秒 | Weblog
 

 25日(土)、朝から冷たい風が吹きました。昨日の春のような暖かさから真冬に戻ったようでした。
 それでも庭に射す日の光は明るく、南天の葉が紅や黄色に浮かび上がっていました。ロウバイの木もほぼ満開になり、透き通った花びらは冬の日の光に、まるで自分で光っている黄色のLED電球のようにも見えるほど目立っていました。まさに昼間の日の光のライトアップといってもいいほどでした。
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