昭和19年(1944)12月、社町常会の徹底事項に関する手書きのメモのつづきを紹介します。戦時下の地域生活の一端を知る貴重な資料です。戦局が一層厳しくなり、米の生産や徴用についての記述が見られます。「本年平年作というは対内宣伝」というメモ書きや「女子挺身隊」、「十七才の男子」などの言葉からも、そうした状況が伝わってきます。
(昨日のつづき)
一、酒米割当
社町割当 六一五〇石 (備考)(昨年割当 九二九二石)
一、供出米
責任生産制ノ再是正ノ止ムナキニ至ル
本年作柄ヲ平年作トイウフハ対内宣伝=(台湾 要塞化 朝鮮モ不作)
社町面積五三五町三反(反当二石一斗トスレバ実収二二四一石三斗ナリ)供出米ヲ除ケバ一千七八百石残米 要保有米四千七百石ニ対シ約三千石ノ不足トナル
三十五郡中 九郡-責任 十四郡-減免 三郡-報国供出
最不作 津名郡ハ六割減
加東郡ハ十二月十四日協定(割当)
◎イ 攻撃 → 防御 → 決戦ノ段階ニ入ル
女子挺身隊ト徴用 (農業要員ノ再検討)
◎△ 十七才ノ男子(自大正十五年十二月二日至昭和二年十二月一日出生) 数ヘ年ノ十八才
十二月二十日迄ニ届出ノ事 = 用紙ハ役場ニ有リ 印鑑持参 本籍地役場ヘ
(昨日のつづき)
一、酒米割当
社町割当 六一五〇石 (備考)(昨年割当 九二九二石)
一、供出米
責任生産制ノ再是正ノ止ムナキニ至ル
本年作柄ヲ平年作トイウフハ対内宣伝=(台湾 要塞化 朝鮮モ不作)
社町面積五三五町三反(反当二石一斗トスレバ実収二二四一石三斗ナリ)供出米ヲ除ケバ一千七八百石残米 要保有米四千七百石ニ対シ約三千石ノ不足トナル
三十五郡中 九郡-責任 十四郡-減免 三郡-報国供出
最不作 津名郡ハ六割減
加東郡ハ十二月十四日協定(割当)
◎イ 攻撃 → 防御 → 決戦ノ段階ニ入ル
女子挺身隊ト徴用 (農業要員ノ再検討)
◎△ 十七才ノ男子(自大正十五年十二月二日至昭和二年十二月一日出生) 数ヘ年ノ十八才
十二月二十日迄ニ届出ノ事 = 用紙ハ役場ニ有リ 印鑑持参 本籍地役場ヘ