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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和3年-佐保神社で現役兵入営奉告祭

2014年08月31日 05時27分15秒 | Weblog

 昭和3年(1928)、現役兵入営の奉告祭が佐保神社(加東市社)で行われています。入営するのは西垂水の人です。西垂水は佐保神社の西にある地区で、佐保神社の鎮座地をさがして一晩立ち明かしたといういわれのある立明し明神が祀られていることでも知られています。こうして入営、退営を氏神である佐保神社の社前で奉告したのですね。(写真は現在の佐保神社)

 

 昭和三年一月十六日

                  社 町 役 場

各区長 殿

  現役兵入営ニ付奉告祭及入営式挙行ノ件

明十七年午後一時社佐保神社ニ於テ現役兵入営奉告祭執行引続キ入営式挙行致スベク候条貴部内有志多数参列相成候様御伝達相成度此段及通知候也

   記

入営者氏名  西垂水  加古幸次

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昭和2年-元加東郡公会堂で道路愛護映画講演会

2014年08月30日 05時24分16秒 | Weblog

 先日、兵庫県社総合庁舎で道路愛護の知事感謝状、県民局長感謝状の贈呈式が行われました。県道沿いの花づくりや草引き、清掃などの自主的活動に長年取り組み功績のあった団体に贈られるものですが、道路愛護に関する戦前の資料があります。

 昭和2年(1927)、社町では道路愛護に関する映画講演会を元加東郡公会堂(現加東市明治館)で開催するとして、その案内通知が町長から各区長に出されています。道路愛護共進会という組織があり、各種団体への参加促進が依頼されています。

 

 社通第八七三号

    昭和弐年七月十三日

             社町長 松  本 兼 蔵

 区長殿

 道路愛護映画講演会ノ件

来ル本月拾八日午後七時半社町元郡公会堂ニ於テ道路愛護思想ノ普及ノ為メ活動映画講演会開催可相成ニ付道路愛護共進会参加団体員ハ勿論戸主会青年団員、在郷軍人、消防員、婦人会員其他多数聴講相成様一般ヘ周知方御取計相成度

右及御依頼候也

  主催  社町 上福田村 加茂村 滝野町 福田村 道路共進会参加団体

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昭和2年-元加東郡公会堂で海軍軍事講演会

2014年08月29日 03時46分41秒 | Weblog

 昭和2年(1927)、加東郡元公会堂(現加東市明治館)で、海軍軍事講演会が開催されています。講師には海軍大尉が招聘されており、その案内が当時の社(現加東市社)の雑書綴に綴じられています。写真は現在の明治館です。

昭和弐年五月十二日

                     社町分会長  向正利

        殿

  海軍々事講演会開催ノ件

来ル十七日午后七時ヨリ元郡公会堂ニ於テ海軍大尉内藤啓一殿ヲ聘シ海事思想普及ノ目的ヲ以テ講演会開催可致候条御聴講相成度此段及通知候也

 雨天ノ場合ハ順延ニテ実施可致為念申添候

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昭和2年-時の記念日の時計歴史展へ出展依頼

2014年08月28日 06時00分56秒 | Weblog

 昭和2年(1927)の社町社の雑書綴に全国時計歴史展覧会開催に向けて時計等の出展依頼の通知が綴じられています。6月10日は「時の記念日」で、兵庫県でも社町(現加東市)でもさまざまな行事が行われていますが、社町では花火の打ち上げ、消防の警鐘なども打ち鳴らされ、全家庭で時計を合わせるなどの取組がなされています。県では、時計の歴史展覧会への時計等の出展を依頼しています。その通知を紹介します。

社通第一〇八四号ノ一

 昭和二年五月十二日              社町長

各区長殿

 全国時計歴史展覧会開催ノ件

来ル六月十日ノ時ノ紀年日ヲ期シ時間尊重ノ観念ヲ高調セムカタメ別記要項ニ基キ本縣主催ノ下ニ標記展覧会開催相成候ニ付出品方御勧誘相煩シ度尚時ニ関スル参考資料有之候ハバ御寄贈又ハ貸与相願度此段照会旁及御依頼候也

     記

兵庫県主催全国時計ノ歴史展覧会要項

一、会場   神戸市明石町大丸呉服店六階楼上

一、期日   六月十日 時ノ紀年日ヲ中心トシテ同月七日ヨリ同十二日迠六日間

一、出品   全国各地ヨリ蒐集ス

         但シ運賃ハ本県ニ於テ負担シ出品物ニハ概要ノ解説ヲ附シ東海道三宮駅扱本県社会課展覧会係宛送附ヲ願フ事

一、□備    出品物ニ対シテハ解説書ヲ附シ会場ニ陳列スル外時ニ関スル参考図表等ヲモ一場ニ陳列シ一般ニ縦覧セシム

一、備考    出品人ニ対シテハ本県知事ヨリ感謝状ヲ贈呈ス

一、注意   時計ハ貴重品扱トスルコト

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昭和17年-家庭用油購入券の配布

2014年08月27日 07時56分50秒 | Weblog

 戦時中の配給では、家庭用油も配給でした。昭和17年(1942)7月、社町長から各区長宛てに家庭用油購入券の送付に関する通知が出されています。家族人数構成により購入券の配布が決められています。この通知には、各每の人数構成と購入券の枚数を記した一覧表が添付されています。例えば、社区(現加東市社)で見ると、一以上三人までは243枚、4人以上7人までは534枚、8人以上は141枚の合計919枚となっています。貴重な家庭用油を使って料理をしていたんですね。

昭和十七年七月二十三日

                   社 町 長  合 田 常 蔵

各区長殿

 家庭用油購入券送付ノ件

四月乃至六月分家庭用油購入券縣経済部長ヨリ割当有之候就ハ左記ノ通リ三人以下三合券一枚四人以上七人迠二枚八人以上三枚ノ割合ヲ以テ送附候条可然ク指定期日内ニ購入セシムル様交付相成度

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昭和16年-乳幼児と高齢者に衣綿の配給

2014年08月25日 04時48分39秒 | Weblog

 大東亜戦争開戦直前の昭和16年(1941)11月のはじめ、社町経済更正委員会から各部落区長あてに衣綿の配給に関する通知が出されています。冬を迎える頃、小さい子供と高齢者優先で綿を配給するというものです。

 

 昭和十六年十一月九日

                     加東郡社町経済更正委員会

各部落区長 殿

 衣綿配給ニ関スル件

今回首題ノ件衣綿配給割当致シ候条同封購入券御配布相成度此段及依頼候也

 但シ本購入券ハ満一才以下ノ乳幼児又ハ七十才以上ノ老齢者ニ御配布相成度申添ヘ候也

   一四枚

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昭和18年-海苔、北海いか、ちりめんの配給

2014年08月24日 06時56分26秒 | Weblog

 戦時中の配給に関する資料を紹介しています。来年は終戦70年の節目の年ですが、先の戦争の時代を体験された世代は少なくなってきています。私は占領が終わったあとの昭和28年生まれですから、占領時代のことさえ体験していません。ただ、小さい頃には身近に軍隊経験のある人をはじめ、戦時、占領時代を体験した人が多く居られ、そうした話を聞く機会も多かったように思います。しかし、今ではそうした機会もほとんどなくなりました。そうなると、こうした当時の資料から知るしかありません。教師時代に戦時中の国民生活についていろいろ資料を使って生徒に指導してきましたが、十分に知っていたわけではありません。こうして、一つひとつ資料を通して当時のことを記録に残しておきたいと思っています。

 今日は、昭和18年(1943)の資料で、海苔やいか、ちりめんの配給に関するものです。内陸部の加東(当時は郡、現在加東市社)では、このような海産物はなかなか回ってこなかったのでしょう。かなぎちりめんとはいかなごのちりめんじゃこのことだと思います。

 昭和十八年三月二十九日

                      社町長 合田常蔵

各部落会長 殿

 海苔並北海いか並かなぎちりめん配給ノ件

今回加東地方事務所ヨリ海苔一万三千百五十枚北海いか五十貫かなぎちりめん八十貫配給割当有之候就ハ隣保配給致ス可ク候条指定期日場所ヨリ購入ノ上左記配給基本ニ依リ配給相成度候

割当基本

(1)海苔一人当リ二枚の割 (2)北海いか一戸当リ三十七匁 (3)かなぎちりめん一戸当リ六十匁

 

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昭和17年-高野と海苔の配給割当

2014年08月22日 04時25分51秒 | Weblog

 戦時中の物資配給に関する書類を綴じた、社町社区(現加東市社)の購入券配給書類綴の中に、昭和17年(1942)10月に出された、高野(豆腐)と海苔の配当割当に関する通知があります。高野の配給にあたってはその経緯や割当家庭、海苔の配給に関する家庭人数每の枚数など実に細かい配慮で公平に配給が行われるようにされています。この通知には、各每に人口(4才以下を除いた)、高野の割当数、海苔の割当枚数の一覧表が添付されており、この割当にしたがって各部落区長は地区内でさらに分配するしくみになっています。

 

昭和十七年十月八日

          社町長  合田常蔵

各区長殿

   高野及海苔割当配給ノ件

首題ノ件左記割当票ノ通リ配給有之候就ハ高野ニ関シテハ昨秋大豆ヲ供出シ高野ト交換セル数多量ニアリタル為メ一般配給トシテ本町ノ割当配給無之交換セザル町村ノミ配給アリタルモ話合ノ結果他町村割当ノ一部ヲ分与ヲ受ケ配給スルモノナルニ付キ各ニ於テ昨秋交換セラレタル家庭ハ此ノ際遠慮シテ頂キ配給セラレ度海苔ニ関シテ配給割当方法ハ一才ヨリ四才ノ小供ヲ除外シ五才以上ノ者一人当リ一枚四分ノ割合ニ配給セルモ四人以下ノ家庭ニ五枚以下五人以上八人以下ノ家庭ハ七枚以下九人以上ノ家庭ハ十枚以下ノ割合ニテ円滑ニ配給相成度猶干瓢ニ関シテハ本町配給高全部デ一メ七百匁ニ付キ一戸当リ一匁四分ノ小量ニ付キ今回ハ農家多キ各ハ遠慮シテ頂キ社区ノ農家以外ニ配給致シ度御了知相成度販売所社食料品南販売所ニテ販売スルモ一本ニテ購入ノ上配給セラレタシ

 

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昭和12年-防空演習で燈火管制

2014年08月21日 05時11分10秒 | Weblog

 昭和12年(1937)9月15日、北支で日中両軍が衝突し、緊張が高まる中、県下全域で防空演習が行われ、燈火管制が実施されています。その通知が当時の社区事務所(現加東市社)の諸通達綴に綴じられています。現在では、防災訓練が行われていますが、当時は軍事演習が行われていたのですね。その通知とともに外灯などの処置についての通知が出され、スイッチの設置などを行うことが通知されています。

(防空)  昭和十二年九月十五日

                          社 町 長

区長殿

  外燈、門燈、軒燈ノ処置ニ関スル件

近時内外ノ情勢ヲ洞察スル時国土防衛上防空ノ必要愈々切ナルヲ思惟セラルル折柄、防空ニ関シ種々御配慮相煩シ其ノ御労苦ニ対シ御礼申上候

就而ハ標記屋外燈ノ処置ニ関シ警報発令ノ場合急遽之ヲ消燈スル如ク平素ヨリ準備スル必要有之ニ付当局ニ於テ電気会社ニ交渉ナシタル結果左記実費ニヨリ修復並ニスイッチ備付スルコトニ相成候条一般ニ御伝達ノ上早急処置ヲナス様御奨励相成度此段及通知候也

   記

1.会社負担無料外燈             無料

2.有料ノ外燈、門燈、軒燈          一個ニ付 二十五銭

3.メートル制ニヨル外燈、門燈、軒燈   会社ト協定価格ヲ決定ノコト

   

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昭和12年-郡公会堂で軍人を招き時局講演会

2014年08月20日 05時49分50秒 | Weblog

 昭和12年(1937)7月27日、元加東郡公会堂(現加東市明治館)で、軍人を講師に招いて、7月7日に起きた盧溝橋事件(北京郊外、日本軍と中国の軍との衝突)についての時局講演会が開催されています。主催は社町役場、後援在郷軍人会社町分会で、講師には姫路聯隊から歩兵少佐が派遣されています。事件が起きた直後であり、北支事変、支那事変と拡大していくことになりますが、こうした緊張感の中で開催されたものです。

 当時の社区事務所(現加東市社)の通達綴の中にその案内状が綴じられています。

 昭和十二年七月二十六日

                        社 町 役 場

区長殿

学校長殿

団体長殿

   時局講演会開催ノ件

日支一触即発ノ危機ハ俄然北支ニ於テ点火セラレ挙国一体此ノ難局ニ当ルベキ秋ト相成候就テハ此ノ際事件ノ正シキ認識ニヨリ愈々其ノ実ヲ挙ゲ度今回姫路聯隊区司令部ヨリ講師ノ派遣ヲ乞ヒ左記ノ通リ時局講演会開催可仕候条時局柄御部内一般ニ周知ノ上多数御来聴相成様御配意相煩度此段及通牒候也

(区長殿ヘ)同封ノビラ乍御手数各戸ニ御配布相成度願上候

     記

日 時    七月二十七日午後七時

場 所    社町元郡公会堂

講 師    歩兵少佐  大島護 殿

    主催  社町役場

    後援  在郷軍人会社町分会

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山国の観音堂前で初盆供養

2014年08月19日 05時19分08秒 | Weblog

  

 18日(月)の夜、加東市山国の観音堂前で盆踊り、花火大会が行われました。初盆供養の伝統行事として大切に続けられている行事です。

 会場では、地区役員さんをはじめ、老人会、女性会、子供会、消防団など地区の皆さんが総出で、駐車場案内、司会進行をはじめ、恒例のおでん、ポップコーン、かき氷などの接待に汗をかいておられました。
 観音堂前の櫓では、子供会の子供達が順番に太鼓や鉦をたたいて踊りを盛り上げました。他地区では大人がたたくのですが、山国地区では子供会ががんばります。

 観音堂の中に入ると、お年寄りと小さな子供達が観音様を拝んでいました。地区役員さんによれば、観音像をお寺から背負ってこのお堂に移して祀った、という体験談を地区の古老から聞いたことがあるということでした。

 そのお堂の屋根の上高く、夜空に大きな花火が開きます。台風11号以来、雨が続いて盆踊りが中止になった地区もあるなか、心配された雨も降らず、今年も初盆供養の盆踊りが盛大に行われました。

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昭和11年-神社の樹木愛育を通知

2014年08月18日 05時19分59秒 | Weblog

 昭和11年(1936)の社区事務所(現加東市社)の諸通達綴の中に、神社の樹木の愛育に関する通知が綴じられています。鎮守の杜として神社の樹木は今も大切にされていますが、戦前、その愛育について県の学部部長からの通知を役場として出しています。通知によれば、神社の樹木の伐採許可願いが多く出されていることに対して樹木の保全を普段からきめ細かくやるように、といった内容になっています。鎮守の杜のもつ役割を精神性や環境面から評価し、その愛育保全に努めるようにという通知です。今の社会にも通じますね。

社通一第二七四二号ノ一

 昭和十一年十二月五日         社 町 長

各区長 殿

  神社境内外樹木愛育ニ関スル件移牒

標記ノ件左記ノ通リ通牒有之候ニ付御配意相成度及通牒候也

  左記

                         学務部長

写 各市区町村長 殿

近時神社境内外樹木枯損ノ故ヲ以テ伐採許可出願ノ向多キヲ加ヘタル哉ニ被認候処神域ノ樹木ガ神社ノ森厳ヲ保持シ衆庶ノ崇敬心ヲ振起スルニ欠クベカラザルコトハ絮説ヲ要セザル處ニ有之又市街地ニ於テハ神社ガ緑樹地帯トシテ保健衛生及情操涵養上ニ寄与スベキ必要今後一層増大可致筋合ニモ有之候条境内外樹木ノ愛育ニ付テハ一層御留意相成候□□度此段及通牒候也

追而境内外樹木保育管理上ノ一般注意事項左記ノ通ニ付御参考ニ資セラレ度猶県社以下神社ニ対シテハ市区町村長ニ於テ可然御示達の上御配意願度申添候

   記

樹木周囲ノ土地ヲ踏固ムルコトヲ避ケテ根部ノ衰弱ヲ防止シ特ニ凹部ニ於テハ樹木ニ注意シ衰弱ノ兆アル樹木ハ勿論老木ニ対シテハ置土施肥ヲ行ヒ精力回復ヲ計リ□□害虫菌ノ浸入ニ注意シ被害当初ニ駆除スル様努メ更ニ必要ニ応ジテ囲柵を設置シ枝条ノ枯損等ノアル場合ハ速ニ樹枝ノ截断除去或ハ防腐消毒等適宜ニ処置ヲ講ズルコト

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昭和19年-新入生優先で和傘の注文券配布

2014年08月17日 05時04分22秒 | Weblog

 終戦から69年が経ちました。毎年終戦の日が近づくと当時を振り返る話題がテレビなどで放送されます。しかし、当時のことを体験として語ることができる人は年々少なくなってきます。ただ、私達は当時のことを記録した文書などで知ることもできます。この歴史ブログでは、当時の地区の記録文書を紹介してきていますが、今日は昭和19年(1944)の3月、傘の注文券の配当に関する役場からの通知を紹介します。当時は和傘でした。私も小さい頃は和傘が普通にありましたし、学校の置き傘は和傘でした。この和傘も物資不足の中で、新入生を優先として配当されていたことが分かります。

 昭和十九年三月八日

                    社町役場

各区長 殿

 第一回和仐註文券配当ノ件

標記ノ件第一回和仐註文券配当送付候条 学童用ハ新入生ヲ優先的ニ取扱ハレタシ 此段及送付候也

  記

基礎 戸数及人口ニ対スル 社町ヲ中心トスル行程

  五三 枚

 

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昭和17年-乳児や高齢者優先に中入綿の配給

2014年08月16日 06時40分48秒 | Weblog

 昭和17年(1942)、どてらなどに入れる綿の配給が行われています。当時の社町社区(現加東市社)の配給関係書類綴に綴じられた通知を読んでみると、数量が少ないため、満1才未満と60才以上の高齢者を優先して配布するように、と記されています。

 昭和十七年九月二十五日

                  社 町 長  合田常蔵

各区長殿

 中入綿配給割当購入券送附の件

今回加東郡繊維製品小売商業組合ニ中入綿入荷仕り候モ非常ニ数量少ナク県ノ指示ニ依レバ満一才未満及六十才以上ノ老令者ニ先取権ヲ与ヘ是非共必要トスルモノニ交付スルモ一戸ニ対シ百匁以上配給スルコトヲ得ズトアルニ付キ貴族取リマトメ購入ノ上右ノ旨充分考慮ノ上配給セシメラレ度購入店ハ指定店ニ於テ購入セシメラレ度

    記

貴割当量    九貫六百匁

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今年の蓮

2014年08月15日 06時12分00秒 | Weblog

 台風11号が兵庫県を通過した10日の朝咲いた我が家の蓮。風雨に耐えて、翌朝にはその純白の花びらを広げて咲いてくれました。脚立を立てて、上から覗いてみました。今年は葉も背が伸びて一段と大きく成長しました。八重の白い蓮。記録しておきたくなりました。

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