兵庫県河川整備課設置80周年記念として発刊された『ひょうご水百景』(兵庫県県土整備部土木局河川整備課、平成2年3月刊、A4判、434ページ)のことが「兵庫ジャーナル」5月25日付に紹介されていました。さっそく、当局に問い合わせ、手にしてみると、この冊子は、県職員だった松本幸男氏が退職後に県内各地の河川の構築物や景観などを取材し、その歴史、文化などを調べて紹介する地道な活動の成果を80周年を機に県がまとめて発刊されたものでした。1ヶ所4ページにわたり、貴重なカラー写真や地図、解説が書き込まれています。
加東市では、加古川水系中流部の闘龍灘(上滝野)が取り上げられており、奇岩の景色とともに加古川舟運の歴史、鮎の伝統漁法である筧漁などが紹介されていました。全部で100をこえる河川、ため池、ダム、堀など水の景色、構築物が紹介されており、本当に貴重な一冊となっています。