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古い写真の中に、社小学校にあった奉安殿の前で撮影した一枚がありました。写っている生徒や先生等の中に誰か知っている顔はないかと舐めるように見ました。すると、私が小学生だった昭和40年頃の校長先生の顔を見つけました。岸本格先生です。この写真は、昭和10年代はじめの頃のものですから、岸本先生は20歳代だったんでしょうか。
奉安殿の前に植わっている松の木は立派な枝ぶりです。そして、背後に見える校舎の屋根は、本館が建てられる前にあった校舎で、私が在校した頃には、この場所には2階建ての本館があり、当時は一番北にあった古い平屋の校舎で、1年生の教室になっていた建物だと思います。本館が竣工したのは昭和13年ですから、この写真は、奉安殿か建てられた昭和10年から、本館が建てられた13年までの間の写真であると考えられます。
以前にこの歴史ブログで紹介した昭和10年に社小学校で開催された展覧会の案内の中にあった展覧会会場図を見ると、門を入って正面に奉安殿があり、その北側に校舎があります。その校舎が写っているということです。
ずいぶん昔の写真のように思ってしまいますが、わずか90年ほど前の社小学校の風景です。確かにこの場所で、この時があり、人々が居た、と思うと感慨深いものがあります。