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30日(土)、午後6時頃、五峰山の方角の空には大きな積乱雲が立ち、沈まんとする夕日の赤みを帯びた光がその雲を照らしていました。
昼間の猛暑が少しやわらぎ、田圃の稲の緑がその濃さを増す、真夏の夕暮れの何とも懐かしい景色を眺めながら加東市上田の正覚坊こども園へ車を走らせました。
園には、浴衣姿の親子や家族が集い、じぞう祭りの行事が行われました。片山園長先生が子供たちにお祭りの意味をやさしく語りかけられました。お地蔵さんはお釈迦様のお弟子さんだったことや、いつも子供を見守って下さっていることに感謝し、みんなでお礼をささげ、楽しく過ごす祭りですよ、と。
園児の代表が、お地蔵さまに灯を献げ、お花を献げ、お水を献げる儀式を行い、みんなでお祈りの言葉を献げて、歌や踊りを披露しました。
じぞう祭の度に思うことは、幼い頃にこのような宗教的情操を育む機会があるということは本当によいことだと思います。お地蔵さまへの感謝の気持ちは生涯忘れることなくその祈りの言葉や所作とともに生き続けることでしょう。そして、その姿を見つめる親やおじいちゃんおばあちゃんの表情にも何ともいえない笑顔がありました。
会場には園児がつくった飾りが地蔵祭の提灯とともに飾られていました。お寺の屋根のはるか上には夕日に照らされる入道雲が立っていました。