ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

上鴨川住吉神社神事舞ー神戸新聞一面を飾る

2017年10月30日 05時29分07秒 | Weblog
 

 台風接近の日曜日、うっとうしい気分で迎えた朝、その気分を一変させてくれたのが、神戸新聞の一面でした。加東市上鴨川の住吉神社の神事舞の写真とともに「闇夜に浮かぶ中世の舞」の見出しで大きく掲載されているではありませんか。神戸新聞の「新五国風土記」の第3部祭礼の大河、北播磨、東播磨の加古川流域の祭礼や風習、食を訪ねるシリーズの第1回として紹介されたものでした。3面には一面にわたって、「集落一丸で守る宮座」のことが写真とともに詳しく紹介されています。
 毎年宵宮には、この神事舞を見るのが楽しみで訪れていますが、今年は自分の地域の佐保神社の宵宮と重なってしまい残念ながら見ることができませんでした。しかし、こうして、兵庫五国の貴重な宝として新五国風土記に取り上げられ、あらためてその価値を広く県民、読者に知ってもらうことができました。
 この歴史ブログでも毎年祭りのようすを紹介してきました上鴨川住吉神社の神事舞は、昭和38年(1963)に兵庫県の重要無形文化財に、そして、45年には国の無形文化財、52年国の重要無形民俗文化財に指定されている貴重な民俗芸能です。また、本殿は昭和35年に国の重要文化財に指定されており、創建は鎌倉時代で、その後室町時代に再建されたという古い歴史を持ち、昭和45年(1970)に解体修理が行われました。昨年、46年ぶりに保存修理が行われました。「中世の記憶」を今に継承している上鴨川住吉神社の神事舞。神戸新聞を読んで居られない皆さんにはぜひご一読いただきたいと思い、今日は紹介しました。。この歴史ブログでもご覧ください(ふるさと加東の歴史再発見 上鴨川住吉神社 神事舞 で検索)
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