28日(水)、県議会の産業労働常任委員会の調査で、丹波篠山市の福住地区を訪れました。廃校になった福住小学校の校舎を地区活性化施設「SHKUBAふくすみ」として活用し、教室をギャラリーやカフェ、オフィス、歴史ライブラリー(※古い街並みのジオラマも展示、写真)、木綿ラボなど、「みんなでつくる、文化と暮らしの学校」が入り、多彩な活動を展開しています。福住地区は、古くから宿場町として栄え、古い建物が今に伝えられている国指定の伝統的建造物群保存地区となっており、学校の廊下からの眺めにも古い街並みを見渡すことができます。この町に都市部からの移住者を呼び込み、学校を「創造的職人」が集まる新しい文化拠点につくりかえているものです。そもそも学校はまちの文化拠点でしたが、今、福住では、古い文化と新しい文化が融合する創造的な文化の発信地と生まれかわっているようでした。
そんな学校の校門を入った正面に、二宮金次郎像がありました。嬉しい出会いでした。裏の銅板には、建立年の昭和32年、寄贈者の名が刻まれていました。また、本陣跡の石碑がかつての宿場町の繁栄を伝えていました。施設を案内して下さった役員の方は、70歳を過ぎていらっしゃいましたが、この校舎が建った時に6年生だったので、1年間だけこの校舎で勉強しました、と話されていました。
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