ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

佐保神社秋まつり-勇壮な太鼓屋台

2017年10月09日 06時11分01秒 | Weblog
 

  

 8日(日)は佐保神社秋祭の本宮。昨日の雨がうそのように朝から晴れ渡り、強くまぶしい日が射していました。
 8時30分、加東市社の上組(かみぐみ)屋台倉には各町内から約100名の担ぎ手が集まり出発式を行い、9時前には巡行に出発しました。
 10時15分から商店街で子供曳きが行われ、多くの子供や家族が屋台を曳きました。10時45分には田町通りの入口、加東市商工会館前に神輿2台、新町、上中、上組、下組の4台の屋台が勢揃い。連なって田町通りを巡行。そして社環状線を通り、銀座通りへと豪勢な巡行を披露。沿道には屋台を見ようと多くの人出がありました。みなと銀行前では上組が伊勢音頭で練りも披露しました。
 休憩のあと、12時45分には宮に向けて出発。午前の巡行とはちがってこの時点から伊勢音頭で練りながら進み、宮入りに向けて気分が盛り上がっていきます。午後1時、神輿を先頭に佐保神社境内への宮入りが始まりました。新町、上中に続いてわが上組屋台が宮入し、境内を威勢良く練りまわり拝殿前に据えました。
 宮入りが終わると、境内では少年剣道大会や大門地区の獅子舞が披露されました。午後2時30分神輿が下向、拝殿前に4台の屋台が整列し、一斉4台練りが行われました。伊勢音頭を5番まで唄いながら4台の屋台がその場練りで激しく勢いよく練ると、境内で見守る人から盛大な拍手が湧き起こりました。4台練りが終わると、新町から順に下向していきました。上組屋台も下向し、下組屋台が組境にあたる社商店街銀座通りの入口まで見送ってくれました。ここで総取締役が互いに挨拶を交わし、来年の再会を約して別れました。
 倉へもどる際にも子供曳きを行いました。途中、老松町の依藤商店で冷水の接待を受け、午後4時前には無事倉におさめることが出来ました。こうして、宵宮、本宮での上組屋台の務めが終わりました。太鼓は氏子、地域住民の結束のシンボルであり、先人から受け継いだ大切な地域の歴史・伝統文化です。今日曳いてくれた幼い子供達がやがて成長してもこの太鼓を担ぎ、守っていってくれることを祈るばかりでした。
 
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