昨日のTBSドラマ・オールドルーキーに国枝慎吾選手が出演することもあって、晩御飯を早く済ませTVの前で国枝さんが、いつ出て来るかと待ちわびていたのです。
ドラマのストーリー自体は、パラアスリートが抱える厳しい現状がリアルに描かれていて、スポンサー無しでの海外への遠征費用を自費だけでは不可能な現実を突き付けられ、支援して貰ってる企業からのプレッシャーや、障害者雇用の問題、車いすメーカーさんとの深い関り方、パラアスリートのマネージメントの難しさなどもシビアに表現されていた。
主役の福山翔大さん演じる吉木修二は、とても良かっただけに、周りの俳優さんたちの演技があまりにもクサすぎて、昔の青春ドラマを見ているようで演出家の明らかなミスでしょうね。暗いニュースばかりの世の中で、ドラマぐらいあっけらかんとしたオーバーアクション気味でもという創りての安易さを感じる。個性派の綾野剛さんは、おちゃらけなパパ役は似合わない気がする。ちょっと中途半端な感じがしました。
国枝選手は、いつもと変わらず車いすテニスのプレーに集中され、短いシーンの中でも全力で存在感が漂う迫力のある動きを披露しておられたようです。欲を言えば、もう少し出る場面を見たかったのが私の本音です。
車いすメーカーの「OXエンジニアリングさん」やテニスラケットの「ヨネックスさん」も長年、国枝選手を支えて来られた企業さんで、お互いに win-win の関係で良い宣伝になったと思われます。