2月13日~18日
行って来ました、モルディブGT。
そして、至高のGTをキャッチしました!!
今回の遠征メンバーは、村越さん、金田さん、一戸さん、山本さん、浅野さん、石井さん、マレーシアから参加のラムさん、市ノ川さん、そして僕の総勢9名と大所帯です。
今回はモルディブの南部、南マーレ環礁とフェリデュー環礁を攻める予定で出発。
1日目
昼過ぎに成田を発ち、コロンボで乗り継ぎ。モルディブのマーレに着いたのは、約12時間後の現地時間で夜の21時ごろ。
6年ぶりのモルディブ。 長いフライトも、これからの楽しさを想い、頑張って乗り越えました。
飛行機を降りると、一気に南国特有の湿気を帯びた熱気に包まれる。 この瞬間が僕は大好きです。
空港からドーニー(小型船のこと)に乗り込み、沖に停泊しているサファリボートへ移動。この日の行程はここまで。 モルディブは暗礁だらけで、基本的に夜は走らない。
これからこのサファリを母船として、4日間の船上生活が始まりです。
2日目
早朝、サファリボートはマーレを発ち南下。ドーニーが1艘随行します。
昼過ぎに南マーレ環礁のポイントに到着。
今回のフィッシングスタイルは、サファリボート班とドーニ班の二手に別れて、釣りをする予定。
釣り的には小回りの効くドーニが有利。 一方サファリは、釣りをしようが昼寝しようがご自由にのリゾート気分。これはこれで魅力的。 半日交代で船を乗り替わる予定だ。
メンバーはシニア組みとヤング組みに自然と分かれました。(笑)
昼食後、いよいよモルディブでのGTフィッシングが始まった。今回はどんなドラマが待っているのだろう・・・
【75ftのサファリボート。屋上からのキャストは気持ち良すぎです。 船内には個室キャビンが6室ある】
僕らシニア組みは、当然の如くサファリからのスロースタート。
南国の強い陽射しと、果てしなく美しい風景に包まれ、GTルアーをキャストするだけでも幸せです。
肝心のGTは・・・予想外に苦戦。 ルアーへのアタックが殆ど無い。
夕方戻ってきたドーニのヤングチームは興奮気味。 初日の釣果はドーニの圧勝でした。
【ドーニー&ヤングチーム。ポイントをタイトに攻められるドーニの圧勝です。】
夜はインリーフの静穏な海にアンカーを打って停泊。
夜遅くまで、みんなの釣り談義に花が咲く。 ビールを飲む者、傍らでナイトジギングを楽しむ者。
サファリの夜は、底抜けにやわらかく更けてゆく。
【サファリの夜は豊かな時間だけが過ぎてゆく。糸を垂らせばギンガメやチビキなどが竿を絞り賑やかだ。】
3日目
不調気味の南マーレ環礁を見切り、午前中は釣り無しで一気にフェリデュー環礁へ移動。
昼にフェリデューの北端に到着。 唸るような、さらなる美しい景色が我々を向かえる。
午後から釣り開始。 僕はドーニに乗り込む。
なかなか上手いキャプテンだ。 GTフィッシングを良く理解しているのが分かる。
開始早々、僕にGTヒット! が、ファイト中にフックオフ・・・!
その後、他のメンバーが順調にGTキャッチするなか、僕だけ取り残されてしまった・・・
【シニアチームも順調にキャッチ。さすが円熟のGTフィッシング。安心感がありますね。】
夕方近く、やっと僕もGTキャッチ。 いやいや、バレないで良かった。 一人だけ出遅れると皆も気を使うものです。(笑) 僕だけでなく、他のメンバーもホッと安堵した事でしょう。
GTの活性はやや低い感じではありますが、全体ではGTの数は伸びだした。
【サブターゲットのカスミアジ。綺麗です。】
この夜、僕は前半の不調を払拭すべく、全てのラインシステムを交換したのでした。
4日目
早朝から、僕たちシニアチームはドーニで出発。 良い感じで潮が流れている。こうでなくっちゃネ。
それでも、滅多やたら何所でもヒットする事は無く、出るべく所でしか出ないという、GTゲームとしては面白い展開だった。
【名も知らぬ小島に上陸してのライトゲーム。天国フィッシングです。】
昼にサファリへ戻り、昼食後、全員で近くの小島に上陸。砂だけの小島で周りにリーフが広がっている。
腰まで海に立ち込み、シーバス用のトップルアーを投げれば、コーラルフィッシュが次々とヒットしてくる。
村越さんが遥か彼方のリーフエッジまで出て、胸まで海に浸かってGTルアーを投げ込み始めた。 オイオイ、ショアGT始めたぞ。
そして、なんとなんと、見事GTをヒットさせキャッチしたのだ!
これにはみんなビックリ。 僕もGT初めて10年以上になるが、まさに衝撃の出来事。
いきなり、ショアGTフィッシングという、ごく限られた人しか出来ない、そしてやらない釣りを披露してくれた。 さすがプロフィッシャーマンだ。
しばしのオカッパリを楽しんだ後、全員サファリに戻り、そしてヤングチームはドーニで午後の部に出掛けて行った。
サファリにはシニア3名のみ。 ゆったりとシエスタタイム。
サファリは先程の小島のそばに停泊したままだ。
夕方には潮が引く。 夕マヅメのショアGT・・・ 誘惑は頂点に。
【ショアGTの舞台となった砂だけの小島。そこには素晴しい自然しか存在しなかった。】
16時。村越さんと僕は、クルーに頼んでテンダーボートで再び例の小島に上陸する事にした。 金田さんはパス。
狙いは、「ショアGT!」。
僕にとって勿論初めての釣りだ。 大いなる不安とチャレンジ魂が駆け巡る。
白いシャローの先、青々としたリーフエッジまで4~500mはある。 二人で真っ白い砂底のシャローを、ザブザブと進む。
まだ胸近くまで水深があるが、リーフエッジまで届く距離まで出られた。
期待と不安の交錯したまま、ムラムラポップを投げ込む。
上半身だけでGTルアーを投げるのは、それなりのテクニックが要ることを実感する。
ほぼ目線の高さで、投げ込んだポッパーが水面で踊る。
人工物の一切ない最高のロケーション。エンジン音も何も無い。 風が吹き渡り、全てが美しすぎる。
ここに居るだけで心が洗われる。
しかし、そんな美しさに心を委ねている余暇は無かった。
いきなり、熱狂の幕が開いたのだ!
投げ込むポッパーに、ドカンドカンとGTがアタックしてくる。
何発目かのアタックで村越さん、フックアップ成功!
GTロッドが思いっ切り絞り込まれている。
直後、僕もフックアップ成功!
ダブルヒットだ。
見渡す限り僕ら二人だけしか居ないリーフエッジで、その二人が同時にGTとファイトするシチュエーションなんて想像した事すらなかった。
GTのファイトは、今まで経験してきた船からのそれとは全く別物。 桁違いに強烈だ。
引きがシャープで、そして強い。 ボートからのキャスティングで釣るGTの5割り増しぐらいは強くて、根ズレ率は10割増しだ。
船自体がかなりショックを吸収していたようだ。 勿論船のフォローも無い。
腰から下が水中のため体重は効かないし、しゃがむ事も、寄り掛かる所も、掴まる物も何も無い。
水の中で自由自在に動けるGTと、全く自由の利かない人間との対決は、GT側に相当のアドバンテージを与える事になる。
一度でものされて前のめりになったら最後、態勢を立て直すことは不可能だろう。
僕は、今までの経験と感性のみを頼りにGTと渡り合い、チラつく根をかわし、そしてGTを寄せ切ることが出来た。
ショアGT、キャッチ!
嬉しすぎます。
ファーストGTをキャッチした時と同等の喜びを噛み締めました。
村越さんと最高の握手を交わす。 全てのモノに感謝を込めたような握手だった。
ほんの1時間ぐらいしか出来なかったが、二人で15発ぐらい出した。
こんな素晴しいロケーションで、こんな最高の釣りを経験出来た事に、感謝以外の何物もありません。
村越さんのルアーには、どう少なく見ても30kg以上、恐らく40kg前後のGTが猛烈なバイトを何度も演じたが、フックアップには至らなかった。あれが掛かったら凄かっただろうな。
残念と言うほどではないが、二人とも防水カメラを持っていなかったため、映像は無し。
でも、僕は記憶だけで充分です。
5日目
本日で釣りは最終日。
早朝を期して、再びショアGTを狙って小島へ渡る。
村越さんと僕との他に浅野さんが加わり、そして今日はカメラマンとして市ノ川さんがムービーを持ち込む。
昨日のような爆釣劇を期待して・・・
【ショアGTを終えて大満足の図。実釣写真は市ノ川さんがもっている筈。】
他のメンバーは、ドーニーでノーマルなGTフィッシングへ向った。
僕たちは、昨日と同じポイントに入る。
暫らく3人で並んで投げてたが、昨日のようなバイトが出ない。 徐々に移動しながら魚を探す。僕以外の二人とカメラはリーフエッジを左へ移動し、僕は一人で右へ移動しながらGTを探す。
やがて僕の方に鳥が集まりだした。 ベイトっ気が一気に出る。 チャンスか!?
いきなり僕のポッパーにGTが出たが、フックアップならず。
直に投げ直すと、ドバンと一発で出た!
フックアップ成功!!!
大声で「ヒッート!」と叫ぶ。 二人+カメラマンは4~500m離れている。聞こえただろうか?
2度目のファイトなので、気持ちの余裕はあったが、手強さに変わりは無い。
一進一退のファイトの途中、ガリガリっと根ズレの感触の後、ピタッと動きが止まった・・・
根だ!
即、ラインテンションを緩めたりしたが、ダメだった。
暫らく様子を見たり、放置したが出てこない。 最後に強引に勝負したが・・・リーダーブレイク。残念。
二人がこちらへやってきて、投げ込む。
村越さん即ヒット。 根にやられる。 この辺は明らかにリーフが荒い。
浅野さんもヒット。 こちらは無事キャッチ。 オメデトウ!!
改めて、ショアGTの難しさを知らされました。
今回のGTフィッシングはここで終了。
全体にGTの出は渋めでしたが、なんのなんの、これだけ思い出深いGTフィッシングもありませんでした。
何しろ、ショアでGTキャッチです。 コモドのファーストGT並の、僕にとってモニュメンタルなGTキャッチでした。
【今回もメンバーに恵まれて、楽しいフィッシングツアーとなりました。皆さんまた行きましょうね!】
今回も遠征メンバーに恵まれ、大変楽しい釣り旅行が出来ました。
また、今回も遠征をコーディネイトしてくれた、フィッシングプランニングオフィスの市ノ川さんには、毎度ながら大変お世話になりました。
そして、何よりもショアGTという、普通では経験し難い釣りを体験させてくれた村越さんと、その舞台となったモルディブの素晴しい自然に大感謝です。
有難うございました。
ご挨拶は早急にが鉄則なのでご了承ください(普段は失礼なヤツですが、、、。)おかげさまで、今回も非常に楽しい遠征となりました。ショアGT流石です。オイラは最近、諦めなけれければイケナイ事が多くなり、行動すると助けを借りないといけない始末、、、。また、御一緒してください。
二日遅れで、やーっとブログ書けました。すでに記憶が曖昧です・・・(笑)
今回もお陰様で大変楽しい遠征になりました。
ありがとうございました。
ジローさんがメキメキ腕を上げて行ので、隣で投げていても大変嬉しいものです。
またご一緒しましょうネ!!
色々ありがとうございました!!
大変、勉強になり感動の遠征でした。
ぜひ、また、御一緒にお願いします。
変態、ジローさんもまたの再会を楽しみにしています。これからは、このブログも
楽しみに拝見させていただきます。
次は、いついきましょう なんちゃって
来年までお預けですが!!
本当に短い人生ですよね。
これでも正義感だけで生きた気がするのですが、どうも悪いことばかりが重なりますね・・・。
やっぱりキャプテンとは頭の構造が違うということで実感・・・。
バウのベッドで昼寝してるだけで満足しそう!
どうもお疲れ様でした!
”大田組”のGTに向うテンションは、本当に素晴しかったです。
お陰で、大変楽しいツアーとなりました。 感謝、感謝です。
つたないブログですが、ボチボチ書いてます。僕のボート名が「シーブレイン」なので、シーブレってHNでやってまっす。
ここには、ジローさんもよく遊びに来てくれますよ。
是非、また行きましょうね!
魚の大小はあれど、釣りの楽しさはみな同じですよ。
要は、その時を楽しむかどうかですね。
でも、流石に今回は悩みました。一応ね・・・(笑)
人生に悪い事は起らないって考えれば、万事OKです。
時間を作って、一緒にポカーンと釣りに行きましょうね。
そうなんですよ、朝から晩まで、何から何まで綺麗なんですよ。
どうなってんですかね、モルディブって国は・・・?
昼寝だけで、本当に満足できます。
そういえば、チッコイカジキが一人で狂ったようにテールウォークしてました。
モルディブ釣行羨ましいです。
釣行記の途中までモルディブも終わったのか… と思いましたが、ショアからそれだけ楽しめる場所あるのは非常に羨ましい限りです。昔知ってればショアばっかりやってたかも!?
ジョシビズリィもそうだったんですが、あの楽園の景色で立ち込んでると正に非日常ですよね。
私はさすがにモルディブって訳にはいかないんで、伊豆のショア青物~せいぜい奄美・沖縄で頑張ります。
あっ…何処か行きたくなってきちゃった!!
海も綺麗だし、サファリボートも快適そう!
近々一杯やりながら生の話し聞かせてください!!