シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

雪山用カメラ

2016年01月12日 00時47分45秒 | カメラ・写真


先日の八ヶ岳でのこと。コンデジのバッテリーNGとなり、急遽スマホカメラを投入することとなった。
経緯は以下の通り。

僕は山行には、CANON PowerShot S120というコンデジを使ってる。
この機種は、焦点距離24-120mm、マニュアル撮影可能と、風景から屋内まで非常に使い勝手の良いカメラです。
正直、デジイチの出番を食ってしまうほど出来が良い。

ところが、先日の八ヶ岳では、出発直後の数枚は撮れたものの、氷点下のなか2時間歩いた後に撮影しようとしたら、バッテリーゼロで撮影不能。このカメラ、低温には滅法弱いのが発覚した。
もちろん、前日にフル充電してあります。

暫らく内ポケットに入れて体温で暖めるとバッテリーがわずかに復活し、だましだまし数枚は撮れるという状態でした。

急遽スマホカメラを投入したものの、僕のスマホは防水仕様のくせに、タッチパネルに水滴が付くと殆ど言うことを聞かず、いちいち画面を拭きあげないと使えないというこれまた厄介な代物。
ゆえにアウトドアでは非常に使いづらいのだ。


スマホとコンデジの両機で、同じ場所を撮影した画像があった。
それぞれの写真を100%の等倍に引き伸ばして、画質を較べてみましょう。
ちなみに、オリジナル画像は↓これね。(コンデジ撮影版)



先ずはコンデジ。
PowerShot S120 撮像素子は1/1.7型で1210万画素  


次はスマホ。
AQUOS PHONE ZETA SH-02E 撮像素子は1/2.3型で1630万画素。



その差は歴然。コンデジの圧勝です。
一般的には画素数が多いと綺麗に撮れると思われがちだが、センサーサイズの違いは絶大。
センサーのサイズが変れば、カメラのクラスも変ります。
分かりやすく例えるなら、センサーサイズは絵を描くときの画用紙の大きさ。画素数は画用紙の上のマス目の数。
いくらマス目の数を細かくして増やしたところで、元となる画用紙が小さければ精細な絵は描けませんよね。

両機のセンサーサイズは コンデジ1/1.7型(7.6×5.7mm=43.32)> スマホ1/2.3型(6.2×4.6mm=28.52)で、コンデジの圧勝です。
スマホはコンデジの約半分のセンサー(画用紙)サイズということ。

ちなみに、一眼フルサイズのセンサーは36×24mm=864平方mm。なるほど綺麗なわけだ。

むやみに画素数を上げても、一画素当たりの受光面積が小さくなるだけで、画質には殆ど寄与しません。
逆に暗所性能や、色の諧調表現が悪くなったり、ノイズだらけの写真になったりと良い事ないです。

スマホは自動でカリカリにシャープネスやコントラストを上げたり、派手な色調に振って、一見綺麗に見えるような加工しちゃいます。もはやCGの世界。
スマホの小さな液晶画面で見る用ですね。


さらに、スマホを使う上での大きな問題がある。
今回、スマホ弄るためにいちいち手袋外してたが、雪山で素手になるのは、これはもう一歩間違えたら凍傷になってしまうようなリスキーなこと。
そもそも、山中でのスマホの位置付けは緊急連絡や情報収集のための貴重な通信手段です。写真撮影で貴重なバッテリーを消耗する事に僕はもの凄い抵抗を感じます。

やっぱり、山ではアウトドア仕様の防水コンデジなのかなぁ。
こんど同一条件で撮り較べてみよう。

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