シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

スピニングマーリン【2.タックル編】

2015年04月25日 19時19分41秒 | カジキ
スピニングマーリンを実践する上で、僕が試行錯誤の上で辿りついたタックルを紹介します。
選択の理由なども書いておくので、参考にして下さい。

【リール】
この釣りの核心的なギアですね。
僕は初代ソルティガ6000ハイギヤに、6500のスプールを装着しました。控えでステラの16000番。
この釣りに求められる第一の性能は、堅牢さとドラグ性能、そして必要な号数のラインが500mほど巻き込める糸巻量です。

カジキは他の魚種に較べて非常に速く且つ長い距離を一気に走るので、メインドラグの初期値を維持できることが要求されます。
僕が一番気がかりだったのは、ベール周りの限界強度と、高速で負荷の掛かるラインローラーでした。
その点において、ソルティガまたはステラなら充分信頼できます。それ以外のリールは僕的には無しかな。


【ライン】

ナイロンかPEか。これも、この釣りの方向性を左右する重要なポイントです。

従来のカジキ釣り(ベイトタックル)は、ほぼナイロンライン一色です。
何ポンドテストのラインで渡り合うかでゲーム性を持たせてます。僕はベイトタックルには50Lbを使用してました。
ナイロンラインの伸びは30%程度あるので、カジキの俊敏な動きは見事に打ち消されます。分かるのは魚が走ってるのか止まってるのかぐらい。(笑)

スピニングでやるなら、僕は断然PEラインをお勧めします。
特徴は伸びが無く、細くて強度が高いこと。 根擦れには弱いがカジキ釣りでは関係ありませんし。
ライン強度だけで言ったら、PE2号でも獲れちゃうかも。

僕はせっかくの巨大魚を相手に渡り合うのだから、思いっきりパワーファイトしたかったのでPE5号でいきました。ライン強度は80LBぐらいあるので、かなり強引で大胆なファイトを演じても大丈夫です。
カジキの巨大なパワーを満喫できますよ。

例えば、PE2号でドラグ3kgの設定なら、シイラもカジキもファイトそのものの強度は同じ。
ラインを1000mも出されるような釣りは、もはや負けかなぁって気がして・・・ この辺は趣味の問題ですね。

PE5号なら上記のリールに500mちょうど入ります。ちょっと少なく感じるかもしれませんが、これで足りなかったことはありません。
ラインが多く出される最大の原因は、ストライクからファイトに入るまでの時間。ファイトに入れば操船でカバー可能です。
チームで練習しましょう!


【リーダー】
PEラインの先にクランキングリーダーを5mほど入れます。
トップガンの極細オールダクロン300LBがお勧め。太いクランキングリーダーやナイロンリーダーではスプールに収まりません。

PEラインの先端にビミニツイストでダブルラインを作ります。ダブルラインの長さは30~50cm程度で充分。
このダブルラインのループと、クランキングラインのループを、ループtoループで繋ぐだけです。
注意点は、ダブルラインの左右の長さを正確に合わせ、どちらか一本にテンションが片寄らないこと。

ルアーリーダーはお好きな太さでどうぞ。僕は400LBが標準です。
クランキングリーダーとルアーリーダーの接続は、一般的なスナップ止めでOKです。


【ロッド】
これもかなり悩んだアイテムです。
結果として、僕は7.6ftのGTロッドを使ってます。
先入観としては、長いロッドでファイトするのは厳しいんじゃないかってな不安がよぎります。
しかし、GTやマグロのキャスティングゲームでは、ごく普通に使われる長さです。
僕自身、これらの釣りの経験があったので、何の不安もありませんでした。

PEラインは伸びが無い分、カジキの激しい首振りなどでラインテンションが落ち易い場面が多々あります。
その対策として、常にロッドを曲げ続け、ラインテンションをダイレクトに掛け続ける必要があります。
ロッドは曲げてナンボなので、短いロッドは物理的にストロークが取れず、瞬間の対応に遅れが出て結果的にバレ易い印象です。(5.6ftのジギングロッドも試しましたが、カジキの動きに追いつきませんでした。)
高弾性のロッドをグイグイ曲げて、スピード感溢れるファイトを楽しんじゃって下さい!

どうしても長さに負けそうになったら、竿を水平に寝かせちゃえばロッドの長さはゼロです。
この辺もスタンディングファイトの自由度でしょう。ご安心あれ。

ちなみに、バーチカルに潜る魚に長いロッドはキツイです。
もしカジキが潜ったら、ボートを前進させ横へのファイトに持ち込むのもテクニックの一つです。


【ルアー】
スピニングだからといって、特別小さなものにする必要は無いと思います。
僕はごく普通のサイズ(いまだに何号っていうのが良く分かりません・・・)を使ってました。

一番小さいのでタイタンの9.5。
あとはレギュラーサイズのフェニックス、ウォーターストリームあたりが良い感じでした。
あまりガッポンガッポン系じゃなくて、奇麗に泳ぎつつ、泡も適度に引くルアーがスピニングには合っているような気がします。

トローリングタックルに比べロッドがやや軟らかいので、強弱の付きやすいルアーだとロッドの弾性がルアーの動きを殺してしまいます。


【ティーザー】
これは、もう間違いなくチェーンバードを一押し!
カジキへのアピール力が明らかに高いし、捕食モードのスイッチが入りやすいように思います。

スピニングの場合、引き抵抗を考えて3連にしてますが、波気のないフラットな日なら5連でも大丈夫です。

カラーの傾向は分かりませんが、僕はグリーンを愛用してます。(これは僕の直感。)
GTをやってると場所や時間、明度に係わらずグリーンのポッパーが安定的な力を発揮するという僕なりの経験則はあります。
イエローも気になりますが使ったことはありません。


続きは実釣編へ。

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