シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

池原遠征 2022

2022年04月27日 22時05分49秒 | バス
年に一度のスペシャルバスフィッシングツアー「池原ダム遠征」。今年も行ってきました!
一緒に行くのは池原マスターのmm17さん。
僕にとって4回目の池原。ここは深い自然と変化の激しい気象条件により、毎回違う顔を見せて来る。その場の状況判断や工夫がとても重要。
毎回バス釣りを深く知ることが出来るフィールドです。今回も実に面白い釣りが出来ました!


4月24日(日)

この日は移動日。
9時半に横浜を出て、新東名、伊勢湾岸道を突っ走り、尾鷲北で高速を降りる。コンビニで食糧を調達し、ここから紀伊半島の山中を走って、16時池原ダムに到着。
距離は約600km程あるが、欧州育ちのA4はこういう高速長距離走行は得意とするところ。なんと平均燃費は23.3km/Lでした。これはこれで凄いね。

池原の隣の七色ダムです。ここも秘境感あるなぁ。



毎度お世話になってるカーブの店。



夜は村営「きなりの湯」で温泉&夕食。 癒される~




4月25日(月)

釣り初日は毎回お世話になってる山岡プロのガイドです。この人以上に池原七色を熟知してる現役プロは居ません。
最新のルアーや釣り方を知れるし、その日その時のコンディションに合わせた釣りを展開してくれる。

7時 トボトスロープをスタート。



今年の池原は、雲が垂れ込め、岩盤が露出し、相当凄みのある雰囲気で始まりました。
秘境感満載!



静寂に包まれた湖面をバスボートでカッ飛びます。
非日常感が幾重にも重なって、何が何やら。。。 これぞまさに池原の醍醐味!



今は大きく減水しており、無機質な岩盤が20mほど露出している。そこをどう攻略して行くのか。
山岡ガイドが提案してきたのは、i字系の表層引き。
これ僕は大好きな釣りです。

スーパーシャッドテイルを4ポンドラインのスピニングタックルにセット。



フォローで最新ルアーMMZのダウンショット。こちらはPE0.6のスピニングにセット。



一投目からルアーの後ろにいいサイズが付いて来るも、ボートが見えると見切られUターン。
池原はクリアなので、この一連の光景が全部見える訳です。

何度目かにチェイスして来たバスが、水中で大きく口を開けてバクッとルアーを丸のみした。バイトシーン丸見え。心臓バクバクですわ。
丁寧にファイトし、嬉しい一本目をキャッチ。



40ジャストでした。
今年も池原バスに会えました!

チェイサーバスは多いが、なかなか食わすことが出来ない。
何とか食わそうとツゥイッチを入れたり、止めたりすると、その時点でお帰りあそばす。逆にスピードアップしてみても付いて来るだけ。で、ボートが見えたらUターンしちゃう。
山岡さーん、どうすりゃ良いの…?

食わすには、より自然なリトリーブです、と。
まずフックのセットがズレてるとルアーは不自然な動きしちゃう。これダメみたい。
山岡さんにセットしてもらうと綺麗に泳ぐが、自分で刺すと泳ぎが乱れる。フックセットの重要性が良ーく分かる。

あと、ロッドティップ一切揺らさず、静かーにテールだけ細かく振り、真っ直ぐ直線で引きます。これ前回教わりましたね。
リーリングの反動が竿先に出さないような、神経戦が繰り広げられるわけです。竿先を1mmも動かさないというのは無理だけど、少なくとも目で見て竿先が動くのが分かるようなリーリングはNG。

淡水の釣りの世界は実に繊細です。

二匹目キャッチ。



日が高くなり気温が昇るにつれ、雲が取れ晴れて来た。なんか夏っぽい。

気持ちイイー!



しかし、空が明るくなるにつれ、だんだんチェイスが無くなって来る。
バスが水面の明るさを嫌ってるのか。

小まめにポイント移動をし、岩盤、立木、流入、シャローなど条件を変えてバスの様子を探ってゆく。こうして食い気のあるバスの居所を絞り込んでゆく。
出した答えは、これは場所間違えてる。大きく移動しますって。
こういったプロのポイントチェンジやエリアの見切り方、判断理由が、僕的には魚釣るより興味深いのです。



魚が表層に出にくくなったようなので、午後、僕はダウンショットで岩盤沿いを落としてみる。
風が出て来て釣りが難しくなったが、ガイド船なので操船は不要。釣りに専念できるのが有難い。風でラインスラッグを出し糸ふけでアタリを取る釣法に切り替えた。
この釣り方も僕は大好き。東京湾のボートクロダイと同じだね。

岩盤を段々に落とし込んで行くと、3mぐらいでアタリが良く出るし、垂直壁よりもほんのチョットでも崩れ落ちた岩や切り株がある所、立木よりも倒木が、今日のバスのお好みのようなイメージが固まって来た。
こういう絞り込み作業が、THEバス釣りって感じですね。



結果6匹キャッチ。
大型は出なかったが、今日の答えは見つかった気がします。まあ逆に、大型は違うパターンだったとも言えますね。

今回も丸一日山岡プロの話を聞きながら、バス釣りの勉強をさせて頂きました。
毎度、クオリティーの高いガイドサービスはいろいろな意味で参考になります。有難うございました。


4月26日(火)

釣り二日目はボート2台借りて、それぞれ一人でゲームを組み立ててみる。これも例年通り。
昨日、山岡プロからかなりのアドバイスを貰ってるので、それに基づいて自分なりにやってみるという流れ。

3時半起床。5時ドリームから出船。
今日は昨日とは打って変わって雨予報です。空が暗いのは、バス釣りにはむしろ好都合と考えます。

日の出前のダムサイト。



このボートを借りました。整備はばっちりで安心感有ります。



まだ雨は降ってない。
静かだ~

昨日と同じi字系でスタート。



近場の立木群から始めると、直ぐにバスが付いて来る。
ヨシヨシ、昨日と同じパターンで攻略出来そうだ。

早々に2本キャッチ。いずれも30cm台の小バス。

今日は立木が調子いいようだ。昨日とチョット違うね。
有名なクリスマスツリー。



雨が降り出した。
土砂降りじゃないが、降ったりやんだり。

そのあたりから、表層を引くルアーにバスが付いて来なくなってきた。
半面、結構ベイトが水面で炸裂してるので、明らかにバスは食い気ある。

ならばと、ボイルが出る度にそこへスーパーシャッドテイルを投げ込むがヒットしない。
たまにボートから遠くでショートバイトが出るも、フックアップしない。

うーん、、、雨降りだしたら、逆にヒット貰えなくなった。。。

確か豊英湖だったかで、それまで好調に釣れてたのに、雨降りだしたら僕はまったく釣ることが出来なくなったことあった。
雨はバスのパターンを変えるのはどうやら明らかなようです。
雨、苦手かも…

そこから長かった。
まったく釣れないのよ。。。

ワークマンで新調した耐水圧20000のカッパは取り敢えず問題無し!(笑)



昨日、DSで快調に釣れたポイントに移動し、昨日とまったく同じ釣り方をやってみる。
検証の釣りだ。僕の悪い癖かな。。。

まったく反応なし。
違うのは空の明るさだけ。昨日は明るくて今日は暗い。この辺にヒントがありそうだ。

昼にmm17さんと桟橋付近で落ち合う約束。なんせ携帯繋がらないからね。
mm17さん、午前中結構釣れてるようです。
上りを15時として、再び釣り続行。

僕は朝のボイル多発地帯にボートを戻し、残り2時間余りでもう一度釣りを組み立ててみることにする。

ボイルしてんだからダウンショットは捨てて、表層系に賭ける。

でも昨日や朝のように付いて来ない。
バスは表層を意識してない。表層じゃないんだ。。。

考えます。
魚は雨で活性が上がり、水中のベイトを追いまくってる。だから追われたベイトが水面で炸裂してるのだ。
つまりバスは水面を意識してるのではなく、”水中のベイト“ を意識してるのだろうと。

だとすると、表層を静かに引くi字系ではなく、水面下30cmぐらいを引くべく、スーパーシャッドの上にガン玉を付けて少し沈めて引いてみた。
ダメだ、なんか全然しっくりこない。

ルアーをガサゴソ探して、これか!? と目に着いたのが ゲーリーのスーパーグラブ。
ボリューミーで重さがあって、水面下30cmを引けます。遠投も効くからボートから離れた所で勝負できる。



岬先端の一角で、投げる度にバスがルアーを追って来るではないか。明らかにi字系とはバスの反応が違う。
時には3,4匹がワラワラと追って来る。
なんか周辺でボイルもバンバン出て、ルアー投げる度にこの辺のバスの活性が上がってくみたい。

至福の時間が始まった。
ヒットの嵐。
この状況の中で、短時間で連続ヒット5連発!!!!!
もう、僕は興奮マックス!!!

型はいずれも30台だったけど、4ポンドのライトタックルだからそれなりに面白い。



一人だから物持ち写真なし。てか爆釣戦闘モードで写真撮ってる場合じゃなかったです(笑)

テール千切れたのでルアー交換してる間に、なんかチャンスタイム過ぎちゃったみたい。
リズムって大切だね…

いやはや、大興奮の爆釣劇でした。
野性味のあるバスの食いっぷりって凄いね。
こんな短時間でバス連釣したのも初めての経験。良いときのボートシーバスみたいだった。

何の釣りでもそうだけど、レンジの絞り込みってホントに大切ですね。
表層でダメで、30cm沈めるだけでバクバクですもの。
お蔭様で、雨に対する苦手意識も吹っ飛びました。(笑)

ここで時間切れ、15時桟橋に戻り終了。
10時間があっという間でした。



池原、面白い!


釣りを終えて、神奈川まで一気に帰ります。
土砂降りで、霧も凄くって中々のロングドライブだったけど、24時過ぎに自宅に帰着。
長い1日でしたなぁ。。。


こうして、今回の池原遠征も無事終わりました。
池原はデカいのが釣れるというドリームもあるけど、僕的には空いてるポイントと健康なバスが沢山居ること。美しい景色と激しい気象変化、そして何よりバスが野生的なところが魅力かな。

綺麗な風景の中で、クオリティーの高い釣りって、やっぱりイイですね!


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2 コメント

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Unknown (mm17)
2022-04-28 09:07:00
池原釣行お疲れさまでした。
開放感しかない貸切り状態の膨大なフィールド、信じられない時間を過ごせました。静かな湖面での釣りは癒やされますね。また次回よろしくお願いしまーす。
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野生味 (シーブレ)
2022-04-28 11:34:55
>mm17さん
今回もお疲れ様でした。あっと言う間の三日間でした。
池原の魅力は、野性味なのかなって思いました。
天候が激しく変わり、水位の変動で岩盤ばかり。植生が乏しく、生存競争が激しいのでしょう。
ここはワイルドフィッシュを釣る釣り方が求められるんですね。
今回の釣りで、そんな気がしました。
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