シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

ファーストマーリン キャッチ!!

2007年08月26日 22時54分53秒 | カジキ
8月25日(土)

ファーストマーリン キャッチしましたー!!!!!
136kgのクロカワです。
場所は高瀬の南。
ファイトタイム50分。

この二日間は、予感と言うか期するものがあって、気合が入っていた。
クルーが居なくたって一人でも出るつもりでいたら、シマさんが飛び入り参加。
ダブルハンドで出ました。

最初、大室出しを覗くが潮がダメ。南から新しい潮が入ってきているので、このダメ潮の南側にカジキは溜まっているのではと考えた。
BOL大会の無線が微かに聞こえるが遠い。参加艇にTEL入れるとヒョウタン好調とのこと。
直ぐに移動し高瀬に出ると水温が28度に上がり、良い感じの潮色&ベイト&鳥。これなら絶対にカジキは居ると思い、ヒョウタンまで行かず高瀬で勝負する事にした。
ルアーは8~10号のやや小型を選ぶ。

瀬の南側にはボートが5,6艘引いている。
潮速は1ノット程度だが潮目もハッキリ出ているので、潮目に沿って東西に引きまわる。
うだる様な暑さ。ベタ凪ぎ。 暑い、暑い、暑い・・・
ヒョウタンからはヒットコールがどんどん入るが、高瀬からはヒットコールが出ない。
暫らくすると、遠くでカジキが魚を追って水面を割るのが見えた。
やっぱりカジキは居る!

14時25分、右アウトリガーが大きく跳ね上がりヒット!
ドラグが勢い良く出る。 躊躇無くGOを掛ける。
突然のように戦闘が開始された。
ヒットルアーはトップガンナイトメアー9 赤黒。
この瞬間を待っていたんだ。

船の後ろで2度3度とカジキがジャンプを繰り返す。そこそこのサイズはある。
運転席から飛び出して、二人で残りのタックルをマッハのスピードで回収。この辺の手順は事前にシマさんにレクチャーしておいた。
その間もドラグは出っ放し。
跳ねてる姿を見て、このサイズなら行ける!と直感的に思えた。

道具を片付けファイトに移る。アングラーは有無を言わせずシマさんだ。
手製のギンバル台にロッドをセットし、アングラーの体にハーネスを取り付ける。
ヒットコールを入れ付近のボートに近づかないように協力を要請。ファイティングフラッグを上げる。
反撃開始。



ファーストランで300mぐらいは出されただろうか。後進を掛けながらカジキを追う。
自分でもビックリするほど落ち着いている。
後進を掛け始めるとカジキはまったく跳ねなくなり、急にボートへ向かって走ったりと変則的なランを繰り返す。
必要以上にカジキに近づけず、距離を置く作戦に切り替える。
シマさんには絶対にドラグをいじらないように告げ、でも巻ける限り巻けと指示。
また、船べりにラインが接触しないよう、ロッドから目を離さないようにと注意を飛ばす。
シマさんも上手くさばいている。



徐々にカジキとの距離が縮む。
近づきすぎたらボートを前進させ、カジキを斜め上に引き上げる方向に操船する。
ダブルラインが見えた。ランディングの始まりだ。
すでに30分以上経過している。

何度かのやり取りの後、クランキングリーダーがしっかり入る。
リーダーを掴む。
この時初めて、カジキの堂々とした力強いパワーに直接触れた。

水面下にその姿が見える。まだ全然元気だ。
口の付け根にしっかりフックアップしているのを確認。これなら絶対に外れない。
ランディングを確実にするため、リーダーを一度放し、クランキングリーダーを巻き込んだ辺りでドラグ値を11kgに上げ、カジキを暫らく引き回す。
クランキングリーダーが出きってしまったら7kgに落とし、リーダーが入ったらまた11kgに上げる。これを何回か繰り返す。

カジキの抵抗が失せたと見極め、一気にリーダーを取りランディング。
僕がビルを掴み、シマさんにギャフを入れてもらう。
少し暴れたが、何とか凌ぎビルにロープを絡めることに成功。
ついにやった。待ち望んだファーストマーリンをキャッチ!
15時15分。勝利の瞬間だ。
ファイトもランディングも、ほぼイメージ通り進んだ。



船に上げようと二人で頑張ったが、どうやっても上げられない。
どうにもならないので、曳航して帰ることにする。
高瀬から伊東まで40マイル。
曳航速度を色々試すと、12ノットでカジキの口が水面上に出てプレーニングするではないか。
ゆっくり過ぎるとまともに水を噛んでしまいバシャバシャでだめ。



延々と曳航し、18時30分マリーナ着。
カジキやってる先輩方が桟橋まで出迎えてくれて、オメデトウの祝福戴いた。
握手、握手。
この時、嬉しさが心の底にグッと湧いて来た。
カジキをやっている人間だからこそ分かりあえる、ファーストマーリンの価値だ。

すでにマリーナの営業時間が終わってしまったため、この日の検量は出来ず、一晩ボートに抱かせたまま一夜を過ごす。
翌朝、クレーンで吊るし重量を測ると136kg。
全長315cm。 体高60cm(胴体のみ)
思ったよりも大きかった。
長距離曳航と、時間が経ったため、魚体は少々色褪せてしまったが、そこにぶら下っているカジキは紛れも無くシーブレインが上げたクロカワカジキだ。
いっぱい写真を撮ってもらい、シーブレインのファーストマーリンへの道はここに完結しました。

船の改造から、道具建て、テクニック、その他色々な情報やアドバイスを、本当に多くの方々から戴き、やっとこさカジキをキャッチする事ができました。
みなさん、本当に有難うございました。



カジキやって良かったー!
最高に嬉しいです!!








コメント (20)
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