図書館で借りたのは、文庫ではなく。
相変わらず、うまいな~と感心させられる短編集。
「ウェルカムの小部屋」は、まあご挨拶。
「彼女の彼の特別な日」「彼の彼女の特別な日」はごく短いラブコメ風。
「17レボリューション」は女子高生が主人公で”あたし”の語りなんだが、疾走感があって面白い。冷静な友人の古風な手紙といい、筆達者ぶりを堪能できる。
「本物の恋」はどんでん返しがあるのだが、策に溺れた感じ。
「東の果つるところ」もちょっと仕掛けすぎか。
「本が失われた日、の翌日」は、締め切りに追われる苦悩ゆえの遊び。
「ブレノワール」は、フランスのブルトン人が主人公だが、徐々に感情移入できる。秀逸。
「ヨハネスブルクのマフィア」は、大人の恋愛小説。
「気分上々」は中二男子の忙しい一晩を描く。なかなか好い男の子なんだ、これが。
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朝、出勤したら疝痛馬が来ると言う。
繁殖雌馬、未経産、受胎したが消えてしまった。
外傷の当歳馬も来た。
開腹手術を始めておいて、当歳馬の外傷を縫合する。
外傷縫合が終わって、腸管手術を手伝う。
空腸回腸纏絡だった。
それが終わったら、今度は当歳馬の疝痛が来ると言う。
今度は結腸捻転だった。
私は血液検査業務。
午後は、2歳競走馬の腐骨摘出。
当歳馬の喉嚢真菌症の経過観察と治療。
6月の疝痛はひどかったようなので、影響したかもしれません。
この短編集もなかなかのできだと思います。「ブレノワール」か「ヨハネスブルクのマフィア」がお勧めです。
先生が森 絵都さんのこの作品をわざわざ借りたのは意外です。まだ読んでいない積読に1冊だけ分類してあるので今季には読みたいと思いました。
今朝はかなり冷えたので、早朝から外に出る気概はしぼんじゃいました。