帯広の書店でみつけて購入。
漫画家も、原作者ももう亡くなっている。
舞台も、昭和61年。
あのころは、携帯もまだ普及しておらず、世の中の連絡は電話かFAXが主で・・・
しかし、現代の物語として読んでもそう違和感はない。
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行方不明になった猟犬を探すことを生業にしている男。
祖父の遺産の広大な山林を相続し、ログハウスで一人暮らしている。
愛犬と。
そこへ舞い込む困った依頼。
連れ去られた盲導犬を探してくれとか、
シェパードと一緒にいなくなったサラブレッドを追ってくれとか・・・・
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ハードボイルド小説へのオマージュも含まれている。
「ハードボイルド」なんてもう流行らないのだろうけど。
今はもう拡散して、薄まって、それでも多くの小説やドラマや映画に要素として含まれている。
あるいは、それと意識されずにベースになってはいる。
ひょっとしたら、私たちの世代を狙った復刻版なのかもしれない。
サイドキックとは相棒のことなのだそうだ。
相棒を亡くした私には楽しんで読めた。
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犬の一生は人よりもはるかに短い。
犬を飼い続けるということは、犬のいくつかの生と死を見つめ見送ることになる。
人は犬の命の輝きと
避け難い終焉を
自分の人生に照射しつつ暮らすことになる。
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人が犬の生と死から学び教えられることは多い。
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相談してくれていたら、サラブレッドの物語はもう少しリアルにする方法を提案してあげられたかも;笑
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きょうは、予定の手術はなし。
昼、血液検査業務。
当歳馬の跛行診断。
大腿骨内顆のひどいOCD,あるいは形成不全、あるいは虚血性壊死だった。
繁殖雌馬の剖検。大腿骨頭の粉砕骨折。
夕方、1歳馬の腕節の外傷縫合。
猟犬って行方不明になっちゃうものなのでしょか?猟犬用GPSがあるくらいだから、見失ったりなんらかのトラブルでもどれなくなったりするのでしょね。置き去りはこの当時問題になっていましたが。やはり気になる本ですね。
こういう本も電子化されていてうれしい限り。
大腿骨のトラブルは人もサラブレッドもおおごとですね。
書店に地代払っておいてもらうとなるとその層の消費動向は相当綿密に調べ上げて動いているのでしょう。
オンラインなら音楽サブスクみたいに本もどんどん復刻できそうですけれどね。
ページばらしてコピーなんて自炊対策にもなりそうです。
祖父から山相続して奔放生活?なら相当バブリーな設定になりそうです。
今世代にとっては憧れそうですね。
hig先生の生活すら自分にはちょっと無理かな、と思ったりしています。
ただ、今よりもっと狩猟も盛んで、猟犬も多かったのだろうと思います。
そういわれると大腿骨の日でした。筋肉に包まれている骨なんですがね。
この猟犬探偵は現金収入不足には困っていて、それで専門外の仕事も引き受ける、ということになっています。山林じゃあ食えないでしょう。
私には薪が要るので、山林ほしいですけど;笑
アマゾンがヤマダ電機を買収し、プライム会員フリーパスの実店舗展開したら面白いかもです。
キャンプにはまり山に手を出すとこまでいく人もいるみたいですね。
維持に税金も手間もかかるんですけどね。
木の切り出しも結局人頼むしかないかも知れません。
そこまで楽しめるかどうか。
相棒さんとの日常には海辺がありましたよね。
それは普通の人にはなかなか体験できなかった生活なのではないでしょうか。
雑木林と下草だらけの山だと踏み入るだけでもたいへんかもしれませんね。軽トラ、チェーンソー、草刈り機、くらいは必須でしょう。
海や川がそばにあるのはいいですよ。都会の生活は多くのものを失っていると思いますけどね。