馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

再生工場

2015-06-10 | 競馬

今朝も出勤したら繁殖雌馬の結腸変位の開腹手術中。

朝に予定していた関節鏡手術は午後にずらしてもらう。

昼前に2歳馬のDDSPの軟口蓋Laser焼烙。

先にやった別の馬はすっかり良くなってトレーニングセールで良い値段で売れたとのこと。

午後は子馬の肢軸異常の診察。

外反ではなく外向で、外科的に治す方法はない。

あるにはあるが、骨切り術になってしまう。

それから、午前に予定していた6歳競走馬の球節chip fracture の関節鏡手術。

シボレているというより、やつれている。

臼歯のすきまを拡大する処置を行った。

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そういうと先日は腕節の関節鏡と同時に去勢した。

JRAを3歳未勝利に終わることが決まった馬も次々に帰って来ている。

また故障を治して、心機一転がんばってくれ。

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モーリス! おめでとう!!

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4 コメント

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Unknown (piebald)
2015-06-11 09:27:28
 やつれている馬は、歯が痛くて食べられなかったのですか?食べ過ぎる馬が出るくらい草の美味しい季節に、可哀想でしたね。
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Unknown (Unknown)
2015-06-11 11:27:18
臼歯間の拡大処置は、痛みで草が食べれないと判断し、その軽減のために行ったのですか?
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>piebaldさん (hig)
2015-06-11 20:59:50
このままでは可哀そうです。競馬場では青草は最も高い餌だそうで、それもまた可哀想です。
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>unknownさん (hig)
2015-06-11 21:01:26
そのとおりです。臼歯の根元にすきまがあって噛み出しする馬はかなりいますし、現役競走馬のときから症状が出るようです。
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