閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

秋の蝶・その2

2019-10-23 22:43:24 | 日々

(画像あります。虫キライ姫はご注意ください)

ツリフネソウとイヌタデ。

 

お隣のサキシマフヨウが花盛り。

 

成長が早く、見上げるほどの大きな木になるが、質が柔らかいので倒れやすい。

 

咲き終えた花は、こんな「おひねり」のような形で落ちている。

 

フジバカマに来たアサギマダラ。ステンドグラス風の羽が美しい。
蝶は昔から苦手だったのだが、今年はずいぶん積極的に観察しているので、Mに「どうしたの? 大丈夫?」と驚かれるほど。うーん、いったいどうしたのでしょうね。
この蝶はあまりこまかくはばたかず、飛び方に独特のリズムがあり、見ていて楽しい。
(苦手なお友達がいるので、写真はひかえめ。これくらいだったら平気?)

アサギマダラは、鳥のように長距離の「渡り」をする蝶として有名だ。
春から夏のあいだは、標高1000メートル以上の高原で過ごし、秋になると南へ移動する。海を越えて台湾や中国まで渡るものもいるとか。
わが家の周辺で見かけるのは、渡りの途中ということですね。
ヒヨドリバナやフジバカマの花を好んで集まる。これらの草に産卵するわけではなく、幼虫の食べる草は別にあるようだ。
春は、ワスレナグサやボリジの花にたくさん来ているのを見たことがある。ムラサキ科の植物にもこの蝶をひきつける成分があるらしい。

ね・ら・う・なッ!



一昨日、夕食の支度にとりかかろうと階下に降りたら、いきなり停電。
まだ外はわずかに明るさが残るくらいの時刻だったので、動くのに支障はなく、非常灯をぽんぽんと置いて、そこではたと困った。
電気が止まってもガスは使える。しかし、水が出ない。
台風でも何でもないときだったから、汲み置きがない。冷蔵庫に飲料水が1リットル弱と、外のバケツに雨水が1杯あるだけ。
調理をするには水が必要だ。材料としての水の他に、何かするごとに手を洗う、包丁を洗う、まな板を洗う。台所では、ほとんど意識せずに、ひんぱんに水を出したり止めたりしている。
それが一滴も出ないとなると、手順をよくよく考えて、できるだけ洗う回数を減らさないと。この際、キャベツは洗わない。玉ねぎは最後に切る。いや、長ねぎが最後?
停電が万一長く続くことを考えると、冷蔵庫もなるべく開閉したくない。一度にあれもこれもまとめて出すのと、ちょっと出してパッと閉めるのと、冷気を逃がさないのはどっちだろうか。
…などなど、頭の中で大忙しで考えているうちに、10分あまりで電気がついたので、やれやれ、とほっとした。
日頃の備えって、大事だなあと思う。思うけれど、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、なんでもないときに家じゅうにバケツや大鍋を置いとくのもうっとうしく、なかなか実践ができない。
それより、停電なのに予定通りのおかずを作るつもりでいたのが、あとから考えると変だ。閑猫の辞書に臨機応変という言葉はないのか。

そのあと、真夜中近くに、お風呂からあがったところで、ふたたび停電。
今度は真っ暗になったが、さいわい日頃から暗がりで行動する訓練を積んでいるので(忍者?笑)、そこはあわてず手探りでドライヤーのスイッチを切りコンセントを抜く。
これも10分あまりで復旧したけれど、髪をちゃんと乾かさないまま寝たので、朝起きたら頭がむちゃくちゃになっていた。
シャンプーの最中に停電じゃなくて、よかった。
台風以来、あちこちでいろんなものが切れたり壊れたり崩れたりしやすくなっているのかもしれない。気をつけないと。

 

ある日のにぎやかな夕暮れ空。
右へ行く雲もあり、左へ行く雲もあり。

 

なんとなくシャガールっぽくなってきた。

 


本日のコマテケ。

テケ

 

テケ

 

テケ


本日の「いいね」

Consignes de sécurité  Air France

お洒落で、わかりやすい。さすがエア・フランス。(フランス語がわかるわけではありません)

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