閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

水暴走

2018-09-12 15:57:24 | 日々

このところ、からりと晴れるということがなく、降ったりやんだりの日が続く。
とにかく降り方がおかしい。にわか雨、夕立ちというレベルではなく、ありえないほど大量の雨が、ピンポイントでどーっと降る。
車のワイパーが追いつかないどころか、屋根がボコボコにへこむんじゃないかと思うくらい。
空の上のいったいどこにこんな大量の水があるのか、ぜんぜん想像がつかない。
特に一昨日の雨はすさまじくて、気象ニュースでよく耳にする「これまで経験したことのないような…」というのはこれか!と実感した。

どしゃ降りの雨が、夕方になってさらに激しくなり、舗装した道路はみるみるうちに川になった。
家の脇を流れる川は、ふだんは浅くて透明で、長靴で渡れるくらいだが、一変して茶色く濁った濁流となり、山の斜面のあちこちから滝のように落ちる水をとりこみ、ドロドロと不気味な低音を響かせながらうねり下っていく。
雷かジェット機のように聞こえる音は、流れに巻きこまれた石や岩が、岩盤の川床を跳ねるようにころがっていく音だ。
わが家は谷川を見下ろす位置に建っているので、浸水の心配はないけれど、暴走する水の威力を目のあたりにして、さすがに危機感をおぼえた。

翌朝みたら、川幅が急に狭くなる場所では、岸の草がべったりなぎ倒されていて、一時的に水位が1メートル半は上がったことがわかった。
上流にあるわが家の水源地は、泥に深く埋もれて何が何やらわからなくなっており、塩ビ管が1本消え失せていた。
下のほうまで探したが、どこにもひっかかっていなかったから、勢いに乗って海まで行っちゃったのかもしれない。

じつは、その大雨の2日前、お風呂場に大量の蟻がいたのです。
立てかけてあったマットを動かしたら、タイル壁がまっ黒に汚れているように見え、あれ? どうしてこんなところに泥が? と思ったら泥ではなく、体長5ミリにも満たない小さな蟻が何百匹も、びっしりと壁面をおおっていた。
どこからどうやって入ってきたのかわからない。
これまでも、猫の餌などをうっかり放置すると蟻の行列ができることがあって、夏は気をつけていたけれど、これだけ大量に、それも壁面に集結しているのを見たのは、ここに住んで初めてのことで、とても異様な感じがした。
あとから考えれば、大雨で巣が水没することを察知して、一族で緊急避難してきたのだろう。
そのときはそこまで想像できなかったし、こちらも避難民を無条件に受け入れられるほど心優しいヒトではないし、シャワーも使いたかったため、やむなく全員退去処分にさせていただいた。
避難先にヒトんちを選択した、その判断がそもそも誤りで、あまりにも文化の違いすぎる者同士が一つ屋根の下で暮らしてもお互い幸せにはなれない。恨まないでください。

 



 

本日の拾いもの。

カシューナッツのビスコッティ(左)と、黒胡麻フロランタン(右)。
なんだか無理やり美味しそうにしている感が…(笑)

 

石英は多めが好ましい。

 

黒胡麻入れすぎ。

 

これも一面だけ研磨してある。
黒とオレンジの取り合わせが、写真で見るより派手な感じだから、床なんかに使ってあると悪趣味だなあ。

 

本日のにゃんこ。

きなこ。だいぶカメラ平気になりました。じゅうぶんイヤそうだけど(笑)

 

ひげが立派。

 

安定の箱入り娘。

 

本日の「いいね!」

ニューヨークのスシドーナツ

「いいね」と「ふーん」の中間くらい。
食べにくいよね?

 

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