閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ピーター・パン

2006-07-19 08:55:07 | 日々

…が行方不明。
岩波少年文庫で、灰緑っぽい表紙の、と
そこまではわかっているのだけど。
捨てた覚えはないから、家の中にあるはずなのに、
それがどこだか、わからない。

ちょっと前まで、こういうことはありませんでした。
「あの本!」っていえば「はい」って、すぐに取り出せた。
昔は図書館に行っても、間違った棚にある本なんか
片っ端からちゃちゃっと直してあげるくらい、
お片づけ上手の子だったのに。

本棚が、どう見ても許容量を超えてます。
奥に一列ふつうに並べて、その手前に平積みして、
さらに隙間という隙間にぎっちり詰め込んであるもんなあ。
ジャンル分けもとっくにあきらめました。
岩波の『水の子』があったからって
隣に『ピーター・パン』があるわけではないのです。

充実した書店や、頼りになる図書館が近くにないので、
ほんとなら立ち読みで済むようなものでも
ついつい取り寄せて買うことになってしまいます。
画家の資料はとりわけ大きくて分厚い本ばかり。
それに加えて、わたしを上回る速読みのKがいて、
家じゅうの本は加速度的に増殖を続けます。
先日もKのリクエストで『Op.ローズダスト』上下巻が
どんと届いたばかり。
「はい、〈塵薔薇大作戦〉、きたよ」って、とりあえず
むこうに置いてきましたけど。

新刊を買ってハズレたときは、わりとあっさり
リサイクルに出せます。古い本が溜まる一方です。
売り物にならないし。でもゴミに出すのはしのびないし。
手放したら二度と会えないかもしれないんだし。
そういう本は、別棟になっているMのアトリエの屋根裏に
ときどき持ってって置かせてもらっています。
そっちも、そろそろ満杯状態だし…。

ああもう、ピーター・パンはどこ行っちゃったのかな。

コメント
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