今年のゴールデンウィークは、家内とオーストリア・ザルツブルクを中心に回ってきました。
ザルツブルクといえば映画「サウンド・オブ・ミュージック」です。今回は、映画の場面を追体験することを大きな目的としました。
出発前に映画のDVDを購入し、各場面をスチール写真として旅行に持参しました。この写真と実際の風景を照らし合わせながらの探索です。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケは、ザルツブルクを中心に行われたわけですが、そこばかりではありません。
上の本は、木之下晃&Tomoe氏が、丹念にロケ地を探した記録と写真集です。この本を読んだ結果、各場面のだいたいのロケ地についてはめどが付きました。
ただし、ザルツブルク宿泊3泊の短い旅ですから多くを回ることはできません。歩き回ることの可能なザルツブルク市内をメインとし、郊外としては、モントゼーのみを訪問しました。モントゼーには、映画での結婚式の会場として使われた教会があります。
そのため、上記木之下さんの著書は、私たちの今回の旅では直接役に立った部分はありませんでした。
それでは、映画の進行に従って今回の旅の記録を紹介します。
映画は冒頭、高原で歌うマリアの場面が映された後、「オーストリア ザルツブルク 1930年代 最後の栄光の時」とのフリップとともに、ザルツブルクの遠景が写し出されます。
メンヒスベルクの展望台から
上の写真は、メンヒスベルクのエレベータを上がった展望台から撮したものです。山の上にそびえるのがホーエンザルクブルク城塞です。山のふもと、城塞の左側にいくつもの尖塔が立っています。このあたりが、大聖堂やレジデンツなどを中心とする旧市街の主な建物群です。写真の右下に祝祭劇場の建物が見えます。
続いてマリアが入っているノンベルク修道院(尼僧院)です。上の地図では右下に位置しています。
今回宿泊したのはザッハー・ホテルです。部屋は川に面した3階で、ベランダ付きでした。そしてそのベランダからは川の南に広がる旧市街と山上の城塞が一望できるのです。さらに幸運なことに、このベランダからノンベルク修道院を望むことができました。下の写真です。
ノンベルク修道院
映画に登場した映像と同じ角度からの撮影となりました。ただし映画では、修道院の前に広がる市街が映っていません。おそらく、上の写真の右に見えている尖塔の上あたりから撮影したものと想像されます。
《修道院から大佐邸へ》
マリアは修道院長から、トラップ大佐邸に家庭教師として向かうことを告げられます。それでは、修道院から大佐邸に向かうマリアを追いかけてみましょう。
ps 6/3 マリアが修道院を出る場面、ノンベルク修道院がロケ地として使われていました。私は、修道院の外から眺めただけでした。扉は開いていたので、このとき扉の中に入っていれば、修道院の内部を撮した映画の場面と遭遇できたはずですが、それをのがしたのは残念でした。下の写真が修道院出入り口部分です。
修道院を出たマリアは、どこかの高台の道を歩いています。この場面がどこで撮影されたかは最初わかりませんでした。
映画でコンサート会場として使われたのは、フェルゼンライトシューレという会場で、祝祭劇場の一部です。そのフェルゼンライトシューレの中に何とか入れないかと、その場所の周辺をうろうろしました。崖の縁に階段があったので登ってみました。
階段を上がったところ(上の地図の「高台」)からは、旧市街の教会群が見えます。思わずシャッターを押しました(下の写真)。そしてホテルに帰ってから調べてみたら、何とこの高台からの眺めが、撮影された背景とぴったり一致していたのです。スチールには「経験したことのない冒険に」との字幕が映っていました。
フェルゼンライトシューレ階段上
次の場面は、ドーム広場からレジデンツ広場へとつながるアーチです(下の写真)。映画と同じ角度から撮したかったのですが、撮影ポイントに馬車がたむろしていたためにできませんでした。字幕には「後戻りはできない」とあります。
ドーム-レジデンツ
レジデンツ広場には噴水があり、その前をマリアが通過します。馬が口から水を噴出しており、背景はレジデンツです。字幕は「真心で努めるの」でした。
レジデンツ前
最後は、カピテル広場です(下の写真)。遠景はホーエンザルツブルク城塞、映画の字幕は「皆はきっと私を試すわ」でした。
カピテル広場
トラップ大佐邸に到着したマリア、子供たちとはすぐに打ち解けました。子供たちの遊び着としてカーテンを生地に服を作り、大佐の留守中にその服を着せて遠足に出かけました。
《子供たちと遠足-1》
最初の場面はモーツァルト小橋です。
モーツァルト小橋
続いてドーム広場。ドーム(大聖堂)を背景としています。
ドーム広場
昔、ここで馬を洗ったらしいです。映画では箱形の自動車が走っていましたが、もちろん現在は現代の車が走っています。
馬の洗い場
大学広場では、毎日青空市場が開かれているようです。われわれが訪れたときは昼前後で、もう店じまいしかけていました。映画ではここで、マリアが果物でお手玉をします。映画と同じ背景の建物を探しましたが、見つかりませんでした。
大学広場 グリューンマート
このあと、一行は登山電車に乗って山にピクニックに出かけますが、今回のわれわれの行き先には入っていません。
以下次号。
ザルツブルクといえば映画「サウンド・オブ・ミュージック」です。今回は、映画の場面を追体験することを大きな目的としました。
出発前に映画のDVDを購入し、各場面をスチール写真として旅行に持参しました。この写真と実際の風景を照らし合わせながらの探索です。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケは、ザルツブルクを中心に行われたわけですが、そこばかりではありません。
ザルツブルク 永遠のサウンドオブミュージック | |
クリエーター情報なし | |
東京書籍(株) |
ただし、ザルツブルク宿泊3泊の短い旅ですから多くを回ることはできません。歩き回ることの可能なザルツブルク市内をメインとし、郊外としては、モントゼーのみを訪問しました。モントゼーには、映画での結婚式の会場として使われた教会があります。
そのため、上記木之下さんの著書は、私たちの今回の旅では直接役に立った部分はありませんでした。
それでは、映画の進行に従って今回の旅の記録を紹介します。
映画は冒頭、高原で歌うマリアの場面が映された後、「オーストリア ザルツブルク 1930年代 最後の栄光の時」とのフリップとともに、ザルツブルクの遠景が写し出されます。
メンヒスベルクの展望台から
上の写真は、メンヒスベルクのエレベータを上がった展望台から撮したものです。山の上にそびえるのがホーエンザルクブルク城塞です。山のふもと、城塞の左側にいくつもの尖塔が立っています。このあたりが、大聖堂やレジデンツなどを中心とする旧市街の主な建物群です。写真の右下に祝祭劇場の建物が見えます。
続いてマリアが入っているノンベルク修道院(尼僧院)です。上の地図では右下に位置しています。
今回宿泊したのはザッハー・ホテルです。部屋は川に面した3階で、ベランダ付きでした。そしてそのベランダからは川の南に広がる旧市街と山上の城塞が一望できるのです。さらに幸運なことに、このベランダからノンベルク修道院を望むことができました。下の写真です。
ノンベルク修道院
映画に登場した映像と同じ角度からの撮影となりました。ただし映画では、修道院の前に広がる市街が映っていません。おそらく、上の写真の右に見えている尖塔の上あたりから撮影したものと想像されます。
《修道院から大佐邸へ》
マリアは修道院長から、トラップ大佐邸に家庭教師として向かうことを告げられます。それでは、修道院から大佐邸に向かうマリアを追いかけてみましょう。
ps 6/3 マリアが修道院を出る場面、ノンベルク修道院がロケ地として使われていました。私は、修道院の外から眺めただけでした。扉は開いていたので、このとき扉の中に入っていれば、修道院の内部を撮した映画の場面と遭遇できたはずですが、それをのがしたのは残念でした。下の写真が修道院出入り口部分です。
修道院を出たマリアは、どこかの高台の道を歩いています。この場面がどこで撮影されたかは最初わかりませんでした。
映画でコンサート会場として使われたのは、フェルゼンライトシューレという会場で、祝祭劇場の一部です。そのフェルゼンライトシューレの中に何とか入れないかと、その場所の周辺をうろうろしました。崖の縁に階段があったので登ってみました。
階段を上がったところ(上の地図の「高台」)からは、旧市街の教会群が見えます。思わずシャッターを押しました(下の写真)。そしてホテルに帰ってから調べてみたら、何とこの高台からの眺めが、撮影された背景とぴったり一致していたのです。スチールには「経験したことのない冒険に」との字幕が映っていました。
フェルゼンライトシューレ階段上
次の場面は、ドーム広場からレジデンツ広場へとつながるアーチです(下の写真)。映画と同じ角度から撮したかったのですが、撮影ポイントに馬車がたむろしていたためにできませんでした。字幕には「後戻りはできない」とあります。
ドーム-レジデンツ
レジデンツ広場には噴水があり、その前をマリアが通過します。馬が口から水を噴出しており、背景はレジデンツです。字幕は「真心で努めるの」でした。
レジデンツ前
最後は、カピテル広場です(下の写真)。遠景はホーエンザルツブルク城塞、映画の字幕は「皆はきっと私を試すわ」でした。
カピテル広場
トラップ大佐邸に到着したマリア、子供たちとはすぐに打ち解けました。子供たちの遊び着としてカーテンを生地に服を作り、大佐の留守中にその服を着せて遠足に出かけました。
《子供たちと遠足-1》
最初の場面はモーツァルト小橋です。
モーツァルト小橋
続いてドーム広場。ドーム(大聖堂)を背景としています。
ドーム広場
昔、ここで馬を洗ったらしいです。映画では箱形の自動車が走っていましたが、もちろん現在は現代の車が走っています。
馬の洗い場
大学広場では、毎日青空市場が開かれているようです。われわれが訪れたときは昼前後で、もう店じまいしかけていました。映画ではここで、マリアが果物でお手玉をします。映画と同じ背景の建物を探しましたが、見つかりませんでした。
大学広場 グリューンマート
このあと、一行は登山電車に乗って山にピクニックに出かけますが、今回のわれわれの行き先には入っていません。
以下次号。
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