やっと汚染米(「偽装米」という表現の方が適切かもしれない)の販売ルートが公表されました。
三笠が売ったとされた337社(335社と報道している所もあり)の実名です。
詳細実名は毎日新聞が報じています。
毎日新聞←左クリック
三笠フーズは汚染米(事故米)を買い漁っていたようです。
記録が残っている04年2月から今年8月まででも55回も汚染米を購入していたとか・・・。記録が残っていないものも含めたら、どれほどの量を買い漁ってきたのか?
農水省に「次は何処で事故米が出ますか」との問いあわせまでしていたと言うから、呆れてしまう。
※残っている記録だと、「55回」であるが、実は、9月7日の読売新聞で
は、10年程前からこの手口で販売していたことが報じられています。
同社は平均1キロあたり11円で買っていたという。それを焼酎や米菓子用だと、70円~110円、食用だと300円~350円になると言うのだから、笑いが止まらない商売をしていたわけです。
末端我々消費者は、汚染米かどうか何てことは知る方法もなく、おせんべいやお饅頭を食べさせれて来たわけです。
しかし、焼酎だ和菓子だと、直接口に入るもののみが問題視されていますが、この汚染米は肥料・飼料としても使われ、最終的には人の「口」に入っていくわけですが、この点の危険性が全く報じられていないのが気になります。
食の安全を考える場合、口にする食品の原材料をチェックすることも大切ですが、その製造過程・栽培過程もチェックしなければいけません。
例えば野菜の安全性を語るとき、その畑にどんな農薬を投下したのか、どんな肥料をどれくらい使ったのかなどのチェックです。
汚染米を畑に肥料として使用したものなど、決して「安全」とはいえませんが、意外とこれは「有機野菜」として出回っているのではないでしょうか?
なぜならば、米は決して「化学肥料」の範疇には入らないからです。「くず米」として扱われ、意外と「有機肥料」として畑で使われている可能性がなきにしもあらずです。
もしそんな事態であったら、「笑い話」ですね。
また、今回の汚染米の報道をみていて気になるのは、汚染米の「ぬか」の行方です。
輸入時はどうも「玄米」で日本に入ってきているようです。
玄米は、給食用の米として利用するにしても、和菓子の材料として使用するにしても、何処かの過程で「精米」します。玄米を精米すると、当然「ぬか」が出ます。
この「ぬか」は何処に消えたのでしょうか?
精米する時に出る「ぬか」の量は半端なものであはりません。
「ぬか」は、家畜のえさになる場合もあるし、場合にっては「米油」の原料になる場合もあります。有機質肥料として出回ることもあるでしょう。
この汚染米が原料のもちを、この米油で揚げて「揚げせんべい」を製造していた事例もあるのではないでしょうか・・・。
日本全国に汚染米はばら撒かれていると思って間違いなさそうですね。怖。