以下は昨年3月総務常任委員会でのやり取りです。最低制限価格を事前公表し、落札価格がその公表した最低制限価格とぴったり一致した場合でも、市は問題ないと言い切りました。委員会でのやり取りでした、他の議員の発言も一体何なのでしょうね・・・・。
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◆委員(広瀬明子君) それでは、入札差金が1,000万円強生じた話なんですけれども、8月9日の入札、ここでちょっと取り上げさせていただきます。
これは1者しか参加してないですよね。それは電子入札でやって、1者だからどうのこうのと言っても、浦安は受け付けないのはわかっていますから、そこは今問題にしません。ここで何を問題にしたいかというと、最低制限価格を公表していますよね。1億5,000万円以下の工事案件は事前に入札の段階でもう最低制限価格を公表して参加させているわけですよ。それで、この場合はまさに最低制限価格そのもので、1円とも狂わない価格で入札に参加していますよね。
私が再三この委員会で問題にしてきているのは、最低制限価格を公表する意味は何なんですかと、あるいは公表しない理由は何なんですかということを過去に何度か聞いているんですけれども、要するに最低制限価格を公表しちゃうと計算しなくなると。だから、1億5,000万円以上は公表しないんだと。1億5,000万円にラインをつくること自体が非常に問題だと、意味がわからないんですけれども、1億5,000万円に満たない工事は、今回の事案のように、堂々と事前に最低制限価格を公表しちゃっているわけですよ。だから、まさに計算しないで入札に参加した事例ではないんですか、これ。
そういうことは、この入札経過書、当然担当の方は、担当は防災課じゃないと思うんですよ。入札関係の担当課ですよ。きょう来ていらっしゃると思うんですけれども、見ていると思うんですよね。チェックしているんじゃないですか。1億5,000万円以下のはこうやって公表しちゃうと。公表しても市内の業者が参加する入札は、なぜか最低制限価格のところに横並びにはならない、不思議な現象が起きているんですけれども、大体市外の入札、市外の人の、これは一般競争入札でやっていますから、誰でも入れますよという入札をしちゃうと、大体最低制限価格を公表すると、本当に横並びになって、これは今回1者ですけれども、数者入ってきたら、じゃんけんぽんの世界ですよね。何でそういうことを許すんですか。
○委員長(中村理香子君) 広瀬委員に申し上げます。今回はこの防災無線等管理運営事業についての質疑を行っていただきたいというふうに思いますので、この入札に関しての質疑ということでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 最低制限価格を公表したがために、最低制限価格で入札に参加した事例です。それをどのように評価しますか、お答えください。
○委員長(中村理香子君) お答えになれますか。この防災カメラ等整備事業の入札についての評価ということで、ご答弁ができればお願いします。
財務部長。
◎財務部長(及川力君) ただいまの点、入札を執行した結果ということで受けとめています。
○委員長(中村理香子君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) だから、結果はそうだけれども、最低制限価格を1億5,000万円でラインをつくって、1億5,000万円以上のは事前公表しないという方針を出しているんですよ、浦安は。でも、今回は予定価格が1億5,000万円にいっていないから、事前公表の対象になって、事前公表しちゃったんですよ。最低制限価格を事前に公表しちゃうと、計算しなくなると、まじめに計算して入札に参加しなくなるから、公表はしないんだと言っている割には、1億5,000万円以下は市は公表しちゃうんですよ、事前に。その結果がこういうことになったんでしょうと。何でそういうことを見逃すんですか。
○委員長(中村理香子君) 広瀬委員、今回質疑の対象になっているものは、この防災カメラ等整備事業についてですので、入札全体のことに関しての質疑であれば、一般質問でお願いできればというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ※どうも委員長は、私の質疑の意味を理解されていなかったようです。私は入札一般のことなど訊いていませんでした。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 私はこの防災カメラ設置工事について質疑しているんですよ。昨年の8月9日に最低制限価格を事前公表して、入札にかけた。それをどのように評価しているんですかという質疑をしているんです。入札一般論じゃなくて、これの評価。この入札案件をおかしいと思わないですかという質疑です。
○委員長(中村理香子君) 財務部長。
◎財務部長(及川力君) 適正に入札が執行された結果というふうに捉えております。
以上です。
○委員長(中村理香子君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 最低制限価格と入札に参加したときの価格が、金額を申し上げますと、1億1,181万2,400円、最低制限価格を公表したんですよ。そうしたらば、入札参加者も全くその数字で落札してきたと。1億1,181万2,400円。これはおかしくないですかということなんです。
○委員長(中村理香子君) 広瀬委員に申し上げます。今回はこの補正予算に関しての質疑でありますので、そもそもの入札についての当局のほうの答弁というのは、この委員会の質疑にはそぐわないのかなというふうに委員長が判断いたしますので、できれば別の質疑をお願いしたいというふうに思います。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 委員長がそのような理解をされるならば、いたし方ないんですけれども、まさにまじめに計算していない事例ですよ、この入札そのものが。市側が一番危惧している、事前に最低制限価格を公表しちゃうと、ちゃんと計算しないで、その数字だけで入札に参加しちゃうと。それを避ける必要があったんじゃないんですか。それをしていなくて、まさにその事例が出ちゃっている、この案件なんですよ。入札一般論じゃなくて、この事案を私は今取り上げているんですけれども、もう平行線ですから結構です。市側は適正にこれが入札したとおっしゃいましたからね。適正なんですね。最低制限価格を公表して、その数字で入れた場合、これ以外も全部適正ということになりますよね。
(「委員長、議事進行」の声あり)
○委員長(中村理香子君) 辻田委員。
◆委員(辻田明君) 質疑の時間ですから、自分の意見はなるべく委員会においては簡潔に述べよというふうに例規集に出ています。自分の言いたいことはわかりましたけれども、自分の時間の中だから、幾ら言いたいことは言ってもいいと思っているのかもしれませんけれども、ご意見を言うのであれば、簡潔にしていただきたい。当局のほうの答弁も出ていますので、その辺にしていただければいいのかなと思います。
委員長、よろしくお願いいたします。
○委員長(中村理香子君) 辻田委員から今議事進行がございました。委員長もそのように思っておりますので、広瀬委員にはしっかりとその辺を受けとめて、他の質疑を行っていただきたいと思います。
今、辻田委員からもありましたように、この件に関しては当局の答弁は出ておりますので、次に行っていただければと思います。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) わかりました。適正で問題なかったと市の答弁をいただいていますので、わかりました。私と認識が違うのははっきりしました。