ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

12月議会一般質問通告

2023年11月28日 | 議会

令和5年度第四回議会が始まりました。

私は以下の一般質問を通告しています。

(全員の通告内容はこちら


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令和4年度決算 反対討論

2023年11月25日 | 議会

昨日から令和5年第四回浦安市議会が始まりました。

議案説明の後、令和4年度決算の採決がありました。私は以下の討論をして反対しました。

 

認定第1号令和4年度決算 反対討論

以下、4件の令和4年度事業の問題を指摘して賛成できな理由とします。

浦安市が令和4年4月から導入した5か所の駐車場有料化、年間消費税込みで市には4620万円の収入設定になっていますが、この金額の収入の為に多くの市民の反発を招き、未だに市民の批判の声は鳴りやみません。その証拠に、結果は却下となりましたが、今年に入り有料化について住民監査請求が提起されています。これは重く受け止めるべきです!

市民には導入理由は三ケあると説明して来ています。

①受益者負担 ②本例の施設利用者以外の排除 ③財源確保

しかし、どれも市民を納得させることは出来ていません。

受益者負担と言えば、何となく市民はキツネにつままれたように、納得せざるを得ないのですが、言葉は厳格に使って下さい。

受益者負担を理由の有料化と言うのであれば、その対象の公共施設を維持するのにいくらかかる、その内のいくらを、何パーセントを利用者にご負担頂くのかと言うのが受益者負担の考えの筈です。

今回の案件でこの基本的観点で市民に説明しましたか。プロポでの提案が行われ、市民負担が少ない方が選定されたとの説明でしたが、何処に受益者負担割合が反映されているのでしょうか。受益者負担を言う時、市側はこれまでそれなりに計算式を示し、負担割合を示し、市民に提示してきたはずです。受益者負担を言うのであれば、まず、各地でも既に策定されている、誰でも納得できる算定基準を示し、市民に見える化を行うべきではないですか。それもなく、プロポ選定事業者の提案金額をそのまま受益者負担の名のもとに市民に提示するなど、浦安市のやることではありません。

施設利用者以外の利用の排除ですが、これは総合公園や高洲海浜公園には当てはまりません。

つまり、有料化の理由三つの内の二つは的外れな理由です。こんな説明をして市民に対して失礼ではないですか。市民を愚弄しているとしか言いようがない。

端的に、「財源の確保」と言えばいいのに、何故素直に市民に言わないのか、これでは市政不信を助長するのみです。

行政の大事な説明責任を果たしたとは到底言えない。

 

福祉的サービスは白内障手術者への眼鏡助成金の対象者絞りこむなど、市民にたいしてのサービス低下断行する前に、支出への見直しを自ら行うべきなのに、その姿勢の本気度を疑いたくなる事例がありました。

 

パイプテクター、私が議会ある毎に問題視して令和四年度末の3月議会でやっと見送る結論を出し約2000万円近い買物をしないで済みましたが、その間、機械に対しての問題指摘動画が配信されているのに一顧だにすることなく、取り扱い業者に動画の真偽の問い合わせもする事もなく、取り付ける前たった1回の水質検査数値と取付後の検査数値との比較で、「数値が下がった、効果あり」と言い続けました。科学の世界を無視した検査結果に固執し続けました。

最終的に契約にいたらなかつた点は評価出来ますが、もっと速やかな対応が出来た筈です。 

このスピーディーな対応が出来ない姿勢はウエーブに取り付けてある機械への対応にも引き継がれています。

市内公園トイレ清掃経費問題、10年以上も同一事業所が落札し続けている事実を私は指摘して来ました。入札制度の見直し、入札改革を訴えて来るなかで再三指摘し続けましたが、耳を傾ける姿勢は皆無でした。

しかし令和四年度トイレ清掃を厳しく追及する中で、人件費時給単価10,200円支払い続けていた事実を認めざるを得ない状況になりました。

この数字は何を意味するのか、当局はこの間考えましたか。考えた、反省したとはとても思えません!

市民は本来払わなくてもいいお金を、市側の怠慢さ故に払わされて来た事を意味していることに気づきましたか。もし気づいていたら市民に謝罪があって当然ですが、未だにない!確かに令和五年度予算作成では設計金額を大幅にダウンして来ました。令和2年度の予定価格は対象トイレ数31箇所基本清掃は週二回で、70,867,000円、令和5年度は対象トイレ数36箇所清掃回数週三回で37,552,000円、大幅ダウンです。当たり前です。それまでが異常だったのですから。しかし、将来に向かって修正すれば事が済むような単純な話だと思っていませんか。

時給単価10200円、考えられない数字です。時給10200円になっていた原因は設計金額の見直しを全くしてこなかった、そしてチェックシートすら作成されず実態確認が皆無だった、この一言に尽きます。委託すれば仕事は終わりではなく、日常の清掃が仕様書通りに行われれているか、形式的な報告書を上げさせるだけではなく、市職員自らが現場を確認することが全く行われてこなかったことに大きな原因があります。また、落札業者が幾らでトイレ清掃の募集をHPで出しているか、このチェっくも怠っていました。これは簡単に見ることができる環境でした。これをきちんと行っていれば、事業者はリーズなぶるな時給単価で募集をかけていたのですから、浦安市は法外な額を容認していることは直ぐに気付いたはずです。

身体障がい者福祉センター指定管理者問題、これは、平成24年度に向こう10年間という其れ迄浦安市は採用したことのない長期間の指定管理者制度が提案されたことから始まりました。10年間の指定管理が令和4年度3月で終了しましたが、この間、私は幾度も問題点を指摘してきました。選定された事業者の提案書を情報公開で入手することから始まりました。10年間に複数回にわたり開示請求をしましたが、何時も肝心斜めは黒塗。 黒塗に異議申し立てを行い、やっとほぼ全部が開示され、知ることが出来たのが、10年前選定された事業者は「市の負担を軽減するために国の給付事業を展開します、そして、最終的には市の負担を持出しを大幅に減額します」と書かれてありました。

10年目の最終年度、令和4年度、市の財政負担は33%にまで軽減され、10年間の総額約7億2,000万円の指定管理料のうち、市の財政負担は4割弱になることが見込まれますとの提案をしていました。つまり、市の10年間の実質的負担額は約2億8,800万円、約3億円だったはずですが、現実は、提案ほどには給付事業が伸びず、市の負担は市の試算でも2億円近くになります。提案通りの給付金は入ってこなかった、市民の税金の持出しだけは予定通りでした。この間、何度か議会で取り上げ、提案通りのことが行われているのかチェックしましたが、現場にはそれは届かず、提案額の不足の指摘は事業者には一度もなされずに10年が過ぎました。

新な事業者募集時には、仕様書を大幅に書き替え、無駄な市民負担が無くなるようになっていました。それは大いに評価できましたが、この10年間の市民の負担は不問に付されて来ています。

 

福祉的サービスのカットや駐車場の有料化などを行なう前に自らの姿勢を正すべきです。本来のすべき事を棚に上げて、市民の負担増を安易に選んだ令和四年度の決算内容賛成出来ません。もっと市民目線での市政運営に徹するべきでした。

以上、4ケの事例を上げましたが、これらは氷山の一角だと私は判断しています。

議員の仕事で市側の財政をチェックすることは欠かせません。その為に膨大な時間を要さざるを得ません。その理由の一つが、市の情報公開の遅れです。以前千葉市に清掃関連で設計書を開示請求しましたら、入札参加業者に一度開示ているので情報公開の手続きは不要、資料提供で対応しますと言われ、瞬時にメール添付で送って来てくれました。

浦安市の場合は、情報公開の手続きを踏んで二週間、時には延長をかけられて1か月以上待たされてしか資料、情報を入手できません。スピーディな調査活動が阻害されています。もっと容易に入手出来ていたら、もっとたくさんの市側の問題点が発覚した筈です。

財政の危機を本当に認識し、抜本的見直しをする気があるなら、先ず日常の業務の設計金額の見直しをするべきです。そして、現場確認を小まめに行う、この作業がなされずに来た付けは全て市民が負うのですから。令和4年度決算、納得できるはずがないです。


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住民監査請求

2023年11月19日 | 駐車場有料化問題

市内公園駐車場有料化については、市民の反対の声は未だ鳴りやんでいません。今年8月、住民監査を提起、残念ですが却下されています。

監査結果  

 


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ハグラカシ戦法?

2023年11月18日 | パイプテクター

9月議会だよりが出来上がっています。パイプテクタ問題は二年前の6月議会以来毎回取り上げて来ています。こんなに連続で取り上げ続けている事例は珍しいですね。市側の答弁には全く納得できないから取り上げざるを得ないだけなのですが。

勿論、取り上げている内容・角度は異なります。9月議会での内容の一部が議会だよりに掲載されています。

この議会答弁って可笑しくないでしょうか?民間施設への導入の分析結果については市は関知しないということなのですが、私が質問したのは、「民間マンションが導入に当たり性能検査をしかるべき機関に出して行った、その結果をどのように理解しますか」という単純なものでした。要するに検査結果をどのように理解しますかとの質問でした。

ハグラカシ戦法としか言いようのないこの答弁、もう少しまじめに取り組んで欲しいものです。市民のお金を使った買い物なのですから。

こんな姿勢を何時までも持っていたら、市民の市政への信頼は無くなりますね!

 


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南 彰 さん、朝日を去る

2023年11月11日 | うそじゃないよ、本当だよ!
南 彰 さん、朝日新聞を購読している方はこのお名前ご存知の方が多いと思います。署名入りで鋭い記事を沢山書かれていました。先月末で朝日新聞を去り沖縄に行かれました。
 
私と南さんとの出会いは、平成15年に起きた市内特別支援教室での強制わいせつ事件に遡ります。高裁の刑事事件傍聴に行った時、廊下で「新聞記者です」と言われ名刺交換をしたのが最初です。この事件の全貌は「黙殺される教師の性暴力」として上梓されています。
この事件、刑事事件は一審、二審無罪となりましたが、民事事件では一審、二審とも被害は認められ大勝利となりました。
南さんは最後まで被害者側に寄り添い、事件終了後も交流は続いています。
 
この事件だけではなく、入札問題なども積極的に記事に書いてくれました。
私が情報公開で入手した沢山の資料を見せて欲しいと言って、段ボールに入れて持ち帰られたこともあり、とても熱心な記者の方だとの印象でした。
 
その後、大阪本社に異動されましたが、森友問題などで積極的に発信してくれていまして、私たちは心からエールを送り続けていました。
 
そんな南さんが、朝日を辞めて沖縄に行くとのニュースは暑い8月に入ってきました。9月には仲間と共に送別会を開き、次回は沖縄での再会を誓いました。
 
その南さんが書いた退職挨拶文が公開されています。
この「退職挨拶文」はメディア史に記録されるべき第一級の資料だとのことです。是非ご一読下さい。
 

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