ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

議員もイロイロ・・・。

2006年11月26日 | Weblog
不正に政務調査費を使っていた目黒区の公明党議員6名が辞職願いを出したことが報道されました。
新聞記事


公明党区議団は今月17日と21日の計3回、昨年度分の政務調査費として交付された6人分計1224万円のうち、772万8807円分を削除する手続きを行ったそうです。
772万8807円の中身は、①カーナビゲーションの購入費、②ガソリン代、③CD作成費、④研修に伴う食事代、⑤印刷費、⑥文具代などが含まれていたとのことです。

そもそもの発端は、市民団体「目黒区オンブズマン」(梅原辰郎代表)が10月31日に区監査委員に監査請求を行ったことにあります。今月7日に請求が受理され、監査結果が出る前に区議団が自ら不適切さを認め、辞任劇にまで発展してしまったわけです。
今回、公明党議員同様に監査請求の対象となった宮沢信男議長(自民党目黒区議団)も今月、昨年度の政務調査費に関する支出212万5283円から2万7190円分を削除することにしたそうです。しかし、この議員は辞職は今のところする意向はないようです。
宮沢議長によると、削除したのは、ハイウエーカードの購入費や腰痛を和らげるための腰あてなどだそうです。

今回の公明党議員の辞職劇は全国的にもかなりの波紋を呼ぶのではないでしょうか。
私が知る限りでは、「辞職劇」は初めてです。

違法な政務調査費の使われ方の指摘がなされると、まず「返還」に応じ、場合によっては島田市のように「謝罪」にまで応じて一件落着です。
責任を取っての「辞職」した話など聞いたことがありません。
辞職にまで発展したとは、かなりの額を違法な用途に使用していたのかもしれません。とても「謝罪」で済むような内容ではなかったのか、あるいは、公明党が「公認」を取り消してしまったので、次の選挙はないと早々と判断してしまい、辞職にまで発展したのかもしれません。

それともう一つ考えられることは、当然公明党の内部では、辞職要求は強くあったはずです。来春の統一選挙を考えた時、一日でも早くにこういう問題議員は「処分」しておかないと、公明党のイメージダウンになりますから。組織を守るために、組織のイメージダウになる議員は組織から排除する、これは組織防衛のためには良くある事です。

目黒区はこれでケリがついたのかも知れませんが、しかし、公明党の全国の他の議員(公明党に限りません、自民党の議員、民主党の議員、あるいは共産党議員、無会派議員も場合によっては該当者がでるかもしれません)は全く問題ない使い方なのでしょうか?
そんなこと絶対ありえない!
この事件を契機に、各地で自主的に「返還」が続出するかもしれませんね。全国のオンブズマンが目黒区と同じように住民監査請求を起こし始める前に、自主的に
返還した方がイメージが良いですから。

あー、それにしても我が浦安市の市議たちの酷いこと!
私が再三議会で取り上げても、未だに返還していません!

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フィンランドのタミネン教授もびっくり

2006年11月21日 | Weblog
私がこのブログにも書き込み、また議会で幾度となく取り上げてきた問題が東京新聞にも載りました。
日本の裁判制度が先進国では考えられないほど遅れている証拠です。
裁判制度に限らず、他の分野でも日本はまだまだと思える分野がたくさんありますね。
議会もその一つだと、自分が市議になってつくづく思います。
裁判制度も議会も、結局は市民が背後で支えている構図があるのですから、物事の真偽をしっかり見つめ、自分の意見をしっかりと持った市民が多数誕生しない限り、後進性の解消は難しいと思います。

どうしたらそのような市民が誕生する土壌が出来るのでしょうか?

東京新聞の記事はこちらです ↓
東京新聞 

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一般質問通告

2006年11月21日 | Weblog
12月議会がはじまります。
昨日一般質問の通告を済ませました。
今回私の質問順位は一番最後です。
ハプニンが起きない限り、12月15日(金)の二番手になるでしょう。ですから、11時半過ぎから始まり、昼休みを挟んで終了時間は2時過ぎになると思います。

三月議会から動画によるリアルタイムの同時中継も行われています。

一般質問内容は以下で見ることができます。
私は一番最後になっていますのでご注意下さい。

①↓ここをクリック
浦安市のホームページ
②浦安市のホームページ左側にある《一般質問》をクリック
③画面を下にスクロールし、16番目をご覧下さい。

動画を観るには・・・、
①↓ここをクリック
浦安市のホームページ
②画面中央の《議会中継》を クリック
③画面右下の《議会中継へ》をクリック

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電子入札の落とし穴

2006年11月19日 | Weblog
夜7時のNHKニュースで入札問題にふれていました。
各都道府県に談合を防ぐ手段で何が有効かの調査をした結果、電子入札導入が一番多かったそうです。

既に電子入札を導入した浦安市の実態を知っている私はこの報道には大いに不満を持ちました。
私もまさかこんな抜け道があるなんて、昨年のわが市の電子入札の高落札率にであうまで考えても見なかったことですが、大きな落とし穴がありました。

それは、入札参加に名乗りを上げた業者の資格審査を事前に手作業で行っていたのです。
(このことを調べ上げるには結構苦労しました・・・。)

わが市の電子入札の流れは・・・、
①1億5千万円以上の工事の場合、予定価格を公表してネットや業界紙で一般競争入札の公告をします。
②決めれらた一定期間に入札参加希望会社はパソコンを通して名乗りを上げてきます。
③その名乗りを上げた会社の参加資格を手作業で調べます。
④資格アリと認められた会社に対して、パソコンで「参加OK」の返事をします。
⑤決められた期間に札(価格)を入れます。

手作業で担当職員が資格審査を行い、最終的に市長の決済までもらい、それからパソコンで「参加OK」をしているのです。
ウヒャ・・・、市長まで参加業者の名前を知ることが出来る状況でした。

多い時には、事前に15名の担当職員が名乗りを上げた会社の名前を知りうる状況になっていました。
そりゃ、漏れるていることが十分に考えられるは・・・、だから電子入札でも97%、98%だなんての高落札率になるのではないでしょうか。

こんな電子入札で公正性が担保されるはずがないと思い、「事前審査をすべきではない」と議会で取り上げたのですが(17年3月15日)、当局の答えが振るっていました。と言うより、びっくりしました。

《電子入札に絡みまして、応募業者の情報を事前に職員が知っていたことに対する見解ということですが、私ども、当然こういう情報を知りませんと仕事できませんので、当然必要だというふうに考えてございます。》

何のための電子入札だったのでしょうか?
それにかけた経費は約3000万円。電子入札なら不正が働く余地はない、と思いがちですが、落とし穴があったのです。
こんな電子入札制度なら不要です!
他市では入札参加業者の資格審査を入札実行後にするようにしているところがあるのです。ですから、我が浦安市が「情報をしりませんと仕事ができません」というのは間違いです。
担当者はこんな間違いを平気で議会答弁するのです。やれやれです・・・。

議員の仕事の一つに、職員の認識の間違いを指摘していくこともあります。
他市を念入りに調べ、わが市の運営に間違いはないかを見定め、市民の立場に立った行政運営をするよう促さなければなりません。

先進地と言われている市を調べ出し、資料を取り寄せ、そして時には直接出向き、担当者からレクチャーを受け、議会で提案していきます。
正直大変な仕事だと思います。

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タウンミーティングでのやらせ

2006年11月18日 | Weblog
教育基本法改正を巡る各地で行われたタウンミーティングで、主催者側による「やらせ」問題が発覚しています。
事前にFAXで当日発言する内容を指示したとか、あるいは、なるべく自分の言葉で発言するように指示したとか、「全くモー」としか言いようのない問題です。
やらせる方も問題ですが、そんなことを頼まれてやる方もやる方です。
とても大の大人のやることだとは思えない行動です。

それも、日本の教育の基本を変えるのかどうかという重大問題に関して発生した「やらせ」です。
こんなことをしてまで教育の基本を変えようとしているわけですが、まず、「人の意見に左右されない自分の意見を持つ大人」をどうしたら作れるのかを真剣に考えるべきですね。
大人のための教育基本法を制定することのほうが先決です。

しかし、このタウンミーティングにおける「やらせ」、いたるところにあるのではないでしょうか?

似たようなことを私は浦安市で経験しています。
市議になる前、娘の通う学校で発覚したお金を巡る不祥事。
当時市長が開いていた「さわやかトーク」で質問をすることを考えました。そして担当にその旨の電話を入れたのですが、「事前に質問を文書で提出して下さい」とのことでした。
「予期せぬ突然の質問は受け付けない」とのことでした。要するに市民と直接対話をするというのは建前の話であって、出来レースの「さわやかトーク」だったのです。
多分市側は市に関係ない質問が当日出てきたりして困るということが、事前に文書で質問事項を出させる理由であったと思われますが、市に関係ない質問であればその場でお断りすれば良いわけですし、また、もしその場での答えが出せないのであれば、「後日回答」でも良いはずでした。
しかし、当時のさわやかトークは、事前に問題通告制で運営されていました。

余りにもばかばかしい話だったので、私は行きませんでしたが・・・。

「出たとこ勝負」でやると、本音が聞けるのです。勿論、難しい「数字・データー」などは聞くことは出来ませんが、開催する側の真意や本音が言葉の端々で聞き取ることができるのです。
ですから事前に質問事項を出させたり、質問内容を事前に指示したりしてはダメなのです。
「出たとこ勝負」は、主催する側に余程の力や自信がないと出来ないでしょう。
会場から不意打ち的な質問が出され、言葉に窮する事態も十分予測できるのですから、主催者側は事前の手配(やらせ)をしたくなるのも分からないではありませんが、市民との本当の対話を求めるなら、敢えて挑戦すべきです!

昨年7月、私は逗子市を訪れました。
入札状況の視察が目的でした。
ところがその日は偶然にも、市長と市民との対話の日でもありました。翌年度の企画について市長・担当課・市民の三者が意見を述べ会う日でした。

午前中に視察の用を済ませた私は、午後1時から始まったそのミーティングに参加できることが分かりました。
勿論、事前の予約も何も要りませんでした。
市役所入って右手の広い空間が急遽ミーティング会場に変わり、市長・担当課と市民がそれこそ「車座」的に座り、夫々の意見をぶつけるのです。
市民は、その場で手を挙げ・・・事前通告など不要・・・、市長に直接質問する形式です。
この時の「市民」は、「逗子市民」に限定されていないことには驚きました。
住所・氏名を明らかにすれば、誰でもOKです。現に私は二点ほど疑問に感じたことがあるので質問をしました。
「浦安市民」であことを理由に断られることもなく、市長は逗子市民に対する態度と全く同じ姿勢で回答をしてくれました。

市長の姿勢でこんなにも対応が違うものかと、私は大変感動したことを未だに忘れません。

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来年の成人式は二部制で・・・、その1

2006年11月02日 | Weblog
来年の成人式は東京ディズニーランドの会場を二部制にして行うことが広報で発表されました(9月15日号)。このことは11月1日発行のコミニティー紙「浦安ニュース」でも報じられていました。

何故今年は二部制になったのか、その理由を考えたことがありますか?

「二部制」でやるようにした理由は広報では一切書かれていませんでしたが、思うに二つあると思います。

①これまでの消防法違反の成人式を改める
②キャパの関係で会場内に入れない、いわゆる「あぶれ組み」を出さない

①も②も皆さん驚かれると思います。

「エッ!今までは消防法違反の成人式だったの?エッ!会場に入れないあぶれ組みがでるの?」と、誰もが驚かれるのではないでしょうか。
浦安の成人式と言えば、毎年NHKで全国に放映され、何ら問題なく平穏無事に行われていると思って来たはずです。
「消防法違反を犯し、更に会場に入れないあぶれ組みが出ていた?」・・・、まさかそんなこと成人式であるなんて、信じられない話ですよね。

その信じられない話がまかり通って来たのが我が浦安市です。


  あぶれ組みを出した今年の成人式

そもそもの事の始まりは、今年の成人式に来賓として参加した帰りに私は舞浜駅で新成人になったばかりの浮かない顔をしたA君にばったりと出会ったことにあります。
「おめでとう!成人式に参加してどうでしたか?」と、私は当然質問をしました。
その時の新成人の話に腰を抜かすほど私は驚きました。

「時間どうりに会場には行ったのですが、中に入れてもらえませんでした・・・。会場外に設置されたモニターTVを通して見ただけです。そのモニターTVも声が聞こえませんでした・・・。」
「へっ、中に入れてもらえないってどういうこと?」

度肝を抜かれた私は早速調査を開始しました。
その結果、確かに毎年「あぶれ組み」が出てたことがわかりました。
我々市議は来賓として招待され、席も用意されていたのに、本来の主役である新成人の中に会場に入れない「あぶれ組み」が出ていたのです。
この「あぶれ組み」、遅刻して来たのであれば致し方ないことですが、私が質問をしたA君の証言は、「時間内だったが入れてもらえなかった」というものでした。
この点に関して実行委員会の議事録を見る限りは、「ディズニーの方針で開演後の入場はできない」、「会場へ入れない人の為に、モニターを設置して対応」との記述で、時間内に会場に到着したA君の証言とは食い違いがあります。。

モニター設置理由 
 議事録⇒遅刻者のために設置
 証言者⇒会場が一杯で入れてもらえず、止む無くモニターを見るはめになった 

それでは、どちらが正しいのでしょうか?
私は間違いなくA君の方だと思います。
それは、我が娘も同じことを言っていましたから。
二十歳を迎えた我が娘は実行委員をしていまして、娘はこんなことを言っていましたから・・・、
「人数的には最初から会場に入れない人が出るのは分かっていた。だから実行委員としては出来るだけ大きなモニターTVを希望していた」

ここまでの話を聞くと、要するに「会場のキャパがないので毎年あぶれ組みをだしていた」だけのことになるのですが(まさか、消防法違反を犯していたなんて誰も想像もしません)、実行委員会議事録を丁寧に見ていくと、真っ青になる事実が見えてきました。

(平成18年成人式実行委員会議事録)
OLC:前回は通路をつぶして収容した。本来は避難通路として確保する必要がある。
入り口付近は避難通路なので、普段は立ち見は入れていない。
前回は、避難通路の一部にも入場いただいたが、今後は法律に遵守した対応としたい。
(広瀬記:時間内に来た人は、消防法に関係なく、避難通路にまで入れていたと推測できます。)

この会議の中で事務局(市側の人)とこんなやり取りもあります。
事務局:式典会場は消防法に適用された施設なのですか。(広瀬記:びっくりする質問ですね)
OLC:その通りである。

「これまでは避難通路として確保すべきスペースにまで人を入れていたが、今年からは法律を遵守して、時間内に来ようがキャパを超えたらモニターでどうぞ」ということだったわけです。

「あぶれ組み」が出ることについては、過去の成人式実行委員会議事録を見ると、毎年の反省会で問題になっていました。(実行委員になった若者達は、会場に入れなかった仲間達にとても暖かいまなざしを持っていたのです・・・ほっとしましました。)

・全員が入れないのは良くない
・来年は全員が会場に入れるようにしてほしい
・モニターでの成人式は評判が良くない

等々、毎年の実行委員会の反省会で出ているのに、その声を全く無視して、あぶれた新成人を会場外でモニターで済ませていたのです。
毎年反省会でこのような声が出ていたにも関わらず、教育委員会の成人式実行委員会担当課は次年度でこの声を生かすことをしていなかったわけです。

以上のことを私は三月議会で取り上げ、今までのことを市側は反省し広報等で謝罪すべきだと訴えましたが、残念ですが、無視されました。
三月議会で色よい返事がなかったので気にはなっていた矢先の「二部制による成人式」の発表でした。

三月議会で取り上げた甲斐があっわけです。
メデタシメデタシ・・・。

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安易に核武装論に走るなかれ

2006年11月01日 | Weblog
北朝鮮が核実験を行ったことで、一部政治家の中では核武装論が湧き上がる気配があります。
北朝鮮の核実験は容認できませんが、だからと言って、こちらも核武装すべきだと言うことにはなりません。

北朝鮮が行った核実験の背景を考える上で、とても参考になる情報が神保哲氏のヴィデオニュースで配信されています。

タイトル:日本核武装論を嗤う
ゲスト:吉田康彦氏(元IAEA広報部長)

神保哲生のビデオニュース

日本には国際原子力機関の査察官が8人も常駐し、核査察対象国であるという報道は余りなされていません。
吉田氏は、かって国際原子力機関で日本支部の広報部長をしていました。
そんな吉田氏に耳を傾けることなくして、今回の核実験の裏の意味を理解できません。

以前も神保哲生氏のビデオニュースはご紹介しましたが、神保氏は相変わらず世界や日本の動きを敏感にキャッチし、この人こそ真のジャーナリストだと感心してしまいます。

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