ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

政治倫理条例学集会 その1

2006年10月31日 | Weblog
日本で最初の政治倫理条例を作られた長谷川俊英さん

10月25日(水)大阪堺市で自治体議員勉強会主催による「政治倫理条例・・・その誕生と進化、そして運用の実際」が開催されました。

我が浦安市でも何年(?)も前から「政治倫理条例」制定の委員会が開催され、制定に向けて議論されているのですが、未だに日の目を見ていないのが現状です。
そもそもこの委員会が出来たのは・・・、
四年前、松崎市長の不正疑惑が発覚し、当時の議会で百条委員会が立ち上がり疑惑会解明を試みましたが、しばらくしたら議会が改選(15年4月)になりました。

改選後の最初の議会(15年6月)で、市長不信任案が出されたのですが、一票差で否決されました。
その後、7月14日に臨時議会が開かれ再度百条委員会を立ち上げようと提案がなされたのですが、賛成少数で否決されました。その時、公明党の秋葉市議の提案で「 現疑惑問題に対しての市長の政治倫理の問題と今後の再発防止策としての政治倫理条例」の制定についての提案が行われ、委員会が設置されました。

今日まで何度も委員会が開かれ、各地の条例を調べながら議論が展開されてきているのですが、未だに制定には至っていません。

この委員会を立ち上げるにあたり、私はネットで全国の条例を調べました。
その時、今回の学習会を企画された大阪堺市の長谷川俊英さんらが日本で初めて「政治倫理条例」を作られたことを知りました。
当時、私は直ぐに連絡を取り、そのいきさつをお伺いし、それ以来何かとお世話になっています。

市民は納得していない!

2006年10月25日 | Weblog
今回の選挙、四候補者の中で松崎氏が最高得点をとったことは事実です。そしてその結果、再選されたわけですが、今回の有効投票者数53、978の内、松崎氏の票は17、653票、32.7%でしかなく、三人に二人は「否」の意思表示をしているわけです。

また、全有権者数に占める今回の結果ですが、当日の有権者数は11万9673人ですから、この17、653票は有権者数に対しては14.6%にしかなりません。
15%にも満たない有権者からしか支持されない市長、これは全国でも稀な例かもしれません。(何かの機会にデーターを取ってみたいと思っています。)

松崎氏は四年前の選挙では31、022票を取りました。
対立候補(一人)は20、190票でした。
つまり当時、松崎氏は有効投票者数の60.2%を取ったわけです。
当日有権者数は10万7368人でしたので、当時松崎氏が取った31、022票は有権者数に対しては28.9%に当たります。

四年前と今回とを比較すると、
有効投票数に占める割合では
   60.2%→32.7%に下落
有権者数に対する割合では
   28.9%→14.6%に下落

この四年間の政策面では特別に問題が表面化したことはなかったにもかかわらず、
得票数がここまで下落した原因は、紛れもなく、四年前の選挙直後に発覚した「不正疑惑」に対する市民の審判です。

この間、議会は二度も百条委員会を設置し、疑惑解明に努めました。
また、何人もの市議が議会で疑惑解明のための説明を求めましたが、一度たりともその説明責任を果たしてきませんでした。
松崎市長は百条委員会の設置を巡っては、堂本県知事にまでその設置の違法を訴えたりもしましたが、裁判結果は敗訴でした。
読売新聞の記事内容が事実と異なると言う理由でも訴訟を起こし、そこでも敗訴しています。
百条委員会の証人出頭を正当な理由なく拒否したために、優子夫人は告発を受け、昨年3月には罰金刑として10万円を支払う事態にまでなりました。

こんなにいろいろあったのに、議会でも市民の前でも一切説明責任を果たしてこなかったことへの結果が今回の「下落」原因であることは間違いありません。
この選挙結果を謙虚に受け止め、こんどこそ12月議会では「説明責任」を果たしてもらいたいものです。

そう言えば、四年前の市長選挙の直後(松崎氏の不正疑惑がマスコミに出る直前)、職員による横領事件(武道館の利用料横領)で市は告発し、懲戒免職処分を行うという、何か不思議な事件がありました。
この事件、同年6月には内部で発覚していたのに、なぜか告発は市長選後でした。
市長選前には市側の管理責任の追及が行われては困る何かがあったとしか思えない、不思議な「告発」でした。

今回も、市長選後に何らかの「告発」はあるのでしょうか?

選挙結果

2006年10月23日 | Weblog
市長選の選挙結果が出ました。

1 西山 ゆきお氏  8476票
2 丹下 つよし氏  11581票
3 折本 ひとみ氏  16268票
4 松崎 ひでき氏  17653票

市民の疑惑に満ちた市長への声は、対立候補の乱立により残念ですが届きませんでしたが、得票数は松崎氏が獲得した票を大幅に上回りました。
今回の選挙、松崎氏以外の票は、「反松崎票」と見て間違いがないと思います。
そうすると、松崎氏は市民から「不信任」の三行半が下されたに等しいわけです。

この選挙結果を松崎氏は謙虚に受け止めるべきですが、まー、それは全く期待できないのがこの方です。
この松崎氏という人は、多分「一位」だけを強調し、市民の批判がここまで根強かったことを真摯に受け止めることはないでしょう。
それは、これまでの松崎氏の議会での発言を見れば分かります。
常識では考えられない「解釈」を議会答弁でも平気で行ってきましたから。

今回の結果を真摯に受け止め、実質「敗北宣言」をして、今までの政策の見直しをしても良いのでしょうが、ますます強気で臨んでくるのではないかと私は心配です。

次に市民が松崎氏に「ノー」の意思表示が出来るのは来春の市議選です。
松崎批判をする市議をどれだけ議会に送り込むことが出来るのか、市民の意思が問われています。
現在6名が鮮明に松崎氏応援をしています。
杉浦哲、深作勇、山崎次雄、醍醐誠一、辻田明、田所由香(敬称略)の6名です。
聞くところによると、松崎氏は来春の市議選に現職6名以外にも数名の候補者を用意しているとか・・・。

市民が松崎氏に「否」を突きつけることが出来るのは、半年後の市議選です。市長派の市議を議会に送りこまないことで「ノー」の意思表示ができます。

市民の新たなる挑戦が今日始まりました!

何でこんなに似ているの?

2006年10月14日 | Weblog
世にも不思議な物語。
何でこんなに似ているの?

現職松崎市長のマニュフェスト

恵庭市の市長のマニフェスト

お時間のある方は、両者のマニフェストをじっくりとご覧ください!
表紙、挿絵の使い方、全体の構成、どれ一つとっても、とっ~ても酷似していますね!
何でこんな現象が起きたのでしょうか?

《松崎現職のマニフェスト書き出し・・・》
立候補者には「地盤・看板・カバン」、つまり組織と知名度とお金が大事だとされ、それより重要な政策はそっちのけで、公約もあいまいにして、相手を攻撃するネガティブ・キャンペーンに血道を上げるだけの候補者もいます。しかし、政治家にとって何より大切なのは「政策」です。政策は命であり、すべてでなくてはなりません。

《恵庭市長のマニフェストの書き出し・・・》
選挙には地盤、看板、かばんが必要だとされてきました。地盤は組織、看板は知名度、かばんはお金を意味します。そして選挙公約といえば、具体策を示さないあいまいな公約がまかりとおっていました。しかし、選挙は政策でこそ戦うべきものです。

《マニフェストについての松崎市長の説明》
語源はラテン語で「明示する」という意味。

《マニフェストについての恵庭市長の説明》
マニフェストの語源はラテン語で「明示する」という意味です。

偶然と言ってしまえばそれまでですが、これこそ世にも不思議な物語です。

明日は告示です

2006年10月14日 | Weblog
市長選、明日はいよいよ告示です。
結局、現職市長×3候補者の形で選挙戦に突入することになってしまいました。
現職の不正疑惑に対しては、市民の間にかなり浸透しているようですが、しかし対立候補が3人も出たのでは票が割れるだけで、結局のところは現職が有利になるだけのような気がします。

そんな中で、何としてでも現職を退陣に追い込みたいという市民が立ち上がり「クリーン勝手連:クリーンな市政を!市民勝手連」の名称で、市内ほぼ全域にビラを配り意思表示をしてます。

その中の一部を引用します。

「どんなことをしても、バレなければいいんだ」
・・・私たちが恐れるのは松崎市長の三選によって、もたらされる浦安市の道徳的・教育的環境の決定的な破壊です。疑惑市長の存在は日々、市民に対して、特に青年や子供たちに対して「どんなことをしても、バレなければいいんだ。うまく立ち回れ。尻尾をだすな」と教えているに等しいからです。

「どんなことをしても、バレなければいいんだ」、勝手連の人たちが恐れているこの状況は、5年前の浦安市の教育委員会もにありました。
横領した教頭を警察に告発することなく、校長始め教育委員会の主要メンバーが個人のお金を差し出して「穴埋め」していた事件です。

穴埋めして、その後問題教頭を船橋市に異動させてしまい、くさいものには蓋をして隠そうとしたのです。

こんな体質のある市ですので、勝手連の人たちの憂いはとてもよくわかります。
市民が勝手連の人たちが投げかけた思いをどのように受け止め、どのような行動に出るのでしょうか。

一週間後にその結果が出るわけです。

燃え上がらない市長選・・・その2

2006年10月14日 | Weblog
今月始めのこのブログで同じテーマで現状の市長選のことを書き、マニフェストで何故庁舎建設に触れないのか、私は素朴な疑問を呈しました。
特に現職市長がこの「新庁舎建設」を提案し、もし再選されれば加速度的にことは運びます。
だからこそ、どういう理念でいくらの負担を市民に強いるか等を具体的に示すべきです。
しかし、一切それには触れずに向こう四年間の舵取りをするなんてことは余りにも市民を無視しています。

市民の間ではこの問題が浸透していないことを良いことにして、意識的にだんまりを通しているとしか思えません。

入札改革も全く同じです。

本日の朝日新聞に千葉板でも書かれていたように、落札率100%がゾロゾロ出てくる市です。また、8月には市職員からの内部告発があり、入札に関して市の理事の「違法関与」を思わせるような事例が発覚しているのです。

にもかかわらず、入札改革をほとんどの候補者が触れないというのは一体どういうことなのでしょうか?

私は市議になって三度目の本会議に当たる平成15年の12月議会以来、さまざまな角度で入札問題を取り上げてきました。

①落札率が高いこと、②同一業者が何年にも渡り同じ仕事を入札で落としていること、③一位不動の原則が随所に見られること、④電子入札を導入しても事前に業者資格審査を行っていること、⑤昨年10月、それまで行っていた予定価格の事前公表を事後公表に変えるに辺り、議会や委員会で大反対をしたこと(結果、今年6月からは事前公表にもどりました)等々、機会あるごとに声を大にして叫んできました。

如何にわが市の入札の制度には問題があるかは常識ある大人なら分かった筈です。

しかし、丹下氏を除いてはこの問題にはマニフェストでは一切触れていません。
議会での私のやり取りを聴いていて、市長も前市議もまさか「理解できなかった」なんてことは無いはずです。

確かに入札制度を理解することはそんなに簡単なことではありません。
しかし、市長や議員は当然その全体像を把握すべき立場にあるわけで、新聞紙上で毎日のように報じられているのですからいくらでも学ぶチャンスはあります。
もし「財政の無駄」を問題にするなら、まずこの入札制度改革に手をつけるべきです。

「入札改革なくして行政改革なし」、私はこれを信条としています。

※この文章を書いている最中に手元に届いた折本氏のマニフェスト最新版は「公共調達制度を改革」の中で「公平性、透明性の高い制度に改革」と、公共調達あり方の見直しが書かれていることを付記します。

見事な豹変?

2006年10月11日 | Weblog
市議をやっていると、「フツーの市民」では体験できないであろうと思われることに多々出くわします。

22日の投票日を前に各陣営の朝立ちも活発化してきました。
私はそんな中で一人で議会報告をしこしこと駅で配布しているのですが、私はなるべく市長選を戦っている人達とはバッティングしないよう、いくつかある駅を転々としながら配布をしていますが、昨日辺りからお揃いのジャンパーで身を包んだ現職陣営が動員をかけたのか、新浦安駅での派手な活動が目に付きます。

その中に、こともあろうに三年半前のご自分たちの市議選挙時に、不正疑惑で新聞紙上を賑わしていた現職市長の批判をしていた市議お二人が、お揃いのジャンパーに身を包み現職市長の応援をしているではありませんか!

三年半前の市議選直後に開かれた六月議会で私達は「市長不信任案」を議会に提出しましたが、その時も、全く予測できなかった出来事が起こりました。
不正疑惑の現職批判をして当選したこのお二人が不信任案には賛成しないという、とんでもない出来事が起きたのです。

結局、一票差で不信任案は否決されました。その時の市民の怒りを私は未だに覚えています。
不信任案提案者に名を連ねた私のところにまで抗議の電話がきたのです。(私は裏切った彼等と会派を組んでいたわけでもないのに、何で私のところにまで抗議が来たのか、その理由は未だにわかりませんが。)
電話だけでなく、実際私の家に今後どうしたら良いのかと相談に見えた方もいました。

そのお二人が今度はお揃いのジャンパニーを着て市長のための選挙活動です!
三年半前に彼等を支持した市民にこの行動はどう映るのでしょうか?

私が一番恐れるのは、裏切られたと思う市民が起こす「政治離れ」です。
このお二人はどちらかというと「市民派」に属する人たちでした。
市民派を応援してくれる方達は、お金とか地縁とかでのつながりではなく、どちらかというと、候補者が掲げる政治理念に共鳴してくれることが多いのです。
その方達を裏切ることは、「どうせ議員なんて、一生懸命推しても、当選すれば終わり」という、一種の「諦め」的な状況に追い込まれ、その結果、政治に絶望感を抱いてしまうのではないかということです。
「金輪際政治には関わらない」という、政治離れの現象が起きてしまうのではないでしょうか。
それが起きたとき一番喜ぶのは、不正疑惑の説明責任を未だに果たしていない現職市長です。

お二人が市民を裏切った責任は限りなく重いと思います。

恐れ入りました。ここまでご自分達に票を入れた市民に背を向けることをするとは・・・。
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燃え上がらない市長選

2006年10月02日 | Weblog
今月半ばが市長選ですが町には全くその気配が感じられません。
一体全体どういことなのでしょうか?
現職以外に前市議・折本ひとみ氏(早々と8月末に市議の辞表をだしてしまった)、現市議・丹下つよし氏、元市議・と合計4名が名乗りを上げているのですが、市民の関心事にはなっていないようです。

それもそのはずです。どの候補者も「現職のここがダメだから自分は立候補しました」という個性ある主張がまったくありません。

私は今回の市長選の最大の争点は
①新庁舎建て替え問題
②入札制度の改革
だと思っています。

しかし、この二つの問題を当初は丹下氏を除いてどの候補者も意識的にか無意識的にか全く触れていませんでした。
・・・「でした」と書いたのは、10月1日付けの浦安ニュースというコミニティー紙でやっとと西山氏が「新庁舎より災害対策を」を言い出したからです。
投票日まで後わずかしかないこの時期に、何かとってつけたような気がしますが、触れないよりはましです。

現市長は新庁舎建て替えを着々と進めているのですが、なぜか市長の討議資料にはこのことには一切触れていません。
100億円近い税金が動くことが確実なのに、全く触れていないのは何か釈然としません。
折本氏は10月1日付けのブログで少しだけ触れていますが、それを読むと市民に聞かれて初めて問題の大きさに気付いたようです。
ちょっと、ちょっとと言いたくなります。
折本氏は8月末まで市議をしていたのですから、建て替え問題が浮上していることを知らないはずがありません。しかし、10月になるまで一切触れてこなかったという事は問題意識が希薄だっただけのことです。

本来なら、この庁舎建設は今回の市長選の最大の争点になり得たのです。
しかし、どの候補者もトーンが低く、市民に指摘されて始めて問題意識が芽生えたようです。
もっと市民感覚を身に着けて欲しいですね。

候補者の問題意識が市民感覚からかけ離れているようなので、市民が市長選に関心をもてないのも致し方ないのでしょう。