昨日の続き
・・・・・・・・・・・・・・
それでは、もう一点お伺いいたします。
今年1月4日、Aさんと言わせていただきますね、Aさんは同意書の取下げについてのお願いというものを市に提出していますよね、文書で。それは私は9月のときに、こういうものがありますよねと確認していますけれども、これはその中に、2年前の9月18日に、当時、同意書を提出せざるを得なかった実情が書かれておりましたよね。当然市側は、今年1月4日ですよ、Aさんが同意書取下げのお願いを市に提出するに至った経緯を当然市は把握していますよね。説明してください。
◎都市整備部長(小檜山天君) 1月4日にその方から文書が送られているということは、確認しております。
◆(広瀬明子君) 私が聞いているのは、1月4日提出するに至った経緯を知っていますよねと。これ、市の職員が取りに行ったのではないんですか、Aさんのお宅に。ご本人が持ってきたんですか。郵送で送ってきたんですか。どういう形で市は受けましたか。お答えください。
◎都市整備部長(小檜山天君) 済みません、今、その資料が手元にありませんので、お答えできません。
◆(広瀬明子君) だって大事な、通告してある話なんですけれども、まあ、市がわからないのであれば私のほうで。
これは担当職員が1月4日、仕事始めの日に取りに来たそうですよ、Aさんのお宅に。弁天の。そもそもが、Aさんがあれだけ文書、同意書取下げのお願いをAさんが書かざるを得なかったのは、それなりの理由があるんですよ。今年1月4日、市の職員が取りに来たのでお渡ししたと。その前の月、12月、ちょうど1年前ですよ、地域の世話人の方からこの方は話をしようと呼び出されているんです。そこで何を言われたか。これ、全部証拠物件、ペーパーで残っていますからね。その方がAさんに対してですよ、明日12月19日9時から9時20分の間、浦安市役所の液状化対策室の誰々さんこれ名前もちゃんと振り仮名振ってあるんですけれども電話してください。Aさんと直接お話したいと。何か案を考えているらしいと。Aさんは、もうやりたくない、いろいろな意味でやりたくない、それに対策案を考えているらしいと。それで担当課の直通の電話番号までお知らせしているんですよ。047-712-6606。それでもし会議中の場合は直接呼び出してほしいと。そこまで市の、まとめようという方が何でやらないと言っている方にここまで動くんですか。これ、市から情報が行っているからでしょう。あの人を何とか説得したい、説得すればうまくいくかもしれない。だから市の誰々さんに電話して、会ってくださいと。
それで会いに行ったんですよ、Aさんは。去年の12月、会いに行ったんです。そしてそこで言われたのが、もしお金の問題であれば猶予するよと提案されたそうです。案が出てきたんです。Aさんにすれば、とんでもないと。うちだけ猶予されてしまったら、それこそもう住んでいられない。そうしたら粘り勝ちではないですか。住んでいられないということで突っぱねたそうですよ。受け入れられないと。そうしたら、ではそこら辺をちゃんと文書で書いてくれと。そして文書で書いて、そうしたら今年1月4日、取りに来た。それで市側に入ったんですよ。
何を私が言いたいかというと、市は決してフェアな立場でこの事業を進めていないんですよ。積極派の、地域でやりたい人の側にだけ立って情報を渡して、やりたくない人はこんな状況なんだと個人情報を渡して、それで市は直接手を下していないんですよ。地域のやりたい人は欲しい情報ですよ、どこのうちが反対しているのか。市しかわからない情報をしっかり握ったのではないんですか。それで呼び出されてしまって、今、言ったような話になった。
そういう意味でこの事業は、弁天45に関してですよ、決してフェアな立場でこの事業を市が進めていたとは私は思えない。本来であれば、もちろん市としては市民がやりたいという地域には、国からお金を持ってきてやる義務があったし、でも、やりたくない地域は市は引いたわけですよ。両方、やりたい人、やりたくない市民に対して平等で公平な立場にいなくてはいけなかったのに、現実は違った。やりたくない人の声は無視、無視、無視、100%同意が出なければ1宅地飛ばし、2宅地飛ばしもいいというね、やりたい人に有利な方向に変わっていった。それは決して私は、浦安市はやってはいけない立場だったと思っております。
○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君に申し上げますけれども、30分を切っております。
◆(広瀬明子君) そういう意味で、市長、どうですか。推進派の市民の側には明らかに立っていなかった、推進側で市は、弁天45の話ね、進めていたのが明らかになったと思うんですよ。仕切り直しをして再同意書をとっていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。市長。市長、市長お答えください。
◎都市整備部長(小檜山天君) 何点かお尋ねといいますか、あったと思うんですけれども、先ほど来申し上げていますように、この事業、確かに液状化対策、これだけ被災した浦安市にとって、液状化対策なくして復興なしと前も言っていましたように、この液状化対策、何とかしなければいけないという中で、地下水低下工法とかいろいろ検討してきました。その結果として地中壁工法というものが残ったわけです。
これをやるには、最初から非常に合意形成が難しい、ハードルはかなり高いだろうという前提の中で、最初、8,000宅地の皆さんに自治会を通じてお話をして、それで、いろいろ難しいところはあるけれどもいかがでしょうかということで投げかけをしてきました。その結果、4,100宅地の方々から事業計画をつくろうというところまで来ました。ただしここも、約7割の方の賛成をいただいたんですけれども、地中壁工法をつくっていく中で、どうしても格子をつくっていく中できちんとした性能が発揮できない、この合意形成のままだとなかなかちゃんとした液状化対策ができないだろうというところもあって、7割以上の合意があったにもかかわらず事業計画以降に進めなかったという地区も確かにございます。
そういう意味で言うと、この弁天45宅地のこの街区のところにつきましても、もともと45宅地の皆さんの自主的な発意に基づいて事業計画をつくろうというところから始まっておりますので、当然その地区の、何というんですか、地区の皆さん方の自主的な判断といいますか、その辺を尊重していくというのは我々職員としては当たり前の範囲です。その中からいろいろ、地域の中で困ったことがあれば協力していくというのは市の職員としては当たり前の話です。
もう一点、あたかも分担金を猶予するような発言がありましたけれども--違いましたっけ。
◎都市整備部長(小檜山天君) そうですよね。猶予するようなお話がありましたけれども、それは別にその方だけに特別に言っているわけではなくて、条例上そういう猶予の規定があるという説明をしたというところです。
市が、非常にニュートラルな立場に立たずにある一方の立場だけを推進しているというふうに広瀬議員はどうも思っていらっしゃるみたいなんですけれども、我々としては、あくまでもニュートラルな立場でこの事業を推していかなければいけないというふうに思っていますし、それと、もう一つ申し上げますと、同意のことを非常に皆さん注目されていますけれども、先ほど申し上げましたように、浦安市のこの条例の規定の中で申しますと、同意云々というのは一言も書いていないんですね。これはあくまでも事業計画案をつくったときに、案の縦覧というのをしています。これは都市計画事業と同じです。そのときにきちんとして意見が出てこなければ、それは反対意見はほとんどないというふうに見なすのが普通の手続なんですね、行政の手続の中で言えば。
そういう意味で言うと、今回も、確かに同意書を出され、では、そういう同意書の意味は何かと申し上げると、同意書はあくまでも次の事業計画の縦覧に進んでいいかどうかという一つの目安なんですね。それで、事業計画を本当に決定していくというのは、先ほど申し上げたように案の縦覧をし、そこで意見を求め、そういう手続を経て決定していくというのが今の条例上の枠組みになっております。
以上です。
○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君に申し上げますけれども、やりとりを聞いておりますと憶測ととられかねないような発言をしているかのように私はちょっと聞こえておりますので、発言にはくれぐれも気をつけていただくとともに、件名2に関しては前回の積み残しですから、今回、積み残しのないように、順次質問していただくようにお願いいたします。
広瀬明子君。
◆(広瀬明子君) 私は憶測ではなくて、事実こういう文書を取りつけているから話しているわけで、呼び出されて担当の名前まで指名されてというね……
○議長(西川嘉純君) ご質問してください。
◆(広瀬明子君) 全然憶測で話、していませんので。もし不審があるなら全部証拠で文書を出しますよ。
それはそれとして、では細目4、試験施工不要理由。
弁天に関しては不要理由という形、試験施工ですね--という形で通告しましたが、これも先日の岡本議員の質問の中で、舞浜、東野のような試験施工をするのかという質問に対して、改良体の品質を確認する予定と言っています。つまり、試験施工をするというふうに理解してよろしいんですか。弁天45の話ですよ。
◎都市整備部長(小檜山天君) 舞浜でも東野でもそうなんですけれども、高圧噴射攪拌工事の場合、1本目のくいを試験ぐいとして位置づけてその改良体の品質を確認する、そういう枠組みで動いております。
◆(広瀬明子君) これはいつ、弁天に関してですよ。いつ行う予定ですか。今、プラントヤードの工事が始まっていますよね。あれは、年内にプラントヤードは完成すると担当職員からも工事現場の方からも私は聞いてきていますけれども、この試験施工というのはいつやるんですか。
◎都市整備部長(小檜山天君) 年内にプラントヤードを建設しまして、その後、架空線、電線の防護柵とかそういうことをした上で、それでなおかつ路面を剥がして覆工板を敷いてという手続になると思います。
◆(広瀬明子君) 私、こういう工事関係のものはよくわからないんですけれども、普通はですよ、一般の工事というのは、試験施工というのは最初から予定に入れて、計画に入れて、その費用も計上して行うものではないんですか。今回、舞浜でこういうことがあったから東野なども試験施工するようにという委員会の指摘が出ているんですけれども、もし舞浜のああいう事例が出ていなければ、この弁天も東野も試験施工はしないで工事をやる予定で進んでいたんですよね。ちょっと確認させてください。
◎都市整備部長(小檜山天君) 平成27年度に設置しました市街地液状化対策検討委員会、この中で、本施工前に試験ぐいを増設して品質を確認しなさいということになっております。その中で舞浜地区も、最初に申し上げましたように高圧噴射攪拌工事の1本目のくい、これについて試験ぐいとして位置づけて行ったところです。
以上です。
◆(広瀬明子君) それでは、弁天はいつするんですか。さっきのに戻りますけれども。だって年内に、年内といったってあと何日間しかないですよね。まだ試験施工やっていないわけですよね。28日まで仕事あるのかもしれませんけれども、あと一、二週間しかない中で試験施工は可能なんですか。
◎都市整備部長(小檜山天君) 先ほども申し上げましたように、今、プラントをつくっております。プラントをつくって、それから試験ぐいを打つためにセメントを圧送しなければいけない。それを路盤の中につくらなければいけないんですけれども、そういう工事があります。それがこの年内中にはちょっと難しいので、具体的なスケジュールはこれから少し切りたいと思っております。
◆(広瀬明子君) やはりよくわからないですね。何か具体的なスケジュールはこれからとかね。担当職員に試験施工をやるんですかと聞いてもやるのやらないの、何だかむにゃむにゃ言ってきているんですよ。ですからこの議場でしっかり聞き出そうと思ったんですけれども、答弁もちょっと、よくわからない答弁でした。