一昨日の続き
(これは恐ろしい実態が明らかになりました。子供たちが日常的に危険にさらされているのを何年間も放置してきているのです。2方向の避難経路が確保されていない場所を利用してこの事業を長年にわたり展開してきている学校があるのです!)
次に、要旨2、利用施設にいきます。細目1、施設の利用実態。
基本は空き教室などを利用するはずなんですけれども、空き教室がない場合の利用実態で、私これ再三担当者にも指摘してきているんですけれども、非常に危険箇所でこの事業を行わざるを得ない学校がありますよね。これはたまたまそこだけの話なのか、あるいはほかの学校でも、市内の小学校ですよ。全ての小学校でこの事業やっているわけですから、同じような事例はあるのか市は把握していると思います。お答えください。
◎健康こども部長(岡本光正君) 危ないということで、そのような施設のことについてでございますが、その辺について把握しているかということですが、当該事業で使用している場所は、小学校の余裕教室等を使用している場所については2方向避難の経路を確保されております。ただし、余裕教室等がない一部の学校については体育館等で事業を実施しているため、教室と違い、2方向以上の避難経路が確保されていないところもございます。
※市は避難経路が確保されていないところでの事業実施を認識しているわけです。
このような場所でも子どもたちの安全を第一に考え、緊急時の対処方法を指導するほか、改修が必要な施設については対策の強化に努めていきたいと考えております。
以上です。
◆(広瀬明子君) 今、説明がありましたように、まさにそうなんですよ。避難経路が確保されていない場所で日常的に子どもたち危険にさらされている実態があるんです。このことは、このことはですよ、私、現場見ていますし、この春から担当にも「まずいでしょう」とお話ししていますけれども、私が担当者に話を持っていく前に、もっと前から現場から声が上がっているはずなんですよ。
この事実を、いわゆるこの避難経路が確保されていないところでこの事業が展開されているということを市側はいつ認識しましたか。
◎健康こども部長(岡本光正君) これについては児童福祉施設と違いますので、必ずしも2方向で避難場所を確保しなければならないという施設ではございませんので、実際にこの施設で、はじめのときから、2方向避難が確保されていないのは承知はしておりました。
以上です。
※市は問題個所での事業開始時から、2方向避難が確保されていないことを認識していたことが明確になりました。この間、関係者が何度も担当に指摘して来ているのに全く改善もされず放置されたままです。
◆(広瀬明子君) 子どもにとっては、あるいは保護者にとってはね、それが福祉施設だとか何か関係ないんですよ。預ける保護者の、あるいはそこにいる子どもたちは、当然大人たちに見守られて、公がやっている事業ですよ。そこで福祉施設ではないから避難経路が確保されていないとか、そういう次元で片づけていいんですか。
というのは、私が1つ知っている学校は、以前これはプレハブでやっていたんですよね。それで震災でプレハブが傾いて使えなくなって、プレハブ撤去になって、今おっしゃった体育館の上のほうでやっているというね、そういう事例があります。これ私、何回か見ていますけれども、一番恐れるのは、火が下で、1階で出たときどうするんですか、子どもたち。階段はまさにトンネルになって、煙が上に上がりますよ。あるいは不審者がナイフを持ってバーッと入ってきたときにどこに逃げるんだ。福祉施設だからね、逃げ場所がないから「あら、何か事件になっちゃった」では済まないのではないですかということ。
これは、何度も言いますけれども、数年前から指摘を市は受けているはずなんです。幾らでも解決する時間はあった。私がきょう議会で取り上げるまでもなく、あったはずなんですよ。私はそこが一番不思議なんですよ。担当者は本当に、やはりそこで働く人たちはみんなお母さんですから、地域の。我が子がこんなところにいたら心配でならないというね、そこから始まるんですよ、物事は。それで「公がやっているんでしょう」と。それで私のところに相談に来て、実際に見たらとんでもない。
それで私も庁内のいろいろな課に相談に行きました。消防署に行ったらば何か平米が消防法の対象にならないとかね、あるいは福祉施設とはこれは関係ないから対象にならないとか、幾つかの課をタライ回しにされた形になったんですけれども、結局どこも手をつけていない。それで最終的に教育委員会の教育施設課に聞きましたらば、私が問題にしている学校は来年、大規模改修があると。体育館の。そのときに図面を引いてやると。来年まで子どもたち、さらしておくのかというね。あるいは、私が行った学校ではないところにもあるのを知っていますよ。そこの大規模改修はもっと先ではないですか。もっと何年も子どもたちを危険にさらすんですかというね。
そういう意味で、何かがあってからでは遅い。きょうも何人かの議員から塀で子どもが死んだ高槻市の事例、あれは建築基準法違反だったと。速やかに対応しますよ。ここはどの法律にも該当しない事業なんですか、この部屋は。違反にならないんですか、だからほうっておくという、そういう理屈ですか、市側は。いつまでこの状況を放置しておくのか。答弁お願いいたします。
◎健康こども部長(岡本光正君) まず、この施設につきましては、議員のほうでおっしゃったように建築基準法上は対象外の施設になるんですね、面積上。ですから市としては、1カ所の避難経路でも行っているという実態がございます。
あと、経路については建物管理者と改修に向けた協議を行い、引き続き2方向の避難経路が確保できるような場所の確保に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
◆(広瀬明子君) 何度も言いますように、何かの法律に触れるとか触れないとかそういう次元の話はもうやめてほしいんですよ。子どもの命をどうやって守るかというね、安全を確保するかというときに、どの法律に触れるから、だからメスを入れますとかそういう次元の話ではなくて、もちろん法律に触れれば行政は速やかにやりますよ。どこの法律もスルーしている事例ですよね、これ。それが一番問題なのではないですか。
そのときに、何もなければいいですよ。誰がどう見ても危険ではないという、2カ所ある、普通の空き教室みたいに2カ所、あるいは空き教室、場合によっては、校庭に面していれば4カ所出入り口がありますよ。ここは1カ所ですよ。だから早急に、早急にやるべきではないですかと。来年の大規模改修というんですか、体育館の。それまで1年間、少なくともここのお子さんたちは1年間置いておくという、そのように理解してよろしいわけですか。
◎健康こども部長(岡本光正君) 現状では、建物管理者と改修に向けて今、協議を行っています。また、引き続き2方向避難経路が確保できるような場所の確保についても、探すなりの努力をしていきたいと考えております。
以上です。
◆(広瀬明子君) その建物の2方向つくろうというのは、いつから始まったんですか、話は。いつから。そういう検討は。私が担当に言ったのはこの春ですよ。でも、現場で働いている方たちは何年も前から伝えているというんですよ。だから、何年も前からそういう話をずっと浦安市はしているんですか。だらだらだらだらして、結論をいまだに出さないんですか。子どもの安全というものを第1に考えるべきだと私は思って、強くお願いしたいんですよ。早急に手を打っていただく、お約束できますか。
○議長(西川嘉純君) 一定程度答弁されていると思いますけれども、もう一度答弁されますか。
健康こども部長。
◎健康こども部長(岡本光正君) 先ほども申し上げましたように、引き続き2方向の避難経路が確保できる、あるいはそのような場所を確保するような努力をしていきたいと考えております。
以上です。
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市の無責任体制が明らかになった事例です!