ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

調査不足が否めません!

2023年06月18日 | 監査

「監査」って、とても大事な仕事です。だから私は、選任行為を安易には認めない立場です。以下のやりとりからもわかるように、市側の調査不足が明確です。もっと近隣市を調べて議場に臨んでください。

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令和 2年  3月 定例会(第1回)  03月02日-02号


◆(広瀬明子君) それでは、議案第40号、同じく監査委員の選任について質疑を行わせていただきます。
 この議案は、大塚修平氏でございます。ここでちょっと気になることを質疑させていただきます。
 この方は、元浦安市の職員であったわけですね。職員であったがためにメリット・デメリットというものが監査の仕事をするに当たってあるのではと思われるのですが、市はそこら辺はどういうご認識をされているのでしょうか。
 あと、先ほどもちょっと申しましたように浦安市は条例上3名となっています。ただ、法律的には2名でも足りるはずです、浦安の場合はですね。ただずっと、条例ができた56年以来たしか3名体制で来たと思うんですけれども、なぜ3名体制を維持するのかということをまず教えてください。
 あとそれから近隣市ではどんな状況か、3名なのか、2名なのか、浦安と同じぐらいの人口規模のところでの実情を把握されていると思いますので、そこら辺の実例をお示しください。
 とりあえず第1回目は以上です。

○議長(宝新君) 総務部長。
     (総務部長 大塚慶太君登壇)

◎総務部長(大塚慶太君) 広瀬議員のご質疑にお答えをいたします。
 まず、元職員を上程したメリットということでお答えをさせていただきます。
 大塚修平氏につきましては、本市在職中の40年間、市民経済部副参事や市民課長など様々な要職を歴任され地方行政に精通しているということでそのメリットが大きいものと考えてございます。
 それから、条例で3名を維持しているという理由についてですけれども、そちらにつきましては現在、識見監査委員ということで2名、それから議会選出の委員1名ということで今後も3名体制を維持していきたいというふうに考えているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 監査委員事務局長。

◎監査委員事務局長(金子吉直君) 私からは、近隣市の状況についてお答えいたします。
 まず、市川市、船橋市、松戸市、柏市が4名となっております。野田市、八千代市が3名、習志野市が2名となっております。
 以上でございます。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 最初の質疑に対する、ちょっと漏れているんじゃないかと思うんですけれども、メリット・デメリットがあるんではないですかということで、メリットのみおっしゃったと思うんですけれども、デメリットというのは全くないと市側は認識されているのでしょうか。
 あとそれから、デメリットに関連してになるんですけれども、市側は把握していらっしゃると思いますけれども、市に関連する職員を入れていない自治体、近隣市でも幾つかございますよね。要するにそれは監査というのは、公平中立でなければいけないという鉄則があるわけですよ。だから2名にするか、3名にするか、これは数の問題とはまた別に、経歴というんですが、市に関わったことのない人のみだけで構成する監査委員会もあるんですよ、近隣市、私が調べた限りですと。それはなぜかというと、やはり市にいろいろな意味で関わった人というのは詳しく知っている。知っているがために、物が言いにくくなる、あるいは元自分の同僚が現在仕事をしていることを指摘しなくてはいけないお立場であるという非常に公平中立な立場で物を見れないのではないか、そういう観点から、自治体外からの人材登用をはじめ、監査機関の外部化というものが必要なんではないかと、望ましい監査の在り方ということで、そのようには市側は認識されていないのでしょうか。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(大塚慶太君) 職員であった者から選任することにつきましては、識見監査委員全てを職員であった者以外から選任することは人材確保等の面で現実的ではないという見方もあり、また職員OBは、行政職務に精通しており、監査委員として適しているのではないかという考え方もございます。
 他方で、やはり職員であった者については身内に甘くなりがちだといった批判的な見方もございます。これらの考えを勘案しまして、平成9年の地方自治法の改正によりまして、従来、選任前5年間において当該地方公共団体の職員でなかったものでなければならないという要件のうち、「選任前5年間において」が削除され、識見監査委員を職員OBから選任する場合、1人を限度とすることとされたものでございます。
 地方自治法の規定を踏まえ、今定例会において、識見委員につきましては税理士の方を1名、職員OBを1名の選任案を上程しているといった状況でございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 監査委員事務局長。

◎監査委員事務局長(金子吉直君) 職員OBを置いていないところがあるのではないかというご質疑ですが、職員OBを置いていない自治体につきましては、置いていないというよりも置けない自治体というのが正しいと思います。
 職員OBにつきましては、識見監査委員が2人以上いないと置けないという法律の規定になっておりまして、私が今手持ちで持っております近隣のブロックの11市の資料がございますが、そのうち識見監査委員が2名以上いる市につきましては、すべて自治体OBが監査委員として入っている状況でございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 11市とおっしゃいましたから、その中に千葉県内の佐倉市は入っていますか。私が調べた限りだと、多分入っていないと思うんですよ。3人選任されています。識見が2人に議選1人なんですけれども、お一人は公認会計士、お一人は弁護士、識見で入っていますけれども、やっぱりきちっとここはけじめをつけている、OBを入れていないというのは監査の信頼性というんですが、身内には甘くないなという一つのメッセージにもなると思うんですけれども、そういうことは浦安市としてはお考えにはなっていなかったということですか。
 佐倉市が、私すぐこれホームページを見て分かりました。全部名前も、職業も出ております。1人の方は令和元年10月1日就任しております。もう1人の弁護士の方は、令和2年2月6日就任となっていますので、OBじゃなくて3名で構成されているのが、実際、県内にはあるんです。
 11市には外れたのかもしれないけれども、佐倉市というのは浦安市と人口規模なんか結構似ているところだと思うんですよ。そこら辺は考慮されなかったわけですか。

○議長(宝新君) 監査委員事務局長。

◎監査委員事務局長(金子吉直君) まず、監査委員からは、監査委員の任命権があるわけではございませんので、監査をしていてという立場から申し上げたいと思います。
 まず、今ご説明した11市につきましては、近隣自治体で構成している地域ブロックの11市です。したがって、佐倉市については状況を把握していなかったものでございます。
 また、実際、自治体OBが入っていることで実際の監査が行政の仕組み等を分かっている監査委員がいるということで、非常に監査自体が有効に働いているのではないかというふうに考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 終わりです。

◆(広瀬明子君) 終わりですね、3回。分かりました。

○議長(宝新君) 他に質疑ありませ


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