ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

神話だった通信の秘密 その6

2009年07月19日 | 通信の秘密

昨日の朝日新聞夕刊に、やっとこの間の記事が載りました。
朝日新聞 

しかし、私がサンクスにお願いして来たことは、全マスコミ(せめて、三大紙とNHK位には)にこの間の事を積極的に情報提供・開示して欲しいと言うことでした。
一社のみの報道では、全国民に知れ渡りません。

サンクス発表によると、全国のサークルK及びサンクスは、計6,162店(2009年6月末現在)もあります。問題の封筒は4万8千パックも販売されてきているのです。枚数で言うと、48万枚です。
封筒なんて、一度に沢山使うものではありません。購入した消費者は、(10枚入りでしたので)使い残した封筒が手元にあるはずです。
その回収をするための手段として、マスコミにお願いするしかないのではないでしょうか。

今回記事になった朝日新聞は地方に行くとそれほどメジャーな新聞ではありません。
ですから、あらゆる手段を講じて、積極的に知らせてほしいのです。
「火種は小さいうちに消す」、この精神は最大の防御ではないでしょうか。

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神話だった通信の秘密 その5

2009年07月18日 | 通信の秘密
少し前に(am11時ごろ)、サンクス・お客様相談室担当者から電話が入りました。
早速、私は、直ぐにマスコミで今回の事を公表してほしいとお願いしましたが、回答はありませんでした。
自社のHPにあそこまで書いておきながら、何故マスコミで公表しないのでしょうか?
まさか、封筒を購入した全ての消費者がサンクスのHPを見ているとでも思い上がっているのでしょうか?

いくら電話でお願いしても、マスコミに自らが公表することはないようなので、それ以上お願いしてもどうにもなりません。

私は次に郵便事業会社社員が自腹を切って今回実験してくれたのであるから、その費用ぐらいは当然にサンクスが出すべきであると言いましたら、
「上に聞いてみます・・・」とのことでした。

こんなことすら電話で即答できない会社なのですね。
お客様に迷惑をかけた、欠陥封筒を売って多大な迷惑をかけたのは自明の理なのですから、電話口の担当者が「返金します」と即答するのは当たり前でしょう。
このような場合は、電話口対応で即答するような社員教育が出来ていないのですね。何でもかんでも上司の判断を仰ぐ、いわゆる指示待ち社員です。

郵便事業株式会社の社員が今回の実験を行う時には、上司の判断を仰ぐとか、実験経費を会社が負担してくれれば行うとかは一言も言わず、自らの判断で自費で速やかに実験を行いました。
そして10%も両辺が切れるという驚くべきデータを出して来ました。

このデータが出ていなければ、私はあそこまで強くサンクスや輸入元に強くは迫れなかったと思います。
あのデータが、最終的な決め手となり、サンクスも棚から下ろしたはずです。
ある意味では、サンクスはあのデータで救われたのではないですか?
もし欠陥封筒を置き続けていたら、例えば食品などが封筒に入れられて送られていて、途中で切れた端に毒などを入れられ、人身事故でも起きたらそれこそ今回の騒ぎでは収まらないでしょう。
だからこそ、今回の郵便事業株式会社社員をサンクスは表彰しても良いぐらいの人だと私は昨日書いたのです。
直ぐに飛んで行き、お礼を言って、実費弁償をするのは当たり前ですが、そんなことも一々上に聞かないと判断できないような人が電話対応をしているのです。

と言うより、お客様に迷惑をかけたのは販売者のサンクスなのですから、まず謝罪する、これは当たり前の話なのです。上役に聞く以前の話です。

子どもの世界が狂ったと嘆く大人がいますが、大人の世界が倫理観を喪失してしまっただけのことなのです。

ところで今回かかってきた電話で、担当者はしきりに「調査中」と言うのですが、破損された現物も見ないで何を調査しているのでしょうか?
強度の調査をしていると言っていますが、「まず、現物を見る」、これが基本です。我々市議も、「まず現地を見る」この姿勢と同じだと思うのですが、先月輸入元に電話を入れた時も、サンクスに回収を求めるために電話を入れた時も、決して「現物を見せてほしい」との言葉は一言もありませんでした。
サンクスの本部は東京中央区にあるようなので、私が住んでいる浦安には大変近いのです。
ですから私は7月10日、初めてサンクスに電話を入れた時に「現物をお持ちしますので見て下さい」と申し入れをしましたが、断られました。
以来、一度もサンクスからも輸入元からも「現物を見せてほしい」との連絡は一切ありません。
現物も見ないで、強度だけの調査をしているのでしょう。
不思議な会社です。

と言うより、私は単なるクレーマーだと思っているのでしょう。
(もしかしたら、私のような人間を世は「クレーマー」というのかもしれませんが・・・。ま~、クレーマーでも良いけど・・・。

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神話だった通信の秘密 その4

2009年07月17日 | 通信の秘密
6月8日、一市民の方から頂いた封書が両辺が見事に切られた形で届きました。
あれから1.5ヵ月、郵便事業株式会社浦安支店の対応は当初は疑問だらけでしたが、担当者が精一杯頑張ってくれまして、今回の原因が見えて来ました。
封筒の材質に問題ありという結果がデーターで出てきたことはお知らせ済みです。(7/9日のブログ)
このデータ、おかしな話ですが、同社職員が個人で自腹を切って検査を行ってくれました。
本来ならば、会社の費用で徹底的に調査をすべき事柄ですが、郵便事業株式会社は、担当職員にこんな調査費用までも負担させるのが分かりました。
郵政民営化とは、こういうことなのでしょうか?
もしこれが、民営化されていなければ、もっと素早い対応・調査を局の経費でしていたのではと思います。

次に、今回の問題は、郵便事業側だけではなく、この封筒を販売してきたコンビニにも責任があります。
また、コンビニにこの封筒を卸していた会社の責任も当然に問われるべきです。

事件(私は今回の事を敢て「事件」と言います。)発覚後、私は当然に輸入元にも連絡をしました。
購入した封筒に連絡先が書かれていましたので、直ぐに輸入元は分かりました。

輸入元と販売元とこの間どんなやり取りをして来たのか、今回は披露します。
(ここまでの裏話を公表するつもりはありませんでしたが、余りにも対応が酷いので、敢て実名入りで公表します。)

●6月8日:問題の封書が届く
●6月8日:郵便事業浦安支店に電話を入れる。担当者が事情を聞きに家に来るが、現物の写真を取ることもなく帰る。
●6月9日、10日と交渉するが誠意が見られない。
●6月11日:現物を持って、関東支社と本社を訪れ、調査依頼をするが、全く取り合わない。
●6月29日:輸入元の亜細亜貿易株式会社に電話を入れる。
本件に関して、郵便事業株式会社から連絡が来ているとのこと。
問題の封筒は引っ張り強度が弱いとの指摘を同社から受けているとのことだった。
   JIS規格 タテ:490  ヨコ:540
   本封筒   タテ:337  ヨコ:373

また、5月に2件ほど同じような苦情が消費者から寄せられているとのことでした。

●7月7日:郵便事業浦安支店が封筒の破損状態の調査を行い、結果を公表してきた。(ブログでお知らせ済み)
実験した10%もの封筒がタテの両辺が切れるとのこと・・・欠陥商品であることの証明が出来たわけです。

●7月10日:亜細亜貿易株式会社に電話を入れ、郵便事業浦安支店の調査結果を伝え、責任もって回収してほしいと依頼するが、現在調査中という理由で断られる。
●7月10日:販売元のサンクスに電話を入れ、この間の事情を伝え、欠陥封筒の回収を申し入れたが、輸入元の調査結果を待つとのことだった。
●7月14日:サンクスから電話が入り、前日の13日に全店舗に回収命令を出したと言うことを教えてくれる。
●7月15日:郵便事業浦安支店担当者が来る。郵便事業株式会社としては、サンクスに回収の要望は出せないとの説明がある。その理由は、問題の封筒は100%封筒としては使われていないからとのことだった。
●月16日:サンクスに電話を入れ、マスコミに回収したことを公表するべきだと申し入れを行うが、検討中とのことだった。

私は、マスコミに発表するようにかなり強くお願いしたが、回答はもらえませんでした。
私がマスコミ発表を申し入れた理由は、棚から回収しても既に買い込んだ消費者は欠陥封筒であることを知るすべはなく、私と同じような目にあう可能性があるのです。
しかし、「輸入元の調査結果が出てから考える」と言う返事でしかありませんでした。

この時私はサンクスの売る側の倫理観の欠如も指摘しました。
問題の封筒は1枚たかだか10円50銭ですが、金額の多寡にかかわらず欠陥商品を売った以上、直ぐに回収すべきだし、既に購入した消費者に対して何らかの公告をすべきである。また、たとえ10円の商品でも(実際は10枚単位で売られているので、105円だが)欠陥は欠陥であり、憲法で保障された通信の秘密が侵害されているのは事実なのだから、もっと重く受けとめてほしいと要望したが、電話口の人の返事は、「調査結果を待ってから」の一点張りでした。

そこで私は、今回の事を実験する為に、私も問題の封筒を購入し、切手を貼って投函までしていることを伝えました。私の友人も実験に協力してくれたことも伝えました。ここまでの事を伝えたら・・・棚から回収を始めていることは欠陥商品であることを認めたに等しいのだから・・・、常識的には私の住所を聞いて、代品を送ってくるなり、あるいは代金を返還してくるなりの対応があってしかるべきですが、全くその様子が見られませんでした。
  ※断わっておくが、私は決してお金や代品が欲しくてこのようなことを言っているのではありません。

売る側のモラルとして、欠陥商品を販売した時は、即座に代品提供とか代金の返還とかが行われものであると私は考えています。実際私はそのようなスタンスで市議になる前商売をしてきました。
しかし、私が電話でこの間この封筒の問題点をいくら指摘しても、「代品提供、返金」の言葉が全く出ませんでした。(私はきっとクレーマーと思われていたのでしょう。)
ここまで売る側のモラルが低下したのかと、私は驚きを禁じ得ませんが。

そこで私は、欠陥商品を買わされた消費者の私に何もしようとしないその姿勢が問題であることも最後に伝えました。
そうしたら、(やっと)「住所を教えて下さい」とのことでした。
私は、お金や代品が欲しくて文句を言っているのではないので、住所や連絡先を教えることはしませんでしたが、サンクスの売る側の倫理観の欠如はしっかりと批判しておきました。

郵便事業株式会社浦安支店の職員さんお二人は自腹を切って(それもかなりの金額)今回の調査をしたのですから、サンクスはこの職員さんを表彰しても良いぐらいです。(自己負担分は是非返金してあげてほしい!問題の封筒以外にも、他の封筒も買いこみ、実験をしています。また、70枚も切手を貼って投函する実験もしています。)
このお二人の実験・調査がなければ、依然この封筒はサンクスの棚に並べられ続け、私のように不愉快な思いをする消費者が多数出たはずですから。

私がきつくサンクス批判をした結果かどうかは分からないが、本日付でやっとサンクスは自社のHPに書き込みをしました。
遅すぎる書き込みですが・・・。

「長形4号白封筒 エコクラーフ 10枚入」回収のお知らせ 

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神話だった 通信の秘密 その2

2009年07月09日 | 通信の秘密
6月9日、このブログに「神話だった 通信の秘密」と題して、両側が切られた状態の私宛の封書が送られてきたことの書き込みをしました。
以後、1ヶ月間、郵便事業株式会社浦安支店、同社埼玉支社、本社等に直接出向き封筒の両サイドが切れた原因を調査するように申し入れをして来ました。
その結果、今回私宛に送られてきた封書が大変強度が弱く、同社の機械を通すと容易に切れるものであるとのデーターが出て来ました。




強度が弱い問題の封筒は、コンビニで販売されています。
私も購入し、市民の方から頂いたのと同じ枚数の便箋を入れて投函してみました。
そうしましたら、12通中、1通は両サイドがみごとに切れ、1通は片側が切れました。
問題の封筒は、中国製で「環境にやさしい、非木材」の名のもとに全国のコンビニで売られているようですが、再発防止のために、郵便事業株式会社から販売しているコンビニに、何らかの改善を促すか、あるいは撤去をするかの申し入れをしてくれるようにお願いしました。
近日中に、私からもコンビニに申し入れを行う予定です。

※市民の方へのお願い
今後私宛に私信を下さる時には、問題の封筒は避けて下さい。両サイドが切れて、万が一、中の手紙を第3者に見られるとややこしいことになりそうですから。
(これまで以上に、市民の方からの情報をお待ちしています。)

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神話だった 通信の秘密 その3

2009年06月15日 | 通信の秘密

私宛の封書が異常な形で切られていた事件、何度も浦安郵便局に真相解明のための調査を要求して来ましたが、やっと動き出したようです。
本日担当者から連絡が入り、今週末には調査結果が出るとのことでした。

一体どんな結果が出てくるのでしょうか。市が行う調査のように、形だけ、見かけだけのものでないことを祈ります。
通信業務への国民の信頼を失いかねない事件ですから。


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神話だった 通信の秘密 その2

2009年06月11日 | 通信の秘密
9日に通信の秘密についてお知らせしたら、読まれた方から驚きと怒りの声を頂きました。
問題の私宛の封筒を再掲載します。

封筒片側はこのように開封されたままの状態でした。(9日掲載済み)


片側は上半分にセロテープが貼られていました。
その後の調査で分かったことですが、このセロテープは社員Yさんが貼ったということが判明しました。
セロテープを貼った理由は、中の便箋が出てこないようにするためだったそうです。


以上のように補修された封筒と、数枚の手紙・資料とが、郵便局通信事務郵便封筒に入れられて、6月8日の午後配達便で私の家に届きました。

郵便事業株式会社浦安支店は「事故扱い」として現在原因を調査中とのことですが、8日(月)、10日(水)、11(木)にわたり浦安支店側と原因追究のための話し合いをしてきていますが、全く納得がいく回答が出てきていません。
これだけの破損が起きたのに、「事故扱い」で調査すること自体が問題です。

憲法でも保障されている通信の秘密が、明らかに侵害されていることが窺われる事例ですが、仕事に従事している社員にはその自覚が希薄と言うより、皆無の印象を持ちました。
国民の信頼を失いかねない今回の事件・・・私はあえて「事件」と言います・・・、仕事に従事している人の自覚の無さに驚きを禁じ得ません。

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神話だった、通信の秘密

2009年06月09日 | 通信の秘密
信じられない、驚くべき事実が発生しました。
昨日(6月8日)我が家の郵便ポストに郵便局の封筒の郵便物が届きました。

                   ↓

こんな封筒で郵便物が届くことなど滅多にないので、何が届いたのか一瞬心が躍りました。
封を切ってみたら、中には普通の白い封筒の郵便物が入っていました。市民の方からのお手紙でした。

6月5日、12時―18時の間に浦安市内のポストに投函された郵便物でした。


えっ?
封筒の一辺をみて、びっくり。
信じられない状態になっていました。
一辺が完全に切れているのです。
中に入っている便箋が丸見えです。


ポッカリ口のあいた封筒とは別に、以下の紙切れが一枚入っていました。


日本の郵便事情って、こんなものなのですね。
通信の秘密なんていうものは、神話だったのですね。

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