ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

オンブズマン大会

2008年09月01日 | 情報公開

30日、31日の二日間にわたり、オンブズマン大会が開かれました。今年の会場は地元千葉県です。

初日は1時から開催、基調報告、記念講演があり、続いて分科会が開かれました。
私はこの分科会から参加したのですが、五つのテーマ(①議会改革 ②公共事業 ③談合 ④監査制度 ⑤初めての市民オンブズマン入門編)の分科会はどれも魅力的で、一つしか参加できないのが大変残念でした。
そんな中で私が選んでのは、「談合」の分科会です。この分科会で私は自分で作った資料・・・3月に逮捕になった「官製談合事件」をテーマにした資料・・・を参加者に配布し、最後に発言をして浦安市で行なわれていた不正の実態を報告しました。
私の発言内容に参加された方々は大変関心を示してくれ、発表後は数名の人から質問を受け、名刺交換もさせていただきました。

浦安市の実例を発表した時、私は落札率の操作を中心に話しました。
オンブズマン大会では、とかく落札率を問題視しがちですが、浦安市のように落札率を操作されているところでは、「落札率が下がった、落札率が低い」という次元での話をしても無意味です。
この落札率の操作は大変簡単に出来るので、他市でも行なわれている可能性が十分にあるので、注意するよう私は訴えました。
この手の訴えは、オンブズマン大会では初めてのことだったようで、一様に皆さん驚かれたようです。

偶然にも、この分科会に私のこのブログを読んでいますと言う方がいらして、とても驚きました。いくら日本は狭いとはいえ、私のブログを読んでくださってるとは・・・、大変感激しました。
お声をかけてくださった方は、地方でお一人でオンブズマンとして頑張ってらっしゃるようで、頭が下がります。
私はここ数年、毎年オンブズマン大会には参加しているのですが、参加していつも思うことは、日本の草の根の民主主義はこのオンブズマンの方たちが支えているのではということです。
殆どの人が政党にも所属もせず、自己の信念でのみ行動・発言し世直しをしている人たちです。全国大会には皆さん自費で参加されます。何処からも援助金・補助金も出ないで、北海道や九州での大会にも参加されます。
かなりの出費をされて活動をされているのが実情です。ですから私は頭が下がります。
組合活動なんかであれば、交通費や日当がもらえるのですが、オンブズマン活動は金銭での見返りはゼロです。それでも毎年300人以上が集まります。
日本の中で、こんな団体は他にないでしょう。

二日目は分科会の報告からはじまり、続いて各地の報告、そして大会宣言でした。これまでは、ここでお開きになるのですが、今回は番外編ということで、別会場に移り、活動報告・交流会がひらかれました。
私は、この番外編にのみ参加したのですが、この交流会、なかなか内容があり、20人ぐらいの小規模のものでしたが、各人の自己紹介をしたり、各地で抱えている問題を討議したりでき、全国から行政を何とかしなければと考えている人の集まりであることが実感できるものでした。
私が参加した会場には、県内の市・町議や、東京杉並区の区議(夜スペで有名になった杉並区)、岡山でオンブズマンとして頑張っている方なども参加されました。夜スペで話題になった杉並区は、区長が抱えている問題も指摘があり、何処も組長になる人種のしていること・考えていることは同じであると改めて思い知りました。

来年は岡山での開催です。
来年は今年を上回るオンブズマンが参加されることを願っています。

会場入り口



プロジェクターを使っての報告



来年は岡山で開かれます

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