ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

三月議会での質問が読売新聞に載りました

2006年03月14日 | Weblog
月曜日に一般質問で私が取り上げました「入札関係」の質問が、読売新聞で取り上げられました。
(3月14日・千葉版です)

「予定価格がぴったり、5年で64件も」と言う見出しです。
この記事に私の名前は出ていませんが、「13日の一般質問で指摘された市側は」
とありますが、指摘したのは私です。

入札関係もおかしなことばかりの市です。
今、エクセルにデーターを入れ込んで、さまざまな角度から分析をしています。
その結果、???が続出。
それを今議会で取り上げたのです。

「電子入札を導入するんだ!」と意気込んで莫大な市税(5300万円)を投入した機械です。
しかし、昨年1月と2月の二日間使用しただけです。
ですから私は一般質問で、「宝の持ち腐れでは・・・」と言いいました。
そうしましたら、読売の記事にそのままの言葉が出てきました。

【市議からの「宝の持ち腐れでは」と指摘された市側は、電子入札について「今年度は
対象となる1億5000万円以上の事業がなかった」と説明している。】(読売の記事)

1億5000万円以上の案件など、そんなにあるはずがない。そんなこと最初から分かっていたでしょうに・・・。
それにしか使わないのなら、無・意・味。

私の追及に苦し紛れとしか思われない答弁が出てきました。
「18年度に新たに公募型指名競争入札も電子入札を利用し、拡大をはかりたい」
そうです。
期待しましょうね。

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給食食器監査結果 その2

2006年03月10日 | Weblog
給食食器の監査結果に関して、再度書きます。

【予定価格の設定と落札金額との間には何の因果関係もなく、設定した予定価格が入札価格に影響を及ぼすとことはない】と監査では言っています。

果たしてこれは本当でしょうか?

もしこの説明が本当であれば、「入札価格は何により決まるのですか?」と、私は問いたいです。
「何のために予定価格を決めるのですか?」と、監査人に質問したいです。

監査請求書の中でも私は引用しましたが、【浦安市契約事務規則によると、予定価格の決定は「予算執行者は・・・、入札に付する事項の取引の実例価格、需給の状況、履行の難易、数量の多少、遅行期間等を考慮して公正に決定しなければならない。」(同規則6条2項)】とあるように、予定価格の決定について市は規則まで作っています。この意味は何なのでしょうね。

予定価格は入札の時の落札価格の上限になります。例え、予定価格を事前に公表していなくても、入札参加業者は予定価格を超えたらその入札は「無効」とされてしまい、参加の意味がなくなるわけです。無効とならないように、参加業者は予定価格を知りたがります。その為に、担当課に出入りしたり、担当者に不要な接近行為をするわけです。
 
各地で予定価格の「事前公表」に踏み切って行く大きな理由は、担当者との異常な接触を避けることが大きな理由になっているわけです。

この予定価格が今回私が住民監査請求を起こしたように「不当に吊り上げられ」てしまうと、当然、高価格で落札が可能となります。
  
  ※問題の飯椀は、500枚購入時の随意契約では、一枚480円で
   取引されていたのが、14,000枚の入札になると予定価格が
   536円に吊り上げられてしまいました。

過去(平成14年・15年・16年の三年間に合計五回)に随意契約で一枚480円で市は購入したのですから、17年2月9日に入札で14,000枚の購入もその価格で可能なはずでした。
常識的に考えれば、480円より安く市は購入できるはずです。
それなのに、予定価格を一枚536円に吊り上げているのです。
もし、一枚480円の予定価格にしておけば、485円での落札は当然「無効」です。

何故、市は予定価格を「480円」にしなかったのか、これは未だに「謎」です。
何故、平成15年8月1日に一枚「480円」で市に売った「アイホー」は、17年の入札時に「485円」で札を入れ、落札することが可能だったのでしょうか?

監査が言うように、【物品に係わるもので予定価格の事前公表は行われていない】ということが本当であれば、何故「アイホー」は「485円」の金額を入れたのでしょうか。同社は平成15年8月1日に、300枚を一枚480円で市に売っているのです。
たった300枚が一枚480円であれば、普通の常識にそった取引であれば、14,000枚を485円で「落札できる」なんてことえを考えることは出来ません。

この会社は「まじめ」な気持ちで入札には参加しなかったのでしょうか?
480円で売っていたものを、「485円」でも落札できると信じていたのでしょうか?
信じていたのでしょう、だから「485円」の札を入れたのです。
そして、見事落札できたのです。

「予定価格は公表しない」と市は公言していますが、それは表向きの話で、今回の結果を見れば「何らかの形で漏れていた」と考えるのがふつうです。(ですから私は何度も調査すべきだと市に申し入れをして来ました。)


アイホーは、予定価格が536円に吊り上ったから、485円で落札できたのです。
480円の予定価格だったら、アイホーは落とせるはずがありません。(と言うより、こんな価格で札を入れないでしょうね。)
「予定価格が入札結果に影響を及ぼすことはない」と言い切る根拠、何なのでしょうね。

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給食食器監査結果

2006年03月08日 | Weblog
2月7日のブログで、給食食器の入札に関して住民監査請求を起こしたことをお知らせしました。その結果が出ましたので、全文を公表します。

今流に言えば、「想定の範囲内」でしたが、それにしてもお粗末過ぎる内容です。監査人がこんなレベルでしか入札の問題を捉えていなかったのかと思うと、「ガーン」ですね。
【予定価格の設定と落札金額との間には何の因果関係もなく】とは、良くぞ言い切りましたね。
予定価格を超えたら、その入札は「無効」で、再度仕切り直しです。
ですから、予定価格をいくらに設定するかを業者は知りたいわけで、その為に不正が行われることもあるのです。

【予定価格の設定と落札金額との間には何の因果関係もなく】と言い切れる監査人、ご立派としかいいようがありません。
しかし、こんな判断を下す監査人が市の財政を監査出来るのでしょうか???
わが町は年間500億円以上の予算を組むのです。恐ろしいことです。

*************************

浦 監 第 85 号
平成18年2月28日
広 瀬 明 子 様
浦安市監査委員  醍醐  敦
 
同        菊原 栄三

同        醍醐 誠一

浦安市職員措置請求について

平成18年2月7日付けで提出された標記の件について、下記の理由により却下することに決定しましたので通知します。



 今回の請求を要約すれば、「給食用食器(飯椀・椀・皿)の購入について、平成17年2月9日に契約管財課長が入札を執行するに当たり、それぞれの食器の予定価格を過去の事例に比べて不当に吊り上げ、高めの落札金額になった。その結果、過去の給食食器の取引事例を踏まえた妥当と思われる予定価格と比較して72,400円から76,000円の損害が発生したものといえるので、その返還を求める。」というものである。
 本件入札については、物品に係わるもので予定価格の事前公表は行われていない。入札参加業者が提示する金額は、あくまでも市の仕様書に基づき算定した価格である。
 したがって、予定価格の設定と落札金額との間には何の因果関係もなく、設定した予定価格が入札価格に影響を及ぼすとことはないことから、契約事務により、違法又は不当な公金の支出が発生したとは言えず、契約管財課長に対して損害の返還を求めるという請求人の主張には、理由がないものと判断した。



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トリノオリンピックにおけるシックハウス

2006年03月02日 | Weblog
日本選手による活躍が殆ど見られず閉幕したトリノオリンピックでした。
私は子どもの頃はスポーツ番組を観るのが大好きでしたが、年とともにスポーツ番組に熱中することがなくなってきました。
が、昨年末頃から浅田真央ちゃんの魅力に取り付かれ、その延長でいつの間にかトリノオリンピックのテレビ中継に釘付けになってしまいました。

結果は惨敗でしたが、トリノに関する報道記事でこんなのがあり、取れなかったメダルに驚くよりも、こちらの新聞記事のほうに私は驚きを隠せませんでした。

「不振の原因はさらにあるが、今回の五輪では選手村で日本食がない、部屋が狭い、シックハウス症候群まで発生するなど選手から不満が続出。」

シックハウス症候群まで発生

確かに、シックハウスは日本固有のものではなく、先進国ではどこでも抱えている問題です。
しかし、まさかオリンピックの選手村にもそれが発生していたとは・・・。
冷静に考えれば、決して不思議な話ではありませんが、私は「ヨーロッパは日本よりは基準が厳しい」と単純に思い込んでいたのです。

オリンピック直前になっても建築が間に合うかどうか不確定だとのマスコミ報道もありましたたが、「イタリアはスローライフのお国だから・・・」と思い、半ばほほえましく私はマスコミ報道を見ていました。

しかし、実態はそんなものではなく、出来立ての建造物から出るさまざまな化学物質に汚染された部屋で、体調を崩した選手もかなりいたのではないでしょうか。
(実態調査をしたという報道はありませんのであくまでも推測の域をでませんが)
これを契機に、さまざまな機関がもっと真剣に化学物質について取り組んで欲しいものです。

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