ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

当選証書授与式

2007年04月28日 | Weblog
選挙翌日の4月23日、午後二時から文化会館3階会議室において当選証書の授与式が行なわれました。
この授与式は、投票数の多い順に座り、一人一人名前を呼ばれ、卒業証書のように手渡されます。
お二人が代理人による出席でしたが、あとは当選者本人が列席した授与式でした。

旧議員の身分は4月29日まであり、今回当選した議員の身分は30日からのものです。

今後の予定は、5月1日、臨時議会が開かれ常任委員会への所属や各種委員会の正副委員長などの選出が行なわれることになっています。

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楽しい議会報告を・・・・・!

2007年04月06日 | Weblog
私は今年に入り入札(大木建設をめぐる入札問題です)に関しては二度にわたり「特集」を組んで議会報告を出しました。
昨年、11月7日、墓地公園管理棟建設工事に関して市は大木建設を含め、合計15社の指名をを行い入札をしました。
不思議なことに15社のうち13社が「辞退」し、残った2社による競争となり、結果、大木建設が落札しました。

しかし、よくよく調べたらこの大木建設は17年3月31日に「解散」していた会社だったのです。
解散してしまった会社を「指名」することなど出来るはずがないということで、昨年12月4日の私が所属する建設経済委員会で指摘し、結果昨年11月7日に行なわれた入札行為を委員会も本会議も全会一致で「承認」はせずに、「継続審査」にしたのです。

まず最初に、この間の流れを議会報告として配布しました。
この議会報告に対しては、私が配布した議会報告の中で一番たくさんの反応がありました。
お電話を入れてくださった方、お手紙を下さった方、駅頭で「読みました。面白かったです」、「あの続きも書いて下さい」等々、どれも大変私に好意的なものばかりでした。

この反応に気を良くした私は(調査を進める中でさらに問題が出てきたと言うこともあり)、第二弾の特集を組みました。
この第二弾は三月議会での結果報告も兼ねたものでした。
十二月議会では全会一致で11月7日に行なわれた入札行為を「継続審査」にしたのに、三月議会になったら、私を含め六人の議員を除く全員が「賛成」になってしまったのです。

委員会での本会議でも、採決時に私は当然反対討論を行い、如何に市側の対応が他市と比較して甘いかを指摘して、この案件を賛成できる理由などどこにもないということを強調しました。が、賛成する議員からは「賛成討論」など出されることもなく可決されていきました。

私は第二弾の議会報告ではこれらを市民の皆さんに報告をしたのです。

議会の実態は決して「楽しい」ものではありません。
ましてや、市議の本来の仕事は行政の「チェック」です。
予算が間違いなく執行されているか、不正な支出はないか、市民の権利自由を侵害してはいないか・・・、等々行政への監視が主たる仕事です。

私が二回にわたり出した入札関係の議会報告は、十分に市議の仕事を果たした結果生まれたものだと自負しています。
ですから、それまで出した議会報告の中で一番手ごたえがあったのです。
今回お電話を下さったかたが望むような「楽しい」報告ではありませんが、市議として行政が行なったことを十分に監視した結果、大木建設をめぐる入札行為は認められないという結論に到達しただけのことです。

一人の市議に対して、年間何百万円も税金を支払って、「楽しい議会報告」を書くような市議活動を望まれる市民の方が存在するなんてことを、これまで一度も想像したことがありませんでしたので、今回頂いたお電話には戸惑いました。

しかし、今の浦安市の現状でまじめに市議活動を行なえば、決して「楽しい議会報告」など書けるはずがないのですから、このような市民の存在は市側にとっては大変重宝する、貴重な存在に違いありません。

市民よもっと目を見開いて市を見てください!
あなたの税金が適切に使われていると思いますか?
市の情報公開が十分に行なわれていますか?
議員達は、報酬に見合うだけの仕事をしていますか?

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給食費未納問題

2007年04月01日 | Weblog

なぜ、こんなことになったのでしょうか?
私はこの問題は大変根の深い問題だと思います。
勿論、未納は一刻も早くなくし一般会計からの持ち出しにストップをかけるべきです。
しかし、お金を回収すれば済む問題だとは思いません。

わが市の場合は生活が厳しくて払えないのではなく、「払わない」親の問題が大きいのです。

この払わない現象は、ある意味浦安の市政を象徴しているように思えて仕方ありません。
市政への信頼の欠如が招いただけのことだと思えるのです。

給食・食の大切さをこの町はどれ程市民に伝えてきたのでしょうか?
給食は餌ではありません。しかし、センター方式の給食を平気で行い、メラミン食器を未だに使い(三種類の食器のうち、一種類がメラミン製)、「経済効率」を理由に、給食調理員を民間に委託して行く姿勢は、決して子どもたちに食の大切さを知らせるメッセージにはなっていません。

わが市と対照的なのが武蔵野市で。
武蔵野市も財政的には浦安市と同様大変恵まれています。
しかし、武蔵野市の給食費未納はゼロです!
数年前、武蔵野市の給食現場を視察し、未納の実態を聞かされたときは驚きました。
しかし、その給食にかける情熱を知って、未納ゼロを私は納得したのです。

給食・食は命の源であると言う認識があるので、食材料にこだわり、保護者に発信する情報もわが市の比ではありません。
月一回はPTA代表の給食材料選択委員さんが栄養士さんたちと試食しながら子ども達が食べる食品選びをします。
ここでは決して「価格」だけでは決めません。
わが市の選定基準は「見積もり合わせ」という名の下での「価格」だけが決め手ですので、えらい違いです。
日常的に行政と保護者が給食を通じてキャッチボールをしているのです。
武蔵野市では日常の中で若い子育て真っ最中のお母さん達は、市から食の大切さを教えられています。
そんな日常があるから、「未納ゼロ」が当たり前なのです。

浦安市が未納が多い理由の一つに、その徴収方法にあるとも言われています。
武蔵野市は自校方式とセンター方式の併用ですが、給食費の徴収は学校単位で行っているそうです。
浦安市は以前は武蔵野市同様学校単位での徴収でしたが、2002年に起きた教頭による横領事件・・・現場の教頭が給食費をはじめ、修学旅行費等私費を横領した刑事事件/懲役刑になる・・・が発生し、その結果、学校でのお金の取り扱い方法を一変し、自動引き落としで給食センター口座に落ちる仕組みに変えました。

以来、未払い者が増えたそうです。
2002年の刑事事件は私の娘の中学で起きました。
現職の教頭が日常的に子ども達のお金に手をつけていたのですから、全く話になりませんでした。しかし、この事件は、校長始め教育委員会の課長までもが教頭の犯罪を隠蔽するために私財を出して穴埋めしていたのです。
組織ぐるみでの隠蔽工作でした。

そんなことがあったので、それまで行われていた学校単位での徴収が自動引き落としに代わって行ったのです。
しかし、今となってはその選択が「あだ」となってしまいました。
そもそも、わが市は学校の教師が子どもたちのお金に手をつけ、それが発覚しても「隠蔽」してしまう土壌があったのです。

そんな土壌がなぜ生まれたのかの原因の調査もせず、短絡的に徴収方法を「学校単位→給食センターへの自動引き落とし」に変えてしまいました。
問題に封をして、問題解決を先送りしただけでした。
市民の行政への不信を増幅することはあれ払拭することは在りませんでした。

さらに、その後に発覚した市の出入り業者と市長との不正疑惑問題。
市民の教育や市政への不信は募る一方です。
そんな中での給食費未納問題、根が深いと思います。

不正に使用されていた政務調査費を返還もしないで、議会で市民の給食未納問題を取り上げる議員もいますが、そのことも市民の不審を募らせる一因になっているのではと私は思っています。

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