ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

首相退陣劇

2008年09月03日 | 議会

昨年に続き、またまた一国の首相があっけなく退陣してしまいました。
1ヶ月前に内閣の組閣をしたばかりではなかったのではないでしょうか?
ニュースを追っていくと、今年4月頃から前福田首相(前福田首相と書かざるを得ません)は辞任を漏らしていたようです。
であるなら、何で内閣改造などしたのでしょうか?
人心一新すれば、国民の支持率も上がるとでも思ったのでしょうか?

これで総選挙が身近なものになって来ました。
今度の総選挙では、政権交代がかなりの確率で実現しそうですね。しかし、民主党の政権が国政レベルで実現したからと言って、市議会レベルでは何がどう変わるのかは私には全く見えてきません。
というのは、わが市には民主党市議が昨年の選挙で誕生してお一人いるのですが、市議会レベルの話で言わせていただくと、私が反対する議案には民主党の市議は殆ど賛成されているのです。
つまり、自民党・自民党系の市議と議決の態度がほぼ同じなのです。

例えば、私は市議会で毎回入札の改革を取り上げてきました。そして昨年12月議会では市が提案した入札案件に私は大反対をして、反対討論までしました。またその時、事前に民主党の市議にも反対の理由を説明して賛同を求めたのですが、民主党の市議は市提案を呑みました。当時反対したのは、私と三名の共産党の市議だけでした。

後期高齢者の制度を導入する為に昨年市は条例を制定しました。その時に反対をしたのは、矢張り私と三名の共産党の市議だけでした。

今年三月議会に市は、手数料・使用料条例の改正を出してきました。住民票などを取る時の手数料や文化会館の使用料等の値上げです。
この時も、反対者は私と三名の共産党市議だけでした。

市側提案議案に対する態度は意見が分かれるとき、殆どが
広瀬+共産党 対 自民党・自民党系+公明党+民主党・民主党系(?)という構図です。(時々、私は「一人」になることもあります。実際6月議会では二度ほど「一人」になりました。)
ですから私は浦安議会では、民主党は自民党・自民党系と公明党の市議と同じお立場に立つのだと思っていますので、政権交代があったとしても、自治体レベルでは何がどう変わって来るのか現状では見えません。

地方議会はそれはそれとして、長期政権は淀みます。政権交代は時間の問題になってきたようです。

ところで、「二度あることは三度ある」と言いますが、次ぎの自民党首相も「辞任」という形で幕引きになるのでしょうか・・・?
もしそんな事態になったら、国際社会で「笑いもの」にされてしまいそうですね、日本という国が。

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