県内7自治体が県に対して以下の要望書を提出しました。
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東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う要望書 2011年5月20日
このたびの東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質による健康と生活環境への影響について、市民の不安が高まっております。
しかしながら、現在県内での放射線量の測定値の公表は市原市の一か所のみとなっており、市民の健康と安全、安心を確保するためには、身近な測定地点でのデータが必要であると考えております。
このことから、下記の通り近隣7市の連名により、千葉県に対して万全な対策を講じてもらうよう、要望書を提出することといたしましたのでお知らせいたします。
記
要望を行う自治体(7市)
千葉市・市川市・船橋市・習志野市・市原市・八千代市・浦安市
日時 平成23年5月20日(金)午前11時~
場所 千葉県庁3階 環境生活部長室内 打ち合わせルーム
県出席者 環境生活部長
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う要望書
東日本大震災の対応につきまして、県民の安全を守るため、液状化をはじめとする多くの問題解決にご尽力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、東京電力福島第一原子力発電所事故は、収束の長期化が予想され、同事故に伴い放出された放射性物質による健康と生活環境への影響について、市民の不安が高まっています。
また、千葉県北西部地域にあっては、個人等などが独自に測定し相対的に高い値の測定を基にネット上に多くの書き込みがなされ、市民の不安はより一層高まっております。
現在、千葉県における放射線量のデータについては、市原市一か所での測定値が公表されるのみであり、こうした市民の不安を一日も早く解消し、市民の健康と安全・安心な生活環境を確保するために、学校をはじめとする生活に密接な場所での測定など、下記事項について、万全な対策を講じていただくことを切に要望いたします。
記
市民の不安を解消するため、千葉県知事自らが県内の大気中並びに土壌の放射線量に関して国の基準に基づいた評価を公表し、市民の不安を解消すること。
現状の市原市一か所となっているモニタリング・ポストを増設し、県内において、きめ細かな測定値の公表を早急に行うこと。
千葉市・市川市・船橋市・習志野市・市原市・八千代市・浦安市の市域で、統一した測定方法により放射線量を測定し、結果を公表すること。
子どもたちの健康と安全・安心な生活環境の確保のため、保育所・幼稚園・学校等の土壌等を測定し、結果を公表すること。
学校の屋外プール水について、運用の統一基準を県が示し、子どもの安全を確保するとともに保護者の不安を解消すること。
平成23年5月20日
千葉県知事 鈴木栄治様
千葉市長 熊谷俊人
市川市長 大久保博
船橋市長 藤代孝七
習志野市長 宮本泰介
市原市長 佐久間隆義
八千代市長 豊田俊郎
浦安市長 松崎秀樹