27日火曜日、久しぶりに入札執行に立ち会いました。
件名は「浦安市老人福祉センター施設開設用備品購入」です。
21年度、新しく老人福祉センターが開設します。
その施設内に入れる備品購入に関する入札です。
わが市は・・・新庁舎建設は一時中断となりましたが・・・、大変バブリーな市で、昨年は新消防署が完成し、今年7月には老人福祉センターがオープン予定です。また、年明け早々には高洲公民館の起工式が行われ、また、3月議会には小学校建設工事の議案が上程されることでしょう。
新しい建物が出来ると、その中には当然新しい備品を揃えます。
余程のことがない限り、入札になるのですが、新消防署を巡っては一昨年8月2日に行われた入札を巡り不正があったと言う情報が入り、すったもんだがありました。
私はこの騒動で初めて「同等品」と言う言葉を知り、また、指名を受けた業者ではなく、その元にいるメーカー等が暗躍していることを知りました。
そしてメーカーが暗躍していて逮捕事件に発展したのが昨年3月の教育委員会職員による事件でした。
27日の入札、
これはそもそもが今月13日に行う予定でした。
しかし、直前に入札情報が外部に漏れ、27日に変更されて執行されたものでした。
入札情報が事前に外部に漏れることなどあってはいけないのですが、これまで何度も同じ様な事が起きていました。
ですから今回の入札には私はことさら関心を持っていました。
定刻の10時には指名業者7者が入札会場に揃い、課長が入札執行の注意書きを読みあげ、各社が落札価格を記入した書類提出を行いました。
その後、担当者が各社の数字を読み上げました。
高山書店:1516万1520円
東栄堂:1589万9000円
モビック:1698万1400円
近 代:1618万7010円
トスワーク:1623万4900円
シブヤ:1566万3780円
三和商事:1613万2540円
普通であれば、最低落札価格を示した高山書店が落札者に決まり、お開きとなるのですが、今回は異変が起きました。
「談合情報が寄せられたので、公正取引員会に報告し、調査し、その後落札者に報告する」との事態となりました。
つまり、「今回の入札も事前に情報が漏れていたので、価格だけは提出してもらうが、後日調査して不正がなければ最低落札価格を入れた高山書店を落札者とします。」と言うことなのです。
今回も入札情報が漏れていたので、とりあえず予定通に入札は執行するが、「仮入札」であったのです。
しかし、少しでも疑いがあるなら、なぜ入札を延期しなかったのか不思議ですね~。
13日は延期したのに、今回は執行です。
疑いを持ちつつ入札を執行したわけです。
延期できない理由があったのでしょうか?
延期したり、疑いつつ執行したりと、だれが判断するのでしょうか?部長さん、それとも課長さん、それとも市長?副市長?
異例の入札でした。
| 入札はこの部屋で執行されます。
建て替えを考えていたので、壁のひび割れも修理する予定はないようです。 |
部屋全体の写真です。
段ボール箱が部屋の隅に重ねておいてあります。
倉庫が足りないのでしょう・・・。 | |
| 部屋の片隅にある段ボール |