昨日から令和5年第四回浦安市議会が始まりました。
議案説明の後、令和4年度決算の採決がありました。私は以下の討論をして反対しました。
認定第1号令和4年度決算 反対討論
以下、4件の令和4年度事業の問題を指摘して賛成できな理由とします。
浦安市が令和4年4月から導入した5か所の駐車場有料化、年間消費税込みで市には4620万円の収入設定になっていますが、この金額の収入の為に多くの市民の反発を招き、未だに市民の批判の声は鳴りやみません。その証拠に、結果は却下となりましたが、今年に入り有料化について住民監査請求が提起されています。これは重く受け止めるべきです!
市民には導入理由は三ケあると説明して来ています。
①受益者負担 ②本例の施設利用者以外の排除 ③財源確保
しかし、どれも市民を納得させることは出来ていません。
受益者負担と言えば、何となく市民はキツネにつままれたように、納得せざるを得ないのですが、言葉は厳格に使って下さい。
受益者負担を理由の有料化と言うのであれば、その対象の公共施設を維持するのにいくらかかる、その内のいくらを、何パーセントを利用者にご負担頂くのかと言うのが受益者負担の考えの筈です。
今回の案件でこの基本的観点で市民に説明しましたか。プロポでの提案が行われ、市民負担が少ない方が選定されたとの説明でしたが、何処に受益者負担割合が反映されているのでしょうか。受益者負担を言う時、市側はこれまでそれなりに計算式を示し、負担割合を示し、市民に提示してきたはずです。受益者負担を言うのであれば、まず、各地でも既に策定されている、誰でも納得できる算定基準を示し、市民に見える化を行うべきではないですか。それもなく、プロポ選定事業者の提案金額をそのまま受益者負担の名のもとに市民に提示するなど、浦安市のやることではありません。
施設利用者以外の利用の排除ですが、これは総合公園や高洲海浜公園には当てはまりません。
つまり、有料化の理由三つの内の二つは的外れな理由です。こんな説明をして市民に対して失礼ではないですか。市民を愚弄しているとしか言いようがない。
端的に、「財源の確保」と言えばいいのに、何故素直に市民に言わないのか、これでは市政不信を助長するのみです。
行政の大事な説明責任を果たしたとは到底言えない。
福祉的サービスは白内障手術者への眼鏡助成金の対象者絞りこむなど、市民にたいしてのサービス低下断行する前に、支出への見直しを自ら行うべきなのに、その姿勢の本気度を疑いたくなる事例がありました。
パイプテクター、私が議会ある毎に問題視して令和四年度末の3月議会でやっと見送る結論を出し約2000万円近い買物をしないで済みましたが、その間、機械に対しての問題指摘動画が配信されているのに一顧だにすることなく、取り扱い業者に動画の真偽の問い合わせもする事もなく、取り付ける前たった1回の水質検査数値と取付後の検査数値との比較で、「数値が下がった、効果あり」と言い続けました。科学の世界を無視した検査結果に固執し続けました。
最終的に契約にいたらなかつた点は評価出来ますが、もっと速やかな対応が出来た筈です。
このスピーディーな対応が出来ない姿勢はウエーブに取り付けてある機械への対応にも引き継がれています。
市内公園トイレ清掃経費問題、10年以上も同一事業所が落札し続けている事実を私は指摘して来ました。入札制度の見直し、入札改革を訴えて来るなかで再三指摘し続けましたが、耳を傾ける姿勢は皆無でした。
しかし令和四年度トイレ清掃を厳しく追及する中で、人件費時給単価10,200円支払い続けていた事実を認めざるを得ない状況になりました。
この数字は何を意味するのか、当局はこの間考えましたか。考えた、反省したとはとても思えません!
市民は本来払わなくてもいいお金を、市側の怠慢さ故に払わされて来た事を意味していることに気づきましたか。もし気づいていたら市民に謝罪があって当然ですが、未だにない!確かに令和五年度予算作成では設計金額を大幅にダウンして来ました。令和2年度の予定価格は対象トイレ数31箇所基本清掃は週二回で、70,867,000円、令和5年度は対象トイレ数36箇所清掃回数週三回で37,552,000円、大幅ダウンです。当たり前です。それまでが異常だったのですから。しかし、将来に向かって修正すれば事が済むような単純な話だと思っていませんか。
時給単価10200円、考えられない数字です。時給10200円になっていた原因は設計金額の見直しを全くしてこなかった、そしてチェックシートすら作成されず実態確認が皆無だった、この一言に尽きます。委託すれば仕事は終わりではなく、日常の清掃が仕様書通りに行われれているか、形式的な報告書を上げさせるだけではなく、市職員自らが現場を確認することが全く行われてこなかったことに大きな原因があります。また、落札業者が幾らでトイレ清掃の募集をHPで出しているか、このチェっくも怠っていました。これは簡単に見ることができる環境でした。これをきちんと行っていれば、事業者はリーズなぶるな時給単価で募集をかけていたのですから、浦安市は法外な額を容認していることは直ぐに気付いたはずです。
身体障がい者福祉センター指定管理者問題、これは、平成24年度に向こう10年間という其れ迄浦安市は採用したことのない長期間の指定管理者制度が提案されたことから始まりました。10年間の指定管理が令和4年度3月で終了しましたが、この間、私は幾度も問題点を指摘してきました。選定された事業者の提案書を情報公開で入手することから始まりました。10年間に複数回にわたり開示請求をしましたが、何時も肝心斜めは黒塗。 黒塗に異議申し立てを行い、やっとほぼ全部が開示され、知ることが出来たのが、10年前選定された事業者は「市の負担を軽減するために国の給付事業を展開します、そして、最終的には市の負担を持出しを大幅に減額します」と書かれてありました。
10年目の最終年度、令和4年度、市の財政負担は33%にまで軽減され、10年間の総額約7億2,000万円の指定管理料のうち、市の財政負担は4割弱になることが見込まれますとの提案をしていました。つまり、市の10年間の実質的負担額は約2億8,800万円、約3億円だったはずですが、現実は、提案ほどには給付事業が伸びず、市の負担は市の試算でも2億円近くになります。提案通りの給付金は入ってこなかった、市民の税金の持出しだけは予定通りでした。この間、何度か議会で取り上げ、提案通りのことが行われているのかチェックしましたが、現場にはそれは届かず、提案額の不足の指摘は事業者には一度もなされずに10年が過ぎました。
新な事業者募集時には、仕様書を大幅に書き替え、無駄な市民負担が無くなるようになっていました。それは大いに評価できましたが、この10年間の市民の負担は不問に付されて来ています。
福祉的サービスのカットや駐車場の有料化などを行なう前に自らの姿勢を正すべきです。本来のすべき事を棚に上げて、市民の負担増を安易に選んだ令和四年度の決算内容賛成出来ません。もっと市民目線での市政運営に徹するべきでした。
以上、4ケの事例を上げましたが、これらは氷山の一角だと私は判断しています。
議員の仕事で市側の財政をチェックすることは欠かせません。その為に膨大な時間を要さざるを得ません。その理由の一つが、市の情報公開の遅れです。以前千葉市に清掃関連で設計書を開示請求しましたら、入札参加業者に一度開示ているので情報公開の手続きは不要、資料提供で対応しますと言われ、瞬時にメール添付で送って来てくれました。
浦安市の場合は、情報公開の手続きを踏んで二週間、時には延長をかけられて1か月以上待たされてしか資料、情報を入手できません。スピーディな調査活動が阻害されています。もっと容易に入手出来ていたら、もっとたくさんの市側の問題点が発覚した筈です。
財政の危機を本当に認識し、抜本的見直しをする気があるなら、先ず日常の業務の設計金額の見直しをするべきです。そして、現場確認を小まめに行う、この作業がなされずに来た付けは全て市民が負うのですから。令和4年度決算、納得できるはずがないです。
9月議会だよりが出来上がっています。パイプテクタ問題は二年前の6月議会以来毎回取り上げて来ています。こんなに連続で取り上げ続けている事例は珍しいですね。市側の答弁には全く納得できないから取り上げざるを得ないだけなのですが。
勿論、取り上げている内容・角度は異なります。9月議会での内容の一部が議会だよりに掲載されています。
この議会答弁って可笑しくないでしょうか?民間施設への導入の分析結果については市は関知しないということなのですが、私が質問したのは、「民間マンションが導入に当たり性能検査をしかるべき機関に出して行った、その結果をどのように理解しますか」という単純なものでした。要するに検査結果をどのように理解しますかとの質問でした。
ハグラカシ戦法としか言いようのないこの答弁、もう少しまじめに取り組んで欲しいものです。市民のお金を使った買い物なのですから。
こんな姿勢を何時までも持っていたら、市民の市政への信頼は無くなりますね!
明後日予定の花火大会、今回はチケットがないと会場に入れないようです。確かこれまでは一部有料特別席は設けられていましたが、チケットなどなくても、ある意味早いもの勝で良い席を取ればそれなりに楽しめたはずです。
今回20,000人分の席は完売です。6,600発打ち上げ、15万人の動員数が見込まれているのに、チケット無しで観れる場所はあるのでしょうか?
でも、もう転売が始まっていますよ・・・。
本日も入札に立ち会いました。合計11件あり、その中の二件に疑問を持ったので担当者に質問しました。入札公告書では(1)と(2)では明らかに入札に参加できる事業所が異なります。
(1)は浦安市と市川市の事業者しか参加できません。(2)は浦安市以外の市川市と船橋市の事業者も参加可能です。同じ学校のLED照明器具改修工事なのに、(2)は船橋市の事業所も参加できるのに、(1)はできない、予定価格に差があるので予定価格の高額な方は入札参加者のエリアを広げたのかな~、と勝手に解釈していましたが、念のため担当者に質問しました。即答がなかったので、私は、「急ぎません調べて理由を教えて下さい」とお願いしました。
そして、暫くしたら課長が説明に来てくれました。
「ボンミスです」
「エッ、ボンミス?」
「船橋市の方は両方の入札で考えていませんでした。コンピュータ上では消したつもりだったのですが・・・」
「あり得ないことが又起きましたね。もし船橋市の事業所が入札に参加していたら、どうするのでしょうか。そして落札していたら、市は拒否できませんね。」(船橋市の事業所も是非参加して欲しかったです!)
この街は、本当にあり得ないことが起きる街です。些細なことかもしれませんが、こんなミスを見逃していたら、必ず大きな事故になります。
これでは市民のお金の運用、安心して任せられません。
(1)
(2)
先日開示された花火大会関連の資料、読めば読むほど疑問が湧いてきます。
今回は、会長名が黒塗りについてふれます。
今月21日に予定されている花火大会、ふるさとづくり推進協議会が中心になって運営されていることは、以下の市HP上の記載から明らかです。青字
ふるさとづくり推進協議会は、市民相互が理解し、協力し、手を結びあって地域活動に積極的に参加することによって、心のふれあう明るく住みよい“ふるさと浦安”をつくることを目指し、昭和55年5月に設立されました。
この協議会は、ふるさとづくり運動に賛同する、380余にのぼる市内の各種団体から構成され、花火大会、市民憲章の普及活動、ふるさと交流、花いっぱい運動や美化運動などさまざまな活動を行っています。
当然、同推進協議会には会長がいます。
しかし、会長の名前は公表されていません!何故なのですか?
先日公開された資料では、会長名は全て黒塗です!謎です。
一方、手元にある平成19年度の花火大会の資料では、当時の会長名は黒塗りなどせず、堂々と開示しています。
この違いは何?浦安市は、情報公開が後進したと理解すれば良いのですか?
入手出来ました!
昨日午後4時頃連絡が入りまして、「4時半に開示する」とのことでした。
10月6日に開示が延長されたということは、6日には貰えると思っていたのに、担当者から「決定通知を出します・・」なんてことを言われたのですが、納得できない私は文書を取り扱う直接の担当課(総務部法務文書課)にも掛け合いました。
が、そこでも同じ説明だったので昨日のこのブログに市を批判的に紹介しました。それら一連の行為が功を奏したのか、突然の4時過ぎの電話でした。情報公開室は5時には閉まります。何としてでも5時までに行かないと・・・、焦りました。4時45分に何とか情報公開コーナーに出向くことが出来、ゲット!
入手したモノはこちらです ➡ ふるさとづくり議事録等
知りたい箇所は相も変わらず黒塗りでした!
以下のページ ( )の黒塗個所はことのほか意味あり?
「包括業務受託会社(全体管理)」との記述ありますが、つまりはどこかの会社に一括投げているってことですよね?補助金を補助団体が委託するわけです。補助金の性質からして、どんな場合なら許されるのでしょうか?また、補助額の何割までなら許されるとかの決め事はないのでしょうか?
黒塗されると、なお一層知りたくなります!
黒塗に対して異議申し立てできる制度がありますが、それを使うと可なりの時間が必要となりますので、情報提供があると助かるのですが・・・。無理かな?
5日に入札執行に立ち会いました。合計5件、そのうちの1件に以下のモノがありました。予定価格262万円(事前公表)でありながら、(株)KSPは650万円で参加しました。当然予定価格を超えているので失格です。
予定価格の2.5倍近い価格で入札に参加することなど常識的に考えられません。この高い数字は一体何を意味しているのでしょうか?
多額の経費の掛かる今月予定の花火大会、その予算を決める会議等々を知りたくて開示請求したのですが、本日10月6日まで期間延長をしてきたことはお知らせ済み。
「本日何時頃取りに行けばよいのか」の確認電話をしたら、「本日中に開示決定はしますが、渡す日は相談します」とのこと。
明日から連休になるので「本日中に欲しいのです」と懇願しても、「正式な決定通知は本日中に出ます」の一点張り。
やはり、この街は可笑しい。情報は市民のモノだとの認識が希薄!
私は平成20年7月に当時のふるさとづくり推進協議会の会計関係について開示請求を行っていますが、延長などせずに、二週間で開示され502枚の書類を入手しできました。それは今も手元にあります。今回の開示請求は、会計関係のモノではないのでこんなに時間がかかっているのでしょうか?
花火大会終了後には、私は当然に今回の会計関連書類の開示請求を行う予定ですが、そちらはまさか「延長」などして来ないでしょうね!
平成20年の開示決定通知書 ↓ 二週間で開示されました。502枚にもなる膨大な書類でした。
市長が議会改革に取り組んでいるのですが、本当は議会自らが改革しなければいけないことです。安芸高田市議会が特別なのではなく、大半の地方議会の実態と言えるでしょう。是非ご覧いただきたい動画です。
話題の安芸高田市の広報を見てみました。
いや~、とても面白い、自分の自治体ではないが思わず読みたくなる紙面。
特に昨年9月の広報のこのページ(10、11ページ)は面白い。
議員から大分ブーイングが出たようですが、兎に角行政が議会についてアンケートを取ることがすごい。行政の本気度が伝わってきます。浦安市長も市民に議会についてのアンケートを取っては如何でしょうか、イヤイヤその前に、市政についてのアンケートを取って下さい。そして、寄せられた意見は「原文まま」で公開してください。
とんだ遠回りをして入手した要綱、それが ↓ これです。
浦安市施設内における職員の通勤用自動車の駐車の特例に関する要綱
これを手に入れる為に、私は一体どれほどの時間やエネルギーを必要としたことでしょうか!勿論、担当者もかなりの時間を割いたはずです。
お互いに無駄なエネルギーを割くのは止めましょう!どうかお願いです、事務的なことはスムーズに事を進めてください!
今回の問題は6000円が妥当かどうか、また、「特例」で全額は徴収していないこと、来年から特例をなくすことが良いのかどうかを議論しなければいけないのです。要綱は情報公開だ何だと言っている時間はありません。
(まだ、次年度の予算書は配布されていないのに、そして私が訊きもしないのに二つの課の担当者が来年から特例を無くすとまで教えてくれました。要綱そのものは開示請求しなさいと言っているのに、内容については私が訊いていないことまで教えてくれるのが不思議でした。)
結局、この要綱は29日閉庁後に財務課に貰いに行って手に入れました。本来なら私に謝罪の一言があっても良いはずでしたが、それはありませんでした。担当者がその場でコピーしてくれたので、私は(資料は一部10円)無料でもらう訳にはいかないとお金を出したのですが、10階の情報公開室が閉まっているのでお金の処理はできないので無料で良いと言われました。
手続き的に問題があったのは事実ですが、資料一枚10円の話まで私は帳消しにする気は全くないので、窓口で押し問答になり、結局9枚分90円は月曜日に情報公開室に私が持っていくことで一件落着しました。何と手間がかかることか!
要綱を手に入れるだけの話なのに、本題に到達する前に何だかとてつもなく無駄な時間を費やした気がします。
ヤレヤレです。