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ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

香害

2025年08月22日 | 化学物質過敏症

柔軟剤や洗剤の香料で困っている方が増えています。私が心配するのは、閉ざされ教室内の問題です。冷暖房効果を上げるために可能な限り外の空気は入れないようにしている筈です。昔は(今ほど気温が高くなかったので)、夏の授業は窓を一杯開け、外の風を教室に入れていたものですが、昨今はそんなことは出来ません。閉め切った中で、柔軟剤等の臭いが充満しているのではないでしょうか。

令和5年12月議会で、実態調査を提案しましたが「健康調査表に書いて貰えば対応する」的な答弁でしたが、来月の議会で再度実態調査を訴える必要があるかもしれません。

5年 12月 定例会(第4回)  12月12日

それでは最後の、学校のエプロン問題ですね。
 これ担当の方には最近出た朝日新聞の記事をお渡ししているんですけれども、本当にこれ、全国で大変大きな問題になっているんですよ。それで新潟の大学の准教授がアンケートを取ったらば、結構な、小学校5年生は3.2%、白衣で体調不良を感じる。あと中学校2年生だと6.5%が感じるというね。これは私は新潟の子供だから例外ではなくて、日本中の子供がこういう危険に今、さらされているというね。ですから浦安市でも早く手を打っていただきたい。
 ヒアリングの段階で分かったんですけれども、市は今、現状でいい、困っている方は名乗りを上げてくれればそれで対応しますよという、ヒアリングでそういうお話を聞いたんですけれども、もっと積極的にこちらから、だからアンケートを取って、簡単でいいではないですか、アンケート。何もペーパーにしなくても、スマホでぽんと投げてアンケートを取る。取りあえず。そうすると実態が浮かび上がってくると思うんですよ。
 ぜひ前向きに考えていただけませんでしょうか、答弁をお願いいたします。

○議長(小林章宏君) 教育総務部長。

◎教育総務部長(槇伸一君) 児童・生徒につきましては毎年、健康調査票ということで提出していただいて、健康面について保護者のほうから、困ったことがあればそちらのほうに記入していただくというところで把握をしているところです。そうしたことから、アンケートについては現在、考えはありません。
 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 健康調査票に香害の欄、ありますか

○議長(小林章宏君) 教育総務部長。--時間です。
 広瀬明子君に申し上げます。
 途中、質問を幾つか飛ばしました。今後はきちんと通告どおりの質問をお願いいたします。
 もう一点。積み残しのなきよう、お時間の配分にご注意いただくようお願いいたします。


 暫時休憩いたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本日の東京新聞記事です。

東京新聞

 

香りに起因する「香害」が子どもたちの心身の健康を脅かしている。20日に公表された初の全国調査によると、小中学生の1割が香害による体調不良を経験。未就学児も合わせた体調不良経験者の4人に1人に登園・登校を嫌がる傾向があった。衣料用洗剤や柔軟剤に含まれる香料の人工化学物質が原因で、識者は「教育現場の早急な対策が求められる」と警鐘を鳴らす。(西田直晃)

◆「下校時には何もかもに臭いが移っている」

 「『そんな人はいない』と言われがちだが、実際にわが子は香害で学校に行けなくなった」。20日の衆院議員会館での院内集会で、小学1年の男児を連れた母親は語った。親子ともに身に着けた防毒マスクを外出時に手放せないという。
 

院内集会で、教育現場での「香害」の実態を説明する登壇者たち=東京都千代田区で

 小中学生の2人の子を持つ40代の母親は「症状として湿疹や鼻血が出るようになった」と説明。「柔軟剤を身にまとう30〜40人の児童が同じ教室で過ごせば、下校時には服や髪、ランドセルなど何もかもに臭いが移っている。子どもが苦しむ声を受け止めてほしい」と語気を強めた。

◆「すでに多くの児童生徒が被害者」

 調査は、日本消費者連盟などでつくる「香害をなくす連絡会」と超党派の地方議員による「香害をなくす議員の会」が2024年度に実施した。9都道県の21市区町村で、約8000人の小中学生、約2000人の未就学児が対象。全体の8.3%が柔軟剤などの香料が原因で、腹痛や下痢、吐き気や頭痛、関節痛などの症状が出たとしている。このうち4人に1人が登園や登校を嫌がっていた。
 学年が上がるほど体調不良経験者の比率は増し、小中学生の合計は1割を超えた。目立つのは「給食着を何とかしてほしい」という声。児童生徒が共有し、家庭の対策が難しいためだ。
 
 

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参政党の躍進

2025年08月12日 | 平和

参政党がなぜ躍進したのか、様々なところで解説が行われていますが、以下の動画はとても分かりやすいです。

雨宮さんが紹介している二冊の本、「アメリカの新右翼」、「ポピリズムの仕掛け人」は読む必要ありですね。早速申し込みました。

参政党の躍進と人々の気持ち(雨宮処凛 ❎ 尾形聡彦)

 


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広島県知事あいさつ(原爆平和式典で)

2025年08月11日 | 平和

8月6日の平和式典での県知事挨拶が素晴らし。

 

【全文】知事あいさつ「核兵器廃絶という光に向けて這い進む」
2025年8月6日 12時47分 

平和記念式典での広島県の湯崎知事のあいさつ全文です。

被爆80年目の8月6日を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠を捧げます。そして、今なお苦しみの絶えない被爆者や御遺族の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

草木も生えぬと言われた75年からはや5年、被爆から3代目の駅の開業など広島の街は大きく変わり、世界から観光客が押し寄せ、平和と繁栄を謳歌しています。しかし同時に、法と外交を基軸とする国際秩序は様変わりし、剥き出しの暴力が支配する世界へと変わりつつあり、私達は今、この繁栄が如何に脆弱なものであるかを痛感しています。

このような世の中だからこそ、核抑止が益々重要だと声高に叫ぶ人達がいます。しかし本当にそうなのでしょうか。確かに、戦争をできるだけ防ぐために抑止の概念は必要かもしれません。一方で、歴史が証明するように、ペロポネソス戦争以来古代ギリシャの昔から、力の均衡による抑止は繰り返し破られてきました。なぜなら、抑止とは、あくまで頭の中で構成された概念又は心理、つまりフィクションであり、万有引力の法則のような普遍の物理的真理ではないからです。

自信過剰な指導者の出現、突出したエゴ、高揚した民衆の圧力。あるいは誤解や錯誤により抑止は破られてきました。我が国も、力の均衡では圧倒的に不利と知りながらも、自ら太平洋戦争の端緒を切ったように、人間は必ずしも抑止論、特に核抑止論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを、身を以て示しています。

実際、核抑止も80年間無事に守られたわけではなく、核兵器使用手続の意図的な逸脱や核ミサイル発射拒否などにより、破綻寸前だった事例も歴史に記録されています。

国破れて山河あり。

かつては抑止が破られ国が荒廃しても、再建の礎は残っていました。

国守りて山河なし。

もし核による抑止が、歴史が証明するようにいつか破られて核戦争になれば、人類も地球も再生不能な惨禍に見舞われます。概念としての国家は守るが、国土も国民も復興不能な結末が有りうる安全保障に、どんな意味あるのでしょう。

抑止力とは、武力の均衡のみを指すものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです。そして、仮に破れても人類が存続可能になるよう、抑止力から核という要素を取り除かなければなりません。核抑止の維持に年間14兆円超が投入されていると言われていますが、その十分の一でも、核のない新たな安全保障のあり方を構築するために頭脳と資源を集中することこそが、今我々が力を入れるべきことです。

核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極星ではありません。被爆で崩壊した瓦礫に挟まれ身動きの取れなくなった被爆者が、暗闇の中、一筋の光に向かって一歩ずつ這い進み、最後は抜け出して生を掴んだように、実現しなければ死も意味し得る、現実的・具体的目標です。

“諦めるな。押し続けろ。進み続けろ。光が見えるだろう。そこに向かって這っていけ。”(THE NOBEL FOUNDATION, STOCKHOLM, 2017 広島県による翻訳※)

這い出せず、あるいは苦痛の中で命を奪われた数多くの原爆犠牲者の無念を晴らすためにも、我々も決して諦めず、粘り強く、核兵器廃絶という光に向けて這い進み、人類の、地球の生と安全を勝ち取ろうではありませんか。

広島県として、核兵器廃絶への歩みを決して止めることのないことを誓い申し上げて、平和へのメッセージといたします。

令和7年8月6日
広島県知事湯崎英彦

 


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浦安市が評価されました!

2025年07月11日 | 入札・談合

オンブズマンHPで全国初の事例として紹介されました。浦安市の消防入札談合の6月議会議案について、違約金条項を上回る金額で和解した事案です。

オンブズマンHP

▼「間販」浦安市 違約金10%でも和解は19.65%!
今回、全国で発覚した「消防デジタル無線談合」に関し、浦安市(間販)が訴えていた件で、浦安市議会は2025年6月25日に和解を議決しました。(合計で1640万円 契約額の19.65%)
https://www.ombudsman.jp/dangou/musen/urayasu250625.pdf
浦安市は契約書で「公正取引委員会の課徴金納付命令が確定した場合、業者は『違約金』10%を払う」旨の違約金条項がありました。
富士通ゼネラルの消防デジタル無線談合に関し、違約金条項がある自治体は複数ありますが、違約金条項以上の和解が成立したのは、全国市民オンブズマン連絡会議が調べた中では初めてです。
他自治体の対応を促す大きな前例となるでしょう。

 


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入札経過書

2025年07月02日 | 入札・談合

昨日取り上げました富士通ゼネラル談合事件に関する当時の入札経過書です。

4社も辞退していました。

 


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談合は行われていました!富士通ゼネラル事件

2025年07月01日 | 入札・談合

消防救急デジタル無線の入札、全国規模で談合が行われていました。

公正取引委員会は2017年2月に独占禁止法違反で排除措置命令及び課徴金納付命令を出しました。当時、富士通ゼネラルだけが「談合はしていません」とのことで裁判で争っていました。しかし昨年3月同社は最高裁で敗訴が確定。

この最高裁判決の結果、浦安市は同社相手に損害金の請求を始めました。その結果、6月議会に違約金条項では10%と取りきめしていましたが、その数字を遥かに超える19.65%の金額で和解することになり、その議案が先日の議会で可決されました。

以下は、この事件に関して議会や委員会で取り上げた時の議事録です。時系列で並べました。委員会(総務常任委員会)では広田議員と末益議員がとりあげています。

(私は先月の6月議会でも取り上げましたが、その議事録は後程UPします。)

 

平成29年 12月 定例会(第4回)  12月19日-05号  広瀬 .........................................

次に件名2にいきます。最後の件名2です。消防救急デジタル無線移動局購入入札について。

 これは皆さんご存じのように、今年2月、公正取引委員会が全国規模で、消防デジタル無線移動局購入というものを全国の消防署が購入したわけです。ここに、大手4社に対して課徴金、総額63億4,490万円の課徴金を公取が命じております。その4社のうちの1つに富士通ゼネラルというのがあって、実はこれが浦安にもかかわるというか、浦安の入札にも参加しておりました。ただ、浦安の場合は、この富士通ゼネラルさんは入札に参加したけれども、落札業者はここではなかったというちょっとおもしろい現象が起きているのは、これは事実なんですけれども、一応公取から富士通ゼネラルさんは48億円ですね、課徴金を命じられております。

 こういう事態になって、市側はどういう対応、調査をしたのかということを聞きたいんです。ただ、これはわかっていることとして、この4社のうちの富士通ゼネラルさんだけが、いや、談合はしていないということで裁判を提起してしまっているというところまでは、事実は把握できているんですけれども、それはそれとして、市のこれまでの対応を時系列的に説明をお願いしたいと思います。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) これまでどのような対応、調査を行ったかという内容でございます。

 平成29年2月2日に公正取引委員会の公表を受けまして、本市契約の課徴金算定対象物件の有無及び算定対象になった理由を公正取引委員会へ聞き取りをいたしました。さらに、本市契約先でありますスイス通信システム株式会社に対して談合の有無及びメーカーである株式会社富士通ゼネラルの販売代理店または子会社であるかの確認、千葉県内の消防本部への納入実績の調査を行いまして、その後、10月にスイス通信システム株式会社並びに株式会社富士通ゼネラルに対して聞き取りを行っております。

 その結果としまして、談合の事実は確認できませんでした。

 以上です。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 流れは大体わかりました。

 市はもうある意味、公取のこの発表があると同時に速やかに、公取に聞いたり、問題となった富士通ゼネラルとか落札したスイス通信ですか、そういうところに聞き取りをしているというのが今の説明で理解できたんですけれども、では、具体的にどのような聞き取りというんですか、スイス通信さんとか富士通ゼネラルさんに行ったんでしょうか。

 というのは、これほかの3社は談合したということで、もう課徴金を国に払い、あるいは自治体から請求があればそれも払い始めているようなんですけれども、富士通ゼネラルはしていないと。でも、公取がこれだけ認定するには、それなりの証拠があって大々的に動いたのではないかと思うんですけれども、どういう聞き取りをしたのか。メーカー富士通ゼネラルとスイス通信に対して。そこら辺を教えてください。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) 当然、富士通ゼネラルとスイス通信に対しまして談合の有無、これは当然確認してございます。その結果、やはり確認したところ、富士通ゼネラルにつきましては法の解釈の、見解の相違があると。また、取消し訴訟の提起を行うプレスリリースを発表しまして、どういった行為が違反行為であったのか裁判を通してその事実を明らかにしていく、このように申しておりますので、それ以上の聞き取りはできませんでした。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 最初、公取に聞いたというお話ですよね。公取に聞き取りをしたと。公取からは当然、こういう談合がありましたという説明があったと理解してよろしいわけですか。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) 公正取引委員会には聞き取りいたしましたけれども、内容については伺うことはできませんでした。

 以上です。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 確かに公取は、私も直接公取に問い合わせをしてきているんですけれども、まず教えてくれなくて、どこがどうなっているのかがわからないんですけれども、近隣他市の事例を知りたいんですけれども……

 

○議長(西川嘉純君) 時間です。

 以上で一般質問を終結いたします。

 

令和 6年  6月 定例会(第2回)  06月25日-03号  広瀬 ..............................................

件名2、富士通ゼネラル談合事件について。

 富士通の消防救急デジタル無線移動局購入事案を巡って、これです。

     (資料を提示)

 

◆(広瀬明子君) やっぱり談合していましたね。これ当時、全部で大手さんが5社入った富士通ゼネラルほか4社が談合と書いてあるんですけれども、随分早い段階で4社はもう談合を認めてしまった。ところが、富士通だけは認めないで、最終的には最高裁まで争って、3月に最高裁で判決が出て認めざるを得なかったと。

 浦安市は富士通ゼネラルから間販、代理店を通して購入していたのが分かったんですけれども、落札率95%超えていましたよね。私がいつも議場で、高いのは問題だ問題だと訴えていた、まさにどんぴしゃりの事例になっています。

 そこでお伺いいたしますが、契約書を読むと、何かあったとき違約金10%と書かれていたんですけれども、なぜ解決金として10%にしたのか、またその10%の請求はもう既に始まっているのかどうか、経緯をお示しください。

○議長(小林章宏君) 財務部長。

 

◎財務部長(宇田川勝正君) 本市では、契約書における談合等に起因する契約解除と損害賠償に関する特約条項の中で、受注者が談合その他不正行為行った際の契約解除の違約金を契約金額の10分の1に相当する額と定めております。

 10分の1の割合としたことにつきましては、談合による損害額の立証が困難な場合もあることから、国や他自治体を参考としながら設定しているものです。

 こちらの請求につきましては、これから内容を確認しまして、まだまだ請求には至っていなく、これから請求という形にはなるところでございます。

 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) すみません、ごめんなさい、声がよく聞き取れなかったんですけれども、もう請求は、交渉は始めているんですか。今答弁にあったら、ちょっと聞き取れなかったので確認させてください。

○議長(小林章宏君) 消防長。

◎消防長(高梨俊治君) 損害賠償の請求につきましては、現在、代理人弁護士の選定など準備を進めているところでありまして、決定次第、協議を進めてまいります。

 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) そうですか、まだ弁護士の選定中であると、動きはまだスタートしていないということですね。

 それで10%にこだわるんですけれども、約定で10%と決めているから10%を超えるのは取れるのは難しいと思うんですけれども、絶対10%は取ってください、変に妥協しないで。

 というのは、県内のほかの自治体、もう既に決着ついたところを調べましたらば、市川市11.02、鎌ケ谷市12.17、我孫子市12.01、柏市12.43、八千代12.19、松戸は10.45、みんな10を超えているんですよ。これは当然、契約条項に10%ではなかったとうたわれていたんだと思うんですね。

 そこで、これは通告してあります。我孫子市と柏市は約定を何パーセントで設定していたのでしょうか、お示しください。

○議長(小林章宏君) 財務部長。

◎財務部長(宇田川勝正君) 我孫子市及び柏市の当時の契約書類における談合の違約金等につきましては、我孫子市は当時、定めがございません。柏市のほうは、契約金額の10分の2を賠償金と定めていたことを確認しております。

 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) そうですか、我孫子市は定めなくて、なかったほうがいいんですね、12%取れた。浦安は10と書いてしまったから、マックス10しか取れない。柏市は10分の2、20%と決めていたわけですね。

 こういうのもうちょっと今後、契約するときに他市を精査して、自治体というのは好きですよね、ほかの自治体幾らでやっている、どういうふうになっていると。そういうのを精査して、多分これは富士通ゼネラルさんも強気で出てきて10に抑えられたのかもしれないんですけれども、しっかりと他市を精査して少しでも市民に有利になるような契約をしていただきたいと思います。

........................

 

令和 6年 総務常任委員会  12月09日-01号  広田  ...............................

 

最後93ページの19号ですね。訴えの提起についてというところになります。

 これは10年以上前の事案なので、少しまとめて話しますと、平成24年5月に行われました一般競争入札にて8,345万円で消防救急デジタル無線移動局をスイス通信システムさんと契約を結びました。翌年2月28日に代金を支払った。しかしながら、公正取引委員会から談合を指摘されまして、機器の仕入先である富士通ゼネラルさん、メーカーさんが48億円の課徴金支払いを命じられました。しかし、富士通ゼネラルさんは談合はしていないと提訴して、長い裁判期間を経て、本年3月に最高裁から棄却されたのが確定したと。そういった事案だと認識をしています。

 まず、こちらの認識は合っていますでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 今、委員がおっしゃられたとおり、事件の概略については、そのとおり間違いはありません。

 正式に契約額を申し上げますと、契約額につきましては8,345万4,000円となります。

 以上です。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 詳細をありがとうございます。概要が合っていたということで質疑をさせていただきたいんですけれども、まずは最高裁判所が棄却をしたというのが本年3月です。今、訴訟を決めたんだと思うんですけれども、3月から訴訟をしようと決めるまでの間、本市は富士通ゼネラルさんとスイス通信システムさんに対してどのような対応を行ってきたのか、その訴訟に至るまでの経緯をお伺いいたします。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 経緯につきましては、まず平成29年2月2日に公正取引委員会から製造販売業者5社に対して、排除措置命令等が発令されまして、その後、県内各消防本部と情報共有等を行っておりました。また、本年3月21日に富士通ゼネラルが最高裁から上告棄却の判決を受けまして、その後、市としましては、富士通ゼネラル及び契約先であるスイス通信システムに対して損害賠償請求を求めるべく、催告書にて請求を行っております。

 以上です。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 催告書を送付したといったところなんですけれども、このスイス通信システムさんと富士通ゼネラルさん、その催告書を受け取ってからの反応といいますか、対応といいますか、どのようなものが返ってきたんでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 催告書を送った2社からの回答につきましては、富士通ゼネラルにつきましては、損害額に隔たりがあるとのことでございます。また、スイス通信システムについては、独占禁止法に基づく損害賠償請求先となり得ないとの趣旨でございました。

 以上となります。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 金額がちょっと違うんじゃないのという意見と、私は全然関係ないよという意見なのかなということで理解をしました。なかなか渋い対応かなと思います。

 訴訟に至るまでの経緯は確認ができまして、続きましてこの損害賠償金、金額のほうに移りたいんですが、約2,700万円損害賠償金として書いてあります。この積算根拠と内訳をお願いできますでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 訴訟の提起に当たっての損害賠償請求額につきましては、専門的な知識を持つ弁護士と協議の上、算出したものです。

 具体的には、公正取引委員会の製造販売業者5社に対する排除措置命令等を受け、総務省、消防庁が行った全国の消防本部におけるデジタル無線の導入に関する調査を行った結果を基に、本市と類似した案件を抽出し、実際の落札額から談合期間内の平均落札率を本市の想定落札額に乗じた金額の差額に弁護士費用、遅延損害金を加えたものです。

 以上となります。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 積算方法は分かりました。

 その弁護士費用はお幾らぐらいなんでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 賠償額の約10%になります。

 以上です。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 分かりました。となると、弁護士費用を抜くと2,430万円ほどになるのかなと。分かりました。

 その担当の弁護士さんというのはどのように決めたというか、選んだんでしょうか。お伺いします。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 担当の弁護士の選定につきましては、本市と同様に富士通ゼネラルの機器をスイス通信システムとの契約で導入した県内の消防機関の委任弁護士であり、本事案の知見を有している弁護士を選定したものです。

 以上となります。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) ということは、似た状況、かなり影響範囲は大きい事案だと思うので、近隣他市の動向の把握とか、職員間の連携、情報交換などは結構密に行っているということでよろしいんでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 県内の関係市町村とは情報共有を行っております。ちなみに、富士通ゼネラル社製の機器を導入した県内の自治体にあっては、8消防本部が公正取引委員会の課徴金の算定の対象となっており、現在3市が訴訟を先行して行っております。

 以上です。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 次が最後になります。ありがとうございます。

 本市の中で、契約書における談合等に起因する契約解除と損害賠償に関する特約条項というのがありまして、その中の第3条です。契約の相手方が談合していた場合は、市が契約を解除するか否かにかかわらず、賠償金として契約金額の10分の1、10%に相当する額を市が指定する期限までに支払わなければならないと定めています。本件、たしか2,430万円で8,345万円なので、約30%ほどになるかなと思うんですね。この特約条項との整合性みたいなものというのは大丈夫なんでしょうか。こちらだけ最後確認させてください。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 委員のおっしゃる契約の特約条項の10%につきましては、これは契約先であるスイス通信に対して該当するものであります。しかしながら、今回のスイス通信システムにあっては談合を認めておりません。よって、この条項については、対応外となるものであります。

 以上です。

○委員長(毎田潤子君) 広田委員。

◆委員(広田尚大君) 確認させていただきました。ありがとうございます。

 消防救急デジタル無線、市民の命を守るためのシステム、ここでの談合というのは許し難いのかなと思います。影響範囲も大きいと思います。先ほどおっしゃっていただいた毅然とした対応をぜひ続けていただいて、なるべく高い額の賠償金を受け取れるように対応をよろしくお願いします。

 私からの質疑は以上です。ご答弁ありがとうございました。

........................

令和 6年 総務常任委員会  12月09日-01号  末益 ..............................................

 

次、19号、聞かせてください。

 訴えの提起ということなんですけれども、富士通ゼネラル、それからスイス通信ですか、会社名は別にいいんですけれども、そこが、いわゆる最高裁までいって確定しましたというところから後、ここの会社は浦安市の入札から排除、浦安の入札にはご参加いただいていないという捉え方でよろしいんでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 契約課長。

◎契約課長(彦田真一君) 2者の入札参加につきましては特に排除しているものではございませんので、会社の都合により入ってきている入札もあるかとは思います。

 以上です。

     (「指名停止」の声あり)

○委員長(毎田潤子君) 契約課長。

◎契約課長(彦田真一君) 指名停止につきましては、過去、平成29年のときに富士通ゼネラル株式会社につきましては1年間の指名停止をしておりまして、その1年間は空けているということになりますので、それ以降の入札参加は可能という形になってございます。

 もう一社につきましては、特に公正取引委員会等から排除措置の対象とはなってはございませんので、その当時におきましても指名停止等は行っておりません。

 以上になります。

○委員長(毎田潤子君) 末益委員。

◆委員(末益隆志君) それと、これ、本市が訴えたということで、賠償と遅延損害金というのは平成25年から、これが提起ですから、確定するまではないわけですね。確定するまで5分ということでずっといって、頂戴ねという話になるんでしょうか。

○委員長(毎田潤子君) 消防本部警防課主幹。

◎消防本部警防課主幹(牧野昭君) 今、委員おっしゃったとおり、遅延損害金につきましては、支払いのあった平成25年2月28日の翌日3月1日から今回の件が解決するまでの間、年5分の割合で支払いを求めるものです。

 以上となります。

 

 

........................

 


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浦安市で発覚した官製談合防止法違反事件

2025年06月04日 | 入札・談合

平成20年、3月議会真っただ中、千葉特捜が市に突然入ってきました。この模様は当時TV等でも大きく取り上げられました。当然、議場はざわつきました。

真相を知るために私は千葉地検に足げく通い、事件の全貌を読んで来ました。何故か私の議場での発言は事件の本質に迫る箇所は伏字にされました。この事件を通して、私の入札制度への関心はより一層深まりました。

当時発行した議会報告

 


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やはり・・・、談合が行われていました!

2025年06月01日 | 入札・談合

6月議会議案書第7号は,談合が認定されたということで損害金について和解をした事例です。

市の調査では見抜けなかった、でも、談合の事実が司法で認定された。と言うことは、市の調査力の限界があることを意味しているのです。限界を謙虚に認め、もう少し談合対策をすべきではないでしょうか。私は市議になって以来、様々な対応を提案してきていますが、もう少し耳を傾けて欲しいものです。

私はこれまで本会議でこの問題を取り上げてきました。市の調査では「談合はなかった」と議会答弁が出ています。恥ずかしいことです。

平成29年 12月 定例会(第4回)  12月19日-05号・・・・・・・・・
◆(広瀬明子君)では、次に件名2にいきます。最後の件名2です。消防救急デジタル無線移動局購入入札について。
 これは皆さんご存じのように、今年2月、公正取引委員会が全国規模で、消防デジタル無線移動局購入というものを全国の消防署が購入したわけです。ここに、大手4社に対して課徴金、総額63億4,490万円の課徴金を公取が命じております。その4社のうちの1つに富士通ゼネラルというのがあって、実はこれが浦安にもかかわるというか、浦安の入札にも参加しておりました。ただ、浦安の場合は、この富士通ゼネラルさんは入札に参加したけれども、落札業者はここではなかったというちょっとおもしろい現象が起きているのは、これは事実なんですけれども、一応公取から富士通ゼネラルさんは48億円ですね、課徴金を命じられております。
 こういう事態になって、市側はどういう対応、調査をしたのかということを聞きたいんです。ただ、これはわかっていることとして、この4社のうちの富士通ゼネラルさんだけが、いや、談合はしていないということで裁判を提起してしまっているというところまでは、事実は把握できているんですけれども、それはそれとして、市のこれまでの対応を時系列的に説明をお願いしたいと思います。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) これまでどのような対応、調査を行ったかという内容でございます。
 平成29年2月2日に公正取引委員会の公表を受けまして、本市契約の課徴金算定対象物件の有無及び算定対象になった理由を公正取引委員会へ聞き取りをいたしました。さらに、本市契約先でありますスイス通信システム株式会社に対して談合の有無及びメーカーである株式会社富士通ゼネラルの販売代理店または子会社であるかの確認、千葉県内の消防本部への納入実績の調査を行いまして、その後、10月にスイス通信システム株式会社並びに株式会社富士通ゼネラルに対して聞き取りを行っております。
 その結果としまして、談合の事実は確認できませんでした
 以上です。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 流れは大体わかりました。
 市はもうある意味、公取のこの発表があると同時に速やかに、公取に聞いたり、問題となった富士通ゼネラルとか落札したスイス通信ですか、そういうところに聞き取りをしているというのが今の説明で理解できたんですけれども、では、具体的にどのような聞き取りというんですか、スイス通信さんとか富士通ゼネラルさんに行ったんでしょうか。
 というのは、これほかの3社は談合したということで、もう課徴金を国に払い、あるいは自治体から請求があればそれも払い始めているようなんですけれども、富士通ゼネラルはしていないと。でも、公取がこれだけ認定するには、それなりの証拠があって大々的に動いたのではないかと思うんですけれども、どういう聞き取りをしたのか。メーカー富士通ゼネラルとスイス通信に対して。そこら辺を教えてください。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) 当然、富士通ゼネラルとスイス通信に対しまして談合の有無、これは当然確認してございます。その結果、やはり確認したところ、富士通ゼネラルにつきましては法の解釈の、見解の相違があると。また、取消し訴訟の提起を行うプレスリリースを発表しまして、どういった行為が違反行為であったのか裁判を通してその事実を明らかにしていく、このように申しておりますので、それ以上の聞き取りはできませんでした。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 最初、公取に聞いたというお話ですよね。公取に聞き取りをしたと。公取からは当然、こういう談合がありましたという説明があったと理解してよろしいわけですか。

○議長(西川嘉純君) 消防長。

◎消防長(大塚等君) 公正取引委員会には聞き取りいたしましたけれども、内容については伺うことはできませんでした。
 以上です。

○議長(西川嘉純君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 確かに公取は、私も直接公取に問い合わせをしてきているんですけれども、まず教えてくれなくて、どこがどうなっているのかがわからないんですけれども、近隣他市の事例を知りたいんですけれども……

○議長(西川嘉純君) 時間です。
 以上で一般質問を終結いたします。
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令和 6年  6月 定例会(第2回)  06月25日-03号・・・・・・・・・・・・・・
件名2、富士通ゼネラル談合事件について。
 富士通の消防救急デジタル無線移動局購入事案を巡って、これです。
     (資料を提示)

◆(広瀬明子君) やっぱり談合していましたね。これ当時、全部で大手さんが5社入った富士通ゼネラルほか4社が談合と書いてあるんですけれども、随分早い段階で4社はもう談合を認めてしまった。ところが、富士通だけは認めないで、最終的には最高裁まで争って、3月に最高裁で判決が出て認めざるを得なかったと。
 浦安市は富士通ゼネラルから間販、代理店を通して購入していたのが分かったんですけれども、落札率95%超えていましたよね。私がいつも議場で、高いのは問題だ問題だと訴えていた、まさにどんぴしゃりの事例になっています。
 そこでお伺いいたしますが、契約書を読むと、何かあったとき違約金10%と書かれていたんですけれども、なぜ解決金として10%にしたのか、またその10%の請求はもう既に始まっているのかどうか、経緯をお示しください。

○議長(小林章宏君) 財務部長。

◎財務部長(宇田川勝正君) 本市では、契約書における談合等に起因する契約解除と損害賠償に関する特約条項の中で、受注者が談合その他不正行為行った際の契約解除の違約金を契約金額の10分の1に相当する額と定めております。
 10分の1の割合としたことにつきましては、談合による損害額の立証が困難な場合もあることから、国や他自治体を参考としながら設定しているものです。
 こちらの請求につきましては、これから内容を確認しまして、まだまだ請求には至っていなく、これから請求という形にはなるところでございます。
 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) すみません、ごめんなさい、声がよく聞き取れなかったんですけれども、もう請求は、交渉は始めているんですか。今答弁にあったら、ちょっと聞き取れなかったので確認させてください。

○議長(小林章宏君) 消防長。

◎消防長(高梨俊治君) 損害賠償の請求につきましては、現在、代理人弁護士の選定など準備を進めているところでありまして、決定次第、協議を進めてまいります。
 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) そうですか、まだ弁護士の選定中であると、動きはまだスタートしていないということですね。
 それで10%にこだわるんですけれども、約定で10%と決めているから10%を超えるのは取れるのは難しいと思うんですけれども、絶対10%は取ってください、変に妥協しないで。
 というのは、県内のほかの自治体、もう既に決着ついたところを調べましたらば、市川市11.02、鎌ケ谷市12.17、我孫子市12.01、柏市12.43、八千代12.19、松戸は10.45、みんな10を超えているんですよ。これは当然、契約条項に10%ではなかったとうたわれていたんだと思うんですね。
 そこで、これは通告してあります。我孫子市と柏市は約定を何パーセントで設定していたのでしょうか、お示しください。

○議長(小林章宏君) 財務部長。

◎財務部長(宇田川勝正君) 我孫子市及び柏市の当時の契約書類における談合の違約金等につきましては、我孫子市は当時、定めがございません。柏市のほうは、契約金額の10分の2を賠償金と定めていたことを確認しております。
 以上です。

○議長(小林章宏君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) そうですか、我孫子市は定めなくて、なかったほうがいいんですね、12%取れた。浦安は10と書いてしまったから、マックス10しか取れない。柏市は10分の2、20%と決めていたわけですね。
 こういうのもうちょっと今後、契約するときに他市を精査して、自治体というのは好きですよね、ほかの自治体幾らでやっている、どういうふうになっていると。そういうのを精査して、多分これは富士通ゼネラルさんも強気で出てきて10に抑えられたのかもしれないんですけれども、しっかりと他市を精査して少しでも市民に有利になるような契約をしていただきたいと思います。
 それでは次に、花火大会のあ

 


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お隣市川市から学ぶ

2025年05月28日 | 行政サービス

お隣市川市はある事件を契機に入札改革に取り組み始めたことは、既におしらせしました。更に、問題になった下水道関係業者に対してもアンケート調査を実施しています。事件取組・再発防止への本気度が伝わってきます。

アンケート実施

 

東京新聞アンケート結果

千葉県市川市は24日、市発注の下水道工事を巡る贈収賄事件を受け、市コンプライアンス委員会議が行った職員と業者へのアンケート結果の概要を発表した。金品などの受領や供応接待といった、職員倫理規定に抵触する行為を見聞きしたかなどを尋ねた。業者への「入札で適正な競争関係が保たれていると思うか」との質問に、「思う」が78.9%、「思わない」が21.1%となった。
 同委員会議は今年7月に設置され、贈収賄事件で幹部職員が逮捕されたことから、8月以降は主に同事件関係を扱っている。メンバーは弁護士2人と公認会計士1人。今回の調査対象は、職員(会計年度任用職員含む)約5500人と地元の下水道関係業者約90社。
アンケートは無記名方式で行われ、回答したのは職員4673人、業者71社。職員への「他職員が倫理規定に抵触する行為を行ったのを見聞きしたことがあるか」との質問では、...

 


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常任委員会

2025年05月17日 | 議会

昨日臨時議会が開催され常任委員会の所属が決まりました。私は残り二年は都市経済に所属することになりました。

都市経済常任委員会管轄は都市政策部、都市整備部、市民経済部、環境部となります。結構問題を抱えている部があるので、少しでも改善に寄与できればと思っています。

以下の一覧が新メンバーです。

※昨日議長副議長も改選され、議長には柳毅一郎氏、副議長は毎田潤子氏が就任されました。


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お隣市川市から学ぶ

2025年05月12日 | 行政サービス

お隣市川市の取組が凄すぎます。

お隣市川市は本年4月からサービス単価の変更をするとのことです。その為に行政自らが近隣市との比較を行い、動画とPDFで資料を作成、それも事業者向けと利用者向けの二つを作成・公開しています。

私は一般質問で浦安市の単価、特に日中一時支援事業と移動支援事業を取り上げ、見直しを訴えて来ました。その結果、(渋々)浦安市も取組始めているようですが、私が取り上げるまでもなく市は自ら見直しをすべき事案です。

いみじくも市川市が近隣市との単価の比較表を作成してくれています。私の素朴な疑問は、「何故浦安市は単価が高額なの」(1割負担をする利用者さんの立場を考えて制度設計がなされてきたのでしょうか)、「何故(日中一時支援事業)利用時間に制限はないの」等々です。

市川市の取組

事業者向けpdf10頁 ↓

 

本年4月からの変更  ↓ (0.5時間~1.5時間利用単価が値上げになりました。この利用時間に関しては浦安市の方が安いですが2時間を超えると浦安市の単価は高いものになっています。12時間利用した場合は市川市25,180円に対して浦安市は41,400円となり1.64倍になります。この差がサービスの差になっているのでしょうか?)何で浦安市は近隣市と比較すると断トツの値段なのでしょうか。

 

 

 

 

 


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分解動画

2025年05月06日 | パイプテクター

こんな動画がUPされているのですが、浦安市は相変わらず「だんまり」ですね。

いつまでも「だんまり」を決め込むその姿勢、無責任過ぎませんか。

マンション管理組合がNMRパイプテクターを分解した結果(完全分解第2弾)

 


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5月3日憲法集会

2025年05月04日 | 平和

5月3日は憲法記念日、今年も有明防災公園での「憲法大集会」に参加しました。

前日の大雨が嘘のように晴れ渡った青空の下での開催でした。参加者数は主催者発表38,000人で大成功でした。

写真は辻本清美さんのスピーチ 👇
その他、政党・会派からの連帯の挨拶は、田村智子さん(日本共産党)、くしぶち万里さん(れいわ新選組)、大椿ゆうこさん(社民党)がありました。

炎天下、暑かった。


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関西万博

2025年05月02日 | 情報公開

公立中学校の修学旅行で関西万博行きの取りやめが県内でも話題になっています。

聞く所によると、浦安市内でも二校が予定しているとか・・・、状況を見極めて早急に判断が必要ですね。

「大阪万博に修学旅行」取りやめ、千葉県の中学校でも相次ぐ メタンガス爆発、混雑など懸念 習志野市など

 

千葉県習志野市の市立中学3年生が5、6月に行う関西への修学旅行を巡り、大阪・関西万博(大阪市)を予定していた4校中、3校が取りやめた。市教育委員会が本紙の取材に明らかにした。あと1校は検討中。開幕前に会場内でメタンガスが検知され、開幕後も混雑が続いていることなどから、各地の中学校で行き先を変更するケースが相次いでいる。(保母哲、平野梓)

◆待ち時間、熱中症の不安も…

 同市立中は全7校。市教委によると、修学旅行で、万博会場から奈良などに変更したのは第二、第四、第六の3校。開幕直前には基準値を超えるメタンガスが検知され、引火すると爆発するレベルだったことが保護者らの関心事になっていた。昨年3月には、地中から発生したメタンガスに作業中の火花が引火し、爆発事故が起きている。
関西パビリオンの外観(右側)。向かいには会場シンボルの「大屋根リング」がそびえ立つ

関西パビリオンの外観(右側)。向かいには会場シンボルの「大屋根リング」がそびえ立つ

 開幕前、教職員による下見では、会場内の混雑のほか、日差しや雨を防ぐ屋根が少なく、各パビリオンやトイレの待ち時間の長さなどが不安視されていた。開幕後もその懸念はほぼ解消されず、熱中症も心配されているという。

◆「先生たちも苦渋の判断」

 各校は保護者や教職員の意見を聴き、万博会場から奈良公園、東大寺の散策などへの変更を決定。保護者らによると、「せっかくの万博。何とか行かせてあげたい」「何かあったら心配」といった、双方の声が上がっていたという。
 市教委は「さまざまな要素を考え、各校が総合的に判断した」としながら、「先生たちも苦渋の判断だったはず」と話している。
 一宮町立一宮中学校も、6月に予定する修学旅行の行き先を万博から京都・奈良方面に変更した。昨年3月の爆発事故などを受け、生徒や保護者から不安の声が上がったことを考慮したという。町教育委員会が4月に発表した。

◆「行き先を変えたい」が44%

 一宮中によると、万博に行くことには、もともと一部の保護者が不安を訴えていた。爆発事故をきっかけに同校が3年生の保護者にアンケートを実施したところ、44%が行き先を変えたいと回答し、変更を希望しない回答(29%)を上回った。
 保護者、生徒からは「万が一のことがあったら危ないのでは」との声のほか、「ニュースで混雑する様子を見て、広い会場内を限られた時間で見られるか不安」といった意見もあった。
 千葉市でも中学校3校が修学旅行先を万博に予定しているが、現在、みつわ台中が変更を検討している。

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日付けのない設計書

2025年04月27日 | 情報公開

24日このブログに書き込んだ「日付けのない設計書」について、担当課長から電話が入りました。

「会長(何方が会長なのか市民は知らされていないことも問題ですが。)と相談した結果、後はきちんと対応する」とのことでした。(今後はきちんと対応するのは当たり前のことです。)

私は全く納得しません。これは完全に手続き上のミスです。後付けでもいいからきちんとした公文書を作るべきだと伝えました。その前に会長名での謝罪文を公表するように伝えました。

市民の税金8800万円が動いた話です。その手続きが不十分過ぎます。小さなミスは大きなミスに必ず繋がります。ミスが発覚したらその場で謝罪訂正することは基本です。これは市民への謝罪です!私に謝罪しろ言っているのではありません。間違えないで下さいね。

私がここまで拘る理由は・・・、丁度三年前の六月議会で公文書開示請求して入手した資料を基に私は質問を行いました。ところが、(信じられないことですが、浦安市では信じられないことが時々発覚します。)その公文書の作成日付けが間違っていたのに、市側は事前に私にそのことを知らせることなく答弁に立ったのです。質問する中で私は「何か違うな・・・」と疑問を抱いたのですが、結局時間切れで終わってしまいました。

以下は問題の議会でのやり取りです。青字が当時の議事録です。

4年  6月 定例会(第2回)  06月22日-05号

◎生涯学習部長(増田丈巳君) 市民プラザにパイプテクターを導入した経緯ということですけれども、以前にも答弁あったかとは思いますが、文化会館で行った実証試験の数値から水質改善という形が見られたため、市民プラザの大規模改修工事の基本設計の検討の段階で導入をすることとしたという形です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) いや、今の説明、ちょっと納得できないんですけれWave101には、これは文化会館で実験をしたと。それは分かるんですけれども、そもそも浦安市に売り込みにはいつ頃来たんですか。浦安市で導入してほしいと、それが文化会館で入れてほしいと来たのか、あるいはWave、市民プラザで入れてほしいと来たのか。ちょっとそこら辺、明らかにしてほしいんですけれども、導入の経緯ということで通告してありますので、お願いいたします。

○議長(宝新君) 生涯学習部長。

◎生涯学習部長(増田丈巳君) まず、文化会館においてパイプテクターの試験設置というようなことが提案されました。事業者のほうから提案されまして、そこで実証実験に関する覚書のほうを締結させていただいて、文化会館に、そのパイプテクターのほうを設置しました。その際に、設置する前の水質の数値、また設置後の水質の数値を測っていった中で、その水質の改善の数値の様子が見られたということを踏まえまして、市民プラザ、Waveのほうに導入のほうを進めてきたということです。
 以上です。

○議長(宝新君) 広瀬明子君。

◆(広瀬明子君) 当然市側はいろんな公文書を、私、通告していますからお読みになっていますよね。私、最近、文書公開、開示請求が出てきたので、浦安市民プラザ大規模改修工事設置業務委託基本設計説明書というのが出てきました。これは、日付は平成30年3月29日付です。その中に、これを作った--これ、ちょっと何て、「せんと」というのか、千都と書いて、建築設計事務所さんが作成しております。この中に、読んでいてびっくりしたんですが、NMRパイプテクターを採用しますと、屋上のヘッダー付近につけますと8ページに書いてあったんですよ。これは今の説明と違いますよ、これ、3月29日、平成30年。そして5月14日に文化会館のほうの検査をしているんですよ。検査をする前に、市は設置すると、入れるという話がどこかでなされていたんじゃないんですか。

ちょっともう時間がないので、9月議会にまたやらなくちゃならなくなったんですけれども、通告しておいたんですから……

○議長(宝新君) 時間です。終わりです。広瀬議員、もう終わっておりますので、また改めて別の機会でお願いします。 (ここまでが議会でのやり取りです。)

 

平成30年3月29日付けのウエーブ101大規模改修設計書(図面)で「NMRパイプテクターを採用します」と書いてある以上、その前に実証実験を行っていたはずです。
ところが、市側が私に出してきた資料では平成30年5月14日に水質検査を行っているのです。

検査結果が出る前に大規模改修時の図面に「NMRパイプテクターを採用する」と言っているのです。私はその矛盾を質問する予定で、事前に通告もしました。しかし持ち時間の関係で、突っ込むことはできませんでしたが、この話にはカラクリがあったのです。

翌日だったと思いますが、部長から謝罪の電話が入りました。「議員にお渡しした公文書作成の年が一年間違っていました。正式なモノは「平成31年」です。えっ・・・・!

はい、驚きました。

公文書で取り寄せたモノの作成「年」が間違っていたのです。本当に驚きました!ありえないことです。

この謝罪の後、間違い文面は「差し替え」となりました。

そもそもの原因は設計者のミスだと説明を受けました。では、その設計者に市側はどのような責任追及をしたのでしょうか?

私はその後設計関係者数名にこの話をしましたが、皆一様に首を傾げていました。「あり得ない、考えられない」と。

設計委託料を市は支払っているのですから、こんないい加減な仕事をする会社に対して何らかのペナルティーをかけるべきですが、その跡はありません。

そして更に驚いたことに、市側はこの間違い書類を私に渡したことを一般質問に把握していたのです。知っていても私にその間違いを伝えることもなく、平然とした顔で議場で答弁していたのです。この時の答弁者は一体全体どんな気持ちだったのでしょうか。多分、「広瀬は何も知らないで頓珍漢な質問をしている」とでも思っていたのではないでしょうか。

簡単に言うと、公文書作成年が全く間違っていた(実際は市が言うには、平成31年3月29日作成でしたが、情報公開で私が入手したモノは30年3月29日になっていた。)そのことを市側は認識していたが開示請求した私には内緒にしていたのです。内緒にしたまま一般質問の日を迎えたのです。

こんなことがあったので、次の9月議会で私は議場での謝罪を求めるべきだったのですが、他の案件で謝罪を求める事態にもなっていたので、この間違い公文書の件は敢えて表に出しませんでした。

今にして思えば、その時きちんと表に出しておけば、市側も「日付けは無視できない大切なものだ」と学んでくれて、もしかしたら今回のミスを防げたのではとの反省があります。

日付けを巡っては、普通では想像できないあり得ない・貴重な体験を私はして来ているので、今回のようにソモソモ論で「日付けなし設計書」など黙認できるわけがないのです。

おかしなことに遭遇したら、時間を惜しまず一つ一つ原因を追及して、担当課だけの問題に終わらせないで、全庁的な問題として把握して、改善をしていかなければいけない、そうしないと浦安市に未来はありません。


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