<733> タチカモメヅル(立鴎蔓)
今日は どうでしたか
有意義な日でしたか
それとも 拙い日でしたか
どちらにしても
今日というのは
生きるもののためにある日
雨模様の中、奈良市佐紀町周辺を歩いてみた。台風の接近にともない強い風が吹き、ときおり激しい雨になったが、何とか見て回った。磐之媛命陵のお濠端には夏から秋に花を咲かせるタチカモメヅルがアシに蔓を巻き付けて伸び上がり、旺盛に花を咲かせていた。ほかにも二、三の花が見られたが、とりあえず、タチカモメヅルを紹介する。
タチカモメヅルはガガイモ科の蔓性多年草で、近畿以西、四国、九州に分布すると言われ、池や濠の傍など水辺に近い草地に生え、他の植物に蔓を絡めて立ち上がる。夏から秋に花を咲かせ、花は直径一センチ弱、暗紫色の花冠が五つに裂け、中央の雌しべを囲むようにして副花冠があるのが特徴で、対生する長楕円形の葉の腋につく。果実は細長い袋果で熟すと袋が裂けて種子を出す。奈良県では北部地域に見られるが、数が少なく、希少種として扱われている。
追記、この話は昨日のこと。昨日のブログのために書いたものだが、昨日、大和はみごとなみごとな夕映えが見られたので、急遽それに切り換えたことによって今日ということになった。写真はアシに蔓を絡めて花を咲かせるタチカモメヅル。花は中央の雌しべを囲んでいる副花冠が見られる。花には風の強い中、ハチの仲間が来ていた。
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