遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

正月中の鮮魚確保(ヒラメのこぶ締め)

2009-01-04 | 食品加工(魚介)分室
  お正月はお節料理が中心になりますが、伝統料理が多いため、若い人たちには物足りなくなります。

  しかし、正月は市場が休みです。

  今年は12月31日から1月4日まで5日間、漁港の市場、中央卸売市場ともお休みです。

  鮮魚は手に入りません。

  そこで例年、魚を加工し冷凍保存しています。

  品質を落とさずに冷凍するためには、水分含量を落とすか、一旦加熱するか、急速冷凍するか等の方法があります。




  
  ヒラメです、小振りですが鮮度が抜群でしたので、昆布締めにしました。





  厚手の昆布を軽く戻し、ヒラメのさくを並べます。





  もう一枚の昆布で挟み込み、ラップでくるんで、一晩冷蔵庫で締めます。







  昆布にヒラメの水分が吸収され、かなり締まっています、この状態で冷凍すると細胞の破壊も少なくなり、味を落とすことなく冷凍できます。






  ズワイガニです。

  蟹は茹でてから冷凍すると比較的美味しく保存できます。

  ズワイガニの茹で方はこちらをご覧下さい。






  冷凍するときは、甲羅を外し、味噌をかき出した状態。

  いわゆる、肩付きの足の状態で冷凍するのが普通です。

  甲羅付きで冷凍すると、凍結に時間が掛かるのと、カニミソが肩や足にしみ込んで見かけが悪くなるためです。

  




  12月の中旬に購入したボタン海老です。

  年末に近づくにつれ、物価が上昇します。

  少し早めに準備を始めた方が家計には優しいようです。

  因みにボタン海老、これで500円でした。







  ボタン海老はドライアイスを使った急速冷凍がお勧めです。

  
  ボタン海老の冷凍はこちらです。   
 





  今回冷凍保存しておいたのは、ボタン海老、ズワイガニ、アジ、ヤリイカ、ヒラメの昆布締め、スズキでした。

  若い人たちにも好評でした。




冷燻2種(ホタテ、北寄貝)

2009-01-04 | 燻製の部屋
  スモークド・サーモンに合わせて冷燻の食材を調整しました。

  ホタテとホッキ貝です。

  ホタテは業務用ホタテの刺身の冷凍ものです。

  北寄貝は常磐沖の物を剥きました。

  北寄貝の捌きはこちらです。



  
  北寄貝の身と貝柱を燻製します。





  食材をボイル殺菌(65℃30分)して冷却乾燥させます。






  12時間冷燻し、ラッピングして出来上がりです。

  年末年始の酒の肴に最適です。

  もちろん贈答用としても喜んでいただけるでしょう。


  ホタテの冷燻はこちらです。