明の陽明学者、崔後渠(さいこうきょ)の言葉です。自ら処すること超然。人に処すること藹然(あいぜん)。有事斬然(ざんぜん)。無事澄然(ちょうぜん)。
得意澹然(たんぜん)。失意泰然。
超然は、自分自身を取り扱うのには一向物に捕らわれないようにすること。
藹然は、草木のよく延びるさま。それより人に対してなごやかに、のびのび感じさせること。漸然は、生き生きした新鮮味のこと。澹然は、あっさりすること。何かまだ足りなく思う謙虚な気持。
これらができたらそれこそ真の自由人です。我々はとかく、自処紛然。処人冷然。有事茫然。無事漫然。得意傲然。失意悄然ということが多いようです。
不肖には、処人冷然ではなくて、特に、処人藹然が好ましく思われます。
安岡正篤 「百朝集」福村出版
得意澹然(たんぜん)。失意泰然。
超然は、自分自身を取り扱うのには一向物に捕らわれないようにすること。
藹然は、草木のよく延びるさま。それより人に対してなごやかに、のびのび感じさせること。漸然は、生き生きした新鮮味のこと。澹然は、あっさりすること。何かまだ足りなく思う謙虚な気持。
これらができたらそれこそ真の自由人です。我々はとかく、自処紛然。処人冷然。有事茫然。無事漫然。得意傲然。失意悄然ということが多いようです。
不肖には、処人冷然ではなくて、特に、処人藹然が好ましく思われます。
安岡正篤 「百朝集」福村出版
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