ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

バラクロ脳な日常=26・人の作業域を考える

2022-09-17 14:06:17 | 今すぐプールに行きたくなる~バラクロ脳な日常
バラクロ=バランスクロールのコンセプトは『体に無理をさせない、楽しいクロールをいつまでも』
力に頼る前にバランスを整えて体への余計な負担を減らして欲しいと願う、
ってことで寝ても覚めてもバラクロ脳



大人デビュースイマーは、関節や筋肉が水泳に特化しているわけではない
子供の頃から泳いでいたスイマーと比べても仕方ないこと
そんな理由もあるけど、一番は【人間工学】に基づく【作業域】
つまり人間に可能な作業範囲のことだ
例をあげると、工場で組み立て作業をするとする
仕事率を上げるには、作業域の中で動く事
部品や道具を全てその人に合った作業域に置く事
その場に直立した(または座った)状態で組み立て作業が出来る
その作業域には最大作業域と通常作業域がある
立位で言うと最大とは、直立した状態で軸は動かさず、腕のみ動かして届く範囲だ
そして通常とは、楽に届く範囲だ
作業をする上で、出来るだけ疲労は回避したい
なので作業は楽に動ける範囲の通常作業域が望ましい
私も若かりし頃、日立のテレビブラウン管の組み立て工場で働いていた
座ったままで、沢山の部品を取りやすい位置に並べる事から始まる
中央に組み立て部品を高熱でガラス固定作業をする場に1人
その人の作業域に組み立て部品が置かれる様に、組み立てテーブルが周りを囲む
仕事率を上げる為に当たり前の工夫がされている

何が言いたいかっていうと・・・泳ぐ動作にしても通常作業域が大切だと思うってこと

例えば、バラクロでは腕は水面に伸ばさず、前下がりにする
この方が肩周りにゆとりが出来て動き易くなるからだ
そして身体本体への影響も少なく軸が保てる

人間工学の作業域でこの真っ直ぐ頭上に伸ばした状態を最大作業域
届くけど、楽ではないということ



こちらが楽に動ける通常作業域だ



横方向の通常作業域はココ
背中の面より後にいかず、肘は若干緩めてるので真横よりも少し前になる



腕を背中より後に引くなんて、最大作業域にも入らない



この作業域を守る事は、身体に無理をさせない楽しいクロールに繋がるわけだ

腕を遠くに伸ばそうと水面に平行になること
水から腕を引き抜こうとする、または背中付近でハイエルボーしようとする
人間工学的にも無茶といえる



通常作業域内だと、こうなる



リカバリーの腕は通常作業域で動かすと、水から出ない
ならば、身体を傾けてあげれば問題ない
リカバリーに入る時に反対側に体重を乗せてあげれば身体は傾く
その状態で腕を脇を広げるように動かせば通常作業域内での動作となる

力が加わる作業は当然、通常作業域内で、身体に近くなるはず
プールから上がる時に、肘を伸ばしたまま床を押す人はいないよね



必ず肘を曲げて身体に近いところで押すよね
これって、水を後方に押すのと同じ





最後は脇を閉じて肘を伸ばす



ほら、だっちゅ~の!



ちょっとこの子は脇がちゃんと閉じないけど(笑)



最後に作業域のイラストを紹介するけど、
興味のある方は【人間工学 作業域】で検索してね
バラクロって結構インテリ~(笑)



コメント
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