山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第3回>

2014-11-11 07:44:33 | くるま旅くらしの話

【今日(11/11)の予定】 

  道の駅:カモンパーク新湊 →(R8他)→ 高岡市内重伝建探訪(金屋町・山町筋)→(R8)→ 道の駅:こまつ木場潟(石川県小松市)(泊)

 【昨日(11月10日:月)のレポート】天気:晴  走行159km

<行程>

道の駅:あらい →(R18他)→ 春日山城跡探訪(上越市)→(R8)→ 道の駅:うみてらす名立 →(R8他)→ 道の駅:ウエーブパークなめりかわ →(R8他)→ 道の駅:カモンパーク新湊(富山県射水市)(泊)  

<レポート>

昨夜は、一時雨は止んだようだったが再び降り出して、明け方近くまで天井を叩いていた。ようやく朝になって降り止んだようで、8時頃には青空も見えだしてきた。この後すっきりと晴れて、西の方に聳える妙高山が見えればいいのにと期待したが、高山には雲が絡んで結局見ることは叶わなかった。

今日は念願の春日山城跡を歩く日である。この辺りは何度も通っているのに、まだ一度も訪れたことがなかった。春日山城は勿論戦国時代末期に名をとどろかせた上杉謙信公の居城だったところである。武田信玄との何度かの合戦が有名だけど、上杉謙信という人はそればかりではなく、越後の国の統一者、統率者としても治世に優れた人でもあったという。更に守護という役割のみならず、関東管領としての務めも律儀に果たしたようで、真に義を尽くして人生を縦横に走り回った人だったと聞いている。天下を取れなかったのが何故なのかなどという話などには、ここではあまり入りたくはない。

9時頃に出発して、9時半には春日山神社の下にある駐車場に車を停める。先ずは134段の石段を上って、謙信公を祀った神社に参拝する。その後城跡を本丸まで登って歩き2時間近く散策した。巨大な山城で、如何にも戦国時代の要塞だったことを語っているのが解った。何しろ急坂ばかりで、登るのにも下るのにも結構な厳しさだった。以下に印象に残った場所などを少し紹介したい。

        

古城への上り口にある 謙信公の銅像。城下を見下ろす目は、遠く関東一円までも見通しているようだった。

   

 上り口近くから見上げた古城の景観。写真では判りにくいが、でこぼこした塊は要塞の形をしており、それぞれの場所に夫々の役割を持った武将たちが詰めていたのかも。てっぺんに本丸と天守閣があったという。

     

左は毘沙門堂。出陣の前に謙信公はここに籠もり戦勝を祈願したという。右は祀られている毘沙門天の尊像。

     

春日山城本丸跡の様子。この左手の小高い丘に天守閣があったという。いづれも面積は100坪あるかないかの広さだった。

     

本丸付近から直江津港あたりを俯瞰した景観。この右手にも平野が広がっているのだけど、大きすぎてカメラには収まらない。

     

本丸のすぐ下にある井戸曲輪。この井戸は今でも清水がこんこんと湧き出ているという。この高さにあるのになんとも不思議な感じがした。偶然なのか、奇跡なのか、それとも意図的に造ったのか。

     

上杉家重臣、直江家の屋敷跡。二の丸の脇の方にあったが、その広さは150坪ほどか。山城の中にこれだけの広さを持つ屋敷が与えられていたのは、相当に信頼が厚かったのであろう。

     

春日山神社。ここには上杉謙信公が祀られている。質素な社殿にはこの人の人柄が表れているのだろうか。

     

神社の境内では、地元の小学生の子供たちが、謙信公の一生を描く寸劇を行っていた。参拝者を対象にしたおもてなしの一環として、社会科の勉強の一端を披歴していたようだった。なかなかいい企画だったが、ずれている演技が多くて分かりにくいところが面白かった。

今日は春日山城跡の探訪以外は特に予定していないので、終わった後は今夜の宿を予定している氷見の道の駅に行くだけである。先ずは上越市街を抜けてR8に入って、名立港近くにある道の駅:うみてらす名立に寄り昼食・休憩。その後は再びR8を富山方向へ走り続けて、相棒が疲れた風なので、氷見に行く前に休憩しようと、滑川市にある道の駅に寄ったのだが、ここは工事中らしくて落ち着かない雰囲気なので、休むのを止め、氷見の手前の射水市にある道の駅:カモンパーク新湊に行くことにした。途中の道が結構混んでいて着いたのは16時近くになってしまった。もう氷見に行くことは止め、今夜はここにお世話になることに決める。

コメント
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