山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第16回>

2014-11-24 06:36:01 | くるま旅くらしの話

【今日(11/24)の予定】 

  道の駅:しまなみの駅御島 → 大三島IC →(しまなみ海道)→ 西瀬戸尾道IC →(R2・R185・安芸灘大橋・とびしま街道)→ 重伝建・呉市豊町御手洗地区探訪 →(とびしま街道・安芸灘大橋・R185)→ 重伝建・竹原市竹原地区探訪 →(R185)→ 道の駅:たけはら(広島県竹原市)(泊)

 【昨日(11月23日:日)のレポート】 天気:晴  走行14km

<行程>

終日大三島にて休養する  道の駅:しまなみの駅御島(泊)

<レポート>

 今回の旅に出てから2週間が過ぎ、半月が経過した。途中多少の変更はあったが、概ね予定通りの内容の行程を辿ることが出来て満足している。天気も最初の頃は寒さに閉口する日などもあったが、その後は順調にいい天気に恵まれ、ラッキーだった。この後も同じぺースで旅が続けられることを願っている。

 さて、今日は終日この大三島に滞在して休養することにしている。休養といっても酒を食らって寝て過ごすということでもなく、先ずは移動を止めて動かない時間を増やすというだけのことなのだが、これがなかなか難しい。相棒によれば、自分はマグロと同じ生き方のタイプだそうで、何でもかんでも動き回っていないと生命が絶えてしまうのだそうな。マグロはそれゆえに美味なる肉体をつくり上げ、日本人の食卓を潤して来たのだけど、馬の骨の方は煮ても焼いても食えない扱いにくい存在だ。自分的にはだからマグロではないと思っている。これは余談。

 今日の休養の内容というのは、10時くらいまで御島の道の駅に居て、その後多々羅しまなみ公園の方に移動し、自分は昨日と同じように多田羅大橋を渡って生口島までを往復する考えでいる。相棒の方は、今日は橋の往復は止めて道の駅の中でのんびり過ごし、午後からは3時頃には温泉に行き入浴を楽しみ、その後もう一度御島の道の駅に戻って夜を迎えるという段取りである。

  食事の後、直ぐ近くにある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に参拝する。四国では最も格の高い神社だと聞く。境内には楠の大木が何本もあり、その内何本かは千年を超える樹齢だという。最高齢は1200年の寿命を今も保っているというから驚きである。それらの樹木たちに守られた境内神域は清浄そのもののイヤシロチである。20分ほどその空気をしっかり味わった。

     

大山祇神社の境内風景。中央は拝殿。そしてその横から四囲を社が取り囲んでいる。早朝からきれいに掃き清められていて、自ずと襟を正す気持ちとなる。

   

境内にある天然記念物の乎知命(おちのみこと)手植えの楠。樹齢は2600年といわれている。

10時少し過ぎに出発して、多々羅しまなみ公園の道の駅に車を停める。今日も日曜日とあって駅の中はかなりの人出で賑わっていた。相棒を置いて一人急な坂道を上り、橋の歩行者道路に入る。昨日はカメラを望遠レンズにしていたものだから、橋の写真は全く撮れず中途半端なものばかりだったので、今日は普通のレンズを持参している。これなら橋の全景がしっかり収まって、写真らしいのを撮ることが出来る。(ブログの写真は小カメラで撮ったサイズの小さなものだけを使用)昨日撮れなかった分までしっかりと収めながらの歩きだった。1,480mの橋は下を覗くのは厳禁だ。自分は高所恐怖症の気があるので、決して橋の海側の方は歩かないことにしている。自転車の通行とは無関係に、ただそれだけを守り続けた。今日の瀬戸内海は眩しいほどの光る海となっていた。30分ほどかけて橋を渡り、今日は瀬戸田PAまで行くのは止め、少し手前のミカン畑の脇にある無人販売所まで行き、ミカンを2袋買って戻ることにした。帰りはゆっくりと景観を楽しみながら橋を戻った。

        

多々羅大橋には端の南北に計84本のロープが張られている。一つの支柱に42本が東西21本ずつあるということになるが、これは南側の一番端のロープを示している。

    

今日の多々羅大橋の景観。これは公園の上にある展望所から撮ったもの。何度見ても飽きない壮観である。

 車に戻ると、車の後ろにもう一台普通車が停まっており、相棒がその持ち主らしき方と何か話をし始めたところらしかった。どうしたのだろうと思いながら近づいて話を聞いてみると、何とわざわざ自分に会うために岡山からお出でなさったご夫妻だったのである。いやあ、驚くと同時に恐縮した。お話では自分のブログを毎日ご覧になっていて、今日の予定を知り、会えるかもしれないとわざわざ岡山の自宅からお越しになったとのこと。そのような方がいらっしゃるとは夢にも知らず、この頃は雑なブログ記事を書き続けていたのを恥ずかしく思った。

その後、車の中にお入り頂いて、楽しい懇談の時間となった。Kさんご夫妻は岡山市在住の方で、ご主人は毎日自分のブログを見るのを楽しみにされているとのこと。もしかしたら自分よりも詳しくブログの内容を御存じなのかもしれないと思った。書いている本人よりもより詳しくその内容をご存じという読者の方がおられるというのは、書いている本人にとってはこれ以上ない嬉しさであり喜びである。その後の歓談の主役は相棒の方へと移った感じだった。ご夫妻ともその毒気に圧倒されたようだった。思いも掛けない楽しい時間が過ごせたのは、今日の最大の喜びだった。1時間余りの新しい出会いの時間に感謝、深謝である。Kさんご夫妻、遠いところをわざわざありがとうございました。(思いもかけなかった吉備団子、美味しかったです) この場を借りてあらためてお礼申し上げます。

 お二人を見送った後は、感動が収まるのを待って、少し早目に昨日の多々羅温泉に出向く。昨日よりも空いていて、今日はサウナに入ることも出来よかった。何しろ狭くて3人くらいしか入れないサウナなのである。それでもたっぷりと汗を流せて満足した。温泉を楽しんだ後は昨日と同じ道の駅:しまなみの駅御島に行き、泊ることにする。16時少し前だったので、まだかなりの混雑で、それから1時間ほどは定位置にSUN号を入れることが出来なかった。暗くなって来て殆どの車はどこかへ消え去って、一気に静かになり、夜を迎えた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする