山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

秋の旅に出かけます

2014-11-06 16:05:40 | くるま旅くらしの話

気が付けば早や11月。秋も急速に深まり出しています。このところ今年の北海道の旅を思い出しながら、拾った幾つかのテーマを反芻するなりの日々を過ごしていましたが、旅の虫はなかなか眠りに就くわけもなく、居ても立っても居られない気分になって、今週末から再び旅に出かけることにしました。

本当はもっと早く出掛けるべきでしたが、一通り普通の暮らしの始末をしておかないと、世の中から除け者にされてしまうかも知れず、家の周りの除草や生垣・植木などの手入れ、或いは畑の手入れなど雑用は果てもなく飛び込んできて、これらのしがらみを振り切るのが大変でした。それらもようやく一段落し、北海道の旅で油断して興奮したらしい糖尿君の高い数値もようやく元のレベルに復帰する気配を見せ始めましたので、待ちかねての秋の旅に出かけることにしたわけです。

さて今回の旅は、最近では珍しく予楽というか、事前の計画を細かく考えました。行き当たりばったり主義をちょっとストップして、行程表もイメージレベルではなく、より具体的なものを作りました。それらのすべてを紹介することはできませんが、とりあえず概要のみをお知らせしたいと思います。

先ず、今回の旅の名称は、コースのアウトラインを示すものとして「北陸・関西・中四国への旅」としました。それぞれのエリアのすべてを包含するわけでもなく、正確性には欠けますが、一応の旅のコースを示してはいると思います。11月の8日に出発して、信州・越後経由で日本海側の北陸エリアを辿って裏京都の先の但馬エリアから山陽の播磨側に出て、岡山から瀬戸中央道で四国に渡り、瀬戸内側を宇和島まで行き、引き返して今治からしまなみ海道(=西瀬戸道)を通って広島県の呉まで行って引き返し、岡山エリアに戻って中国山地を越えて山陰側に出て島根県の安来まで行って引き返し、山陰側を福井エリアまで戻ってから琵琶湖の脇を通って、奈良から和歌山県の有田まで行き、又引き返して奈良から名古屋に向かい、東海道経由で我が家に戻るという、真に書けば長い行程です。(地図の記載方法がわからないので、興味のある方はご自分で地図を辿ってみてください)

帰着は12月の10日ごろまでとしています。いつもは帰着日を決めるのを優先しているのですが、今回は余裕日を1週間ほど含めての計画としましたので、アバウトとなりました。

旅の目的は大きく分けると三つほどになります。いずれも国の指定する文化財の中に入るものですが、①重伝建(=重要伝統的建造物群保存地区の探訪②重文景(=重要文化的景観)の探訪③城郭等の史跡の探訪の三つとなります。これらの探訪の背景には、生きている間に、自分が生まれ育ちこれまで暮らして来た、この日本国という所を、もう少しよく知ってあの世に行きたいという、柄にもないささやかな願望がこの頃芽生えて来たからなのです。それらの願望に一番応えてくれるのが、文化財と呼ばれるものの探訪なのだとこの頃は思いこんでいます。これら三つの他にも文化財は何種かありますが、勿論ついでがあれば、それらも旅の中で触れて行く考えです。特にこの三つは日本国の昔を自ずと語っているところがあり、興味は尽きることがありません。

今回の主な探訪先として、次のような場所を考えています。区分別に紹介することにします。

<重要伝統的建造物群保存地区>

 ○富山県高岡市山町筋(商家町)

 ○富山県高岡市金屋町(鋳物師町)

 ○石川県加賀市加賀橋立(船主集落)

 ○石川県加賀市加賀東谷(山村集落)

 ○京都府与謝野町加悦(製織町)

 ○奈良県五條市五條新町(商家町)

 ○和歌山県湯浅町湯浅(醸造町)

 ○鳥取県倉吉市打吹玉川(商家町)

 ○岡山県津山市城東(商家町)

 ○岡山県高梁市吹屋(鉱山町)

 ○広島県呉市豊町御手洗(港町)

 ○広島県竹原市竹原地区(製塩町)

 ○香川県丸亀市本島町笠島(港町)

 ○愛媛県西予市宇和町卯之町(在郷町)

 ○愛媛県内子町八日市護国(製蠟町)

<重要文化的景観>

 ○滋賀県近江八幡市:近江八幡の水郷 

 ○滋賀県高島市:海津・西浜・知内の水辺景観

 ○滋賀県高島市:針江・霜降の水辺景観

 ○奈良県高市郡明日香村:奥飛鳥の文化的景観

 ○愛媛県宇和島市:遊子水荷浦の段畑

<城郭等の史跡>

  ○新潟県上越市:春日山城址

 ○福井県坂井市:丸岡城

 ○福井県福井市:一乗谷遺跡

 ○兵庫県朝来市:竹田城

 ○兵庫県赤穂市:赤穂城址

 ○香川県丸亀市:丸亀城

 ○愛媛県大洲市:大洲城址

 ○愛媛県宇和島市:宇和島城

 ○愛媛県松山市:松山城

 ○岡山県高梁市:備中松山城

 ○岡山県津山市:津山城址

 ○島根県安来市:月山冨田城

 ○鳥取県倉吉市:打吹城址

 ○鳥取県鳥取市:鳥取城址

 ○兵庫県豊岡市:出石城

ざっと書いただけでこんなにもなり、少し欲張り過ぎている感は否めません。1カ月と少しの期間にしては多すぎるかもしれません。でも、まあ、研究するというのではなく、ざっと本物が何かというのに触れて見たいだけなので、理解が浅くてもいいのだと思っています。単なる名所観光めぐりの旅であっても一向に構わないのですが、この頃は少し関心対象への意識を集中して、より印象に残る旅にしたいなと思っています。

旅の様子は今まで通りブログにて紹介させて頂くつもりですが、今回からは少し内容を変えて、従前のように所感などを入れた長文を避けて、写真をより多く取り入れた、現地・実状の紹介情報等を増やすように心掛けることにします。旅先で何を感じたかなどは、追ってエッセーのテーマとして取り上げ、まとめるようにしたいと考えています。取り敢えずの予告編でした。

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