山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第4回>

2014-11-12 07:59:28 | くるま旅くらしの話

【今日(11/12)の予定】 

  道の駅:こまつ木場潟 →(R8他)→ 加賀市重伝地区探訪(橋立町~海側 東谷~山側―今立町・荒谷町・大土町・杉水町等の集落)→(R305・R304)→ 道の駅:山中温泉ゆけむり健康村(石川県加賀市)(泊) 

 【昨日(11月11日:火)のレポート】天気:晴  走行102km

<行程>

道の駅:カモンパーク新湊 →(R8他)→ 高岡市内重伝建探訪(金屋町・山町筋)→(R8)→ 道の駅:メルヘンおやべ →(R8他)→ 粟津温泉総湯 →(R8他)→ 道の駅:こまつ木場潟(石川県小松市)(泊)

 <レポート>

 旅に出てから3日目を迎えた。2泊したが、毎夜10時間以上もの睡眠となり、何だか脳みそがふやけてしまう感じがする。今朝はどうしても歩こうと思い、6時過ぎに付近を散策する。暗かった空もやがて明るくなりだし、6時半を過ぎた頃から遠くに見える立山連峰のつい立ての向こうが明るくなりだした。日の出が近づいたのだ。少し待っているとやがて真っ赤に染まった太陽が山の端を輝かせてせり出し上って来た。電線が邪魔になったけど、旅する者には一瞬の感動の時間だった。早起きは三文の得というのは本当だなと思った。

     

 射水市の道の駅:カモンパーク新湊の近くで見た立山連峰から上る旭日。

 今日は直ぐ近くの高岡市の重伝建エリアを探訪するのがメインの目的である。今までこの近くを何度も通っているのだが、高岡では瑞龍寺を訪ねただけで、それ以外は何処へも寄っていない。重伝建の指定地区があるというのも知らなかったのである。今日はたっぷり時間を用意しているので、この街の古い伝統文化などを垣間見ることができると期待している。

 9時少し前に道の駅を出発して直ぐに高岡市内に入ったのだが、全く土地勘がなく、取り敢えず古城公園というのを目指したのがが、ナビがいい加減なガイドをしてとても通れそうもない道を指示したので、何処をどう通っているのか判らなくなり、やむなく一度訪ねたことのある瑞龍寺に行ってどうするかを考えることにした。案内板に従って間もなく到着。

 駐車場に着くと、和服を上掛けした同世代と思しき方が方が先着されており、何を思ったのか相棒がつかつかと歩み寄って、目的の重伝建エリアへの行き方を訪ねたのだった。ご迷惑にならなければ良いがと心配したのだが、結果は想像よりも奇なりという感じて、何とその方が案内して下さるという。願ってもないこととなった。富山市の方からお越しの方で、この辺りの様子にも詳しい方だった。Mさんとおっしゃるそのお方は、瓢箪に格別の思いを寄せておられて、ご自分の展示ギャラリーまでも持っていらっしゃるとのこと。それは措いて、その後重伝建の金屋町エリアまで車の後に従ってご案内頂いたのだった。どうしようかと迷う思う間もなく、このようなお方に巡り合えたのは、何という幸運なことなのだろう。ありがたいことである。

 金屋町の通りは生憎と道路の工事中で、満足な写真を撮ることは叶わなかったが、Mさんにご案内頂いて、大体の状況は確認することが出来た。今日は下見ということにして、次回はしっかり見ることにしようと決めた。Mさんにはお礼を申し上げ、一回りした後にお別れを告げる。その後はもう一つの重伝建の山町筋を歩いて訪ねる。金屋町からは10分くらいの距離にあり、こちらは少し雰囲気の違った蔵の町だった。金屋町は鋳物町であり、昔の工業地域ということになるのであろうか。山町筋は商業エリアであり、いずれも往時の経済や産業の核となるエリアだったといえるように思う。それにしても、高岡という所にはこれほどの昔がこれほどの範囲で残っていたとは、今まで全く知らなかったのを恥ずかしく思った。

以下にその主な様子を写真で示すことにしたい。

        

金屋町の表通りの景観。この日は生憎と道路の大修理工事が行われており、落ち着いて見聞することができなかった。今回は下見のつもりで、凡そのコースを辿った。

     

唯一残っているらしいキュポラとそこにある煙突。鋳物町なのに他に見られないのを不思議に思った。今頃は別の方法で鋳鉄を行っているのかも。次回までの課題である。

     

     

蔵の町、山町筋に残る重文菅野家の様子とその説明書き。100年と少し前ほどに造られたというから、比較的新しい建物のようだ。

     

この山町筋の蔵屋敷の造りは、間口も広く奥行きも深い。この家は、奥行きの半分くらいを別の時代に造り直した(?)らしい。 

探訪を終えた後は、金屋町の町の駅の鉄瓶屋さんで教えて頂いた地元のスーパーに行き、新鮮な海産物類などを求めた後、高岡に別れを告げて、隣の小矢部市の道の駅:メルヘンおやべに行き昼食休憩とする。その後はR8を金沢市方面に向かい、金沢を通過して小松市の郊外にある粟津温泉に行き、総湯という浴場で温泉に浸って、旅の疲れを癒す。そこから10分ほどの近くにある道の駅:こまつ木津潟に行き、今夜はここに泊ることにする。出発の数日前から風邪に取りつかれて、入浴もままならなかった相棒もようやく本調子に戻れたらしく、ビールなどもチョっこし身体に取り入れて、ご機嫌麗しく熟睡の途に就いたようだった。

コメント
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