山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

インフルエンザ騒動

2010-01-09 07:03:32 | 宵宵妄話

昨日は我が家にちょっとした異変が持ち込まれ、主夫に逆戻りしたりして、なにやら心せわしい時間を過ごしたため、ブログの投稿が叶いませんでした。今日はその話です。

今流行のインフルエンザには、いずれは取り付かれるのかもしれないと思っていました。「○○は風邪を引かない」と俗に言われていていますが、我が家には3人の○○が居住しています。皆大なり小なりの○○ですから、その度合いをインフルエンザに罹らないことが証明してくれると思っていました。なかなかその機会というか状況が巡って来ず、これでは全員がずっと○○でこれからもやって行かざるを得ないと思って安心していましたら、○○度が一番ではないかと思っていたカミ様が、最初にダウンしてしまったのでした。

わが家の神(=カミ)さんは、今月の5日まで約半月の母の介護が終わり、自宅の主婦に復帰したのですが、今回は帰宅後が妙にハイな状態で、いつもは戻ってから私の家事のありように対する厳しいコメントの多いことなのに、さほどケチをつけるでもなく、洗面所の鏡の曇りを云々した程度以外は、結構愉快風に振舞っていたのでした。これについては、倅も何かちょっと違うなと感じていたらしいのですが、どうやらそのはしゃぎの元は、インフルエンザの潜伏期間中の悪手の為せる仕業だったようです。

一昨日、朝になっても一向に起きる気配がないので、介護疲れを癒して朝寝坊を楽しんでいるのだろうと、10時くらいまではそのままそっとしていたのですが、朝食もとらずにずっといるのは如何なものかと声を掛けたら、何やら素直さの欠ける被害者感覚の反応で、ぶつぶつ言いながらの起床でありました。どうやら、「何時までグズグズ寝てるんだ!」という私のいつもの罵声と受け止めたようでした。この頃は罵声を浴びせることは殆どなくなっているのですが、その昔は根性のない振る舞いに対しては遠慮せずに気合を入れていたものですから、カミさんにはそれが条件反射の如くになってしまって、今頃は静かげに声を掛けても、過剰反応を惹き起こすこととなってしまっているようで、反省しきりです。(ついでに言わせてもらえば、我が家では早く起きるのはよほどのことがない限り私の方なのです。)

で、一昨日はその後彼女の好きな洗濯などの家事に殆ど1日中取り掛かっていたようでしたが、夕方になって少し調子が悪くなったらしく、体温を測りましたら、なんと38℃近くあるということです。こりゃ大変と早く寝床に入って貰ったのですが、本人はさほど辛そうでもなく、私の方も、介護疲れもあって、ちょっと風邪を引いたのかなと思った程度でした。しかし、今頃の世情を思うと、もしかしたら新型インフルエンザに罹ったのかも知れないと、心配も膨らみ、明日はとにかく医療機関に行って診察を受けることにしようと思ったのでした。

一夜が明けて昨日となったのですが、体調はより悪化したらしく、体温を測ると38℃を超える状況にあり、これはヤバイと思いました。新型インフルエンザの場合の検査受診については、ややこしいルールがあるのではないかと病院へ問い合わせましたら、とにかくマスクだけは確りして来て受付でその旨を申し出でて頂ければいいとのことでした。新型などと言っても、もはや普通の流行風邪の一種に過ぎないような感じに次第になりつつあるようです。

9時半過ぎ最寄の病院に行き、所定の手続きをして、カミ様は何やら特別しつらえの待合室に消えて行きました。いつまで時間が掛るか判らないので、終わったら携帯で連絡してもらうことにして一旦家に帰りました。1時間ほどして迎えに来て欲しいというので出かけたのですが、薬局で薬を貰っている所に行き結果を訊くと、「A型インフルエンザ」という判定だとのことです。そう言われても良く判らないので、それは新型なのかどうか再確認して貰ったらと言うと、カミさんはとりあえず薬局の人に訊いてみたようで、その人の話ではA型というのは殆ど新型を指しているそうで、正確なことはより詳しい検査をしなければ判らないということです。検査をするよりは治す方が先だと思い、とにかく早く帰って薬を飲んで寝ることにした次第です。

いやはやそれからは水枕を買いに行ったり、炊事に取り掛かったりと予想外の展開となりました。水枕などをカミさんが使うのは、結婚以来初めてではないかと思います。何時もは扁桃腺炎の持病があった私が40℃を超える高熱でよく使っていたのですが、どこかに仕舞ってあるはずの水枕も、今は扁桃腺炎から開放されたことと度重なる引越しのために、どこにあるのか見当もつかず、ドタバタした結果の買物となった次第です。

今日になっても事態は変わらず、私は完全にもとの主夫業に逆戻りです。しかも今度はややこしい患者を抱えての仕事です。倅は医療や衛生に係わる研究所や機関などをお客様とする仕事に関わっているため、自宅に新型インフルエンザの罹病者が居る場合は、出勤罷りならず自宅待機ということで、今日からカミさんが治癒するまで待機の状態となりましたが、何やら風邪の症状を心配しているらしく、何でもないのは私一人となりそうです。

私は大丈夫だと思っています。勿論○○の度合いがかなりのものであることは自認していますが、それ以上にウイルス君に対して恐れも媚びもしていません。戦うつもりも、妥協するつもりもありません。何時もと同じように確りと食べるものを食べ、飲むものを飲み、身体を動かしてエネルギーを消化し、ぐっすりと眠ることだけです。この暮らし方を邪魔してもダメだということをウイルス君にわかって貰えば、それでいいと思っています。

そうは言っても、大変危険ゾーンにいるわけですから、カミさんに取り付いているウイルス君たちがこちらに回ってこないように、同室で寝ることは止め、只今は庭先の特別ルームで、一人優雅な時間を過ごしているという状況です。さて、この後どうなりますことやら。ウイルス君たちが諦めて去ってくれることを願うのみです。なお、3日目となり、カミ様の方は、回復に向いつつあるようで、一安心です。とにかく寝床の中からあれこれと仕切るのを早く終えて欲しいと願っています。主夫と主夫の決定的な違いは、主婦は仕切り、主夫は仕切られるという姿のように思います。しょうもない話でした。

コメント
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