時々歩きのことについて書いています。歩くのは楽しみというよりも、私の毎日の暮らしの中ではとても大切な時間なので、つい話がそこへいってしまうのです。今日もその歩きについてです。
その前に過去5年間の歩きの実績について、記録を引き出してみました。
05年 目標:450万歩 実績:4,774,763歩
06年 目標:450万歩 実績:4,936,550歩
07年 目標:450万歩 実績:5,022,961歩
08年 目標:480万歩 実績:5,346,846歩
09年 目標:480万歩 実績:5,337,948歩
昨年は目標をかなり上回ることが出来ました。一昨年から目標を30万歩増やしたのは、それまでの実績から見て、少し引き上げてもまだチャレンジする力は残っているように思えたものですから、約1ヶ月分くらい増やしてみることにしたのです。その結果は予想を超えて実績が増え、去年も軽く目標をクリアした次第です。
今年の目標は去年と同じ480万歩に設定しています。この年間目標を毎月40万歩の月間目標で追いかけることにしています。毎日の平均では13,500歩をクリアしておけば良いということになります。一歩の歩幅が約70cmですから、13,500歩を距離にすると9.5km強となりますが、結構誤差があるので、実際は7kmくらいになるのではないかと思います。つまり毎日7kmくらい歩けば月間も年間目標も達成できるというわけです。昨年の実績では、1日の平均が14,624歩でしたから、それから比べれば、大して難しい目標ではないと思っています。
このような目標の設定と記録の記入は、糖尿病の宣告を受けて以来の日常作業として定着しており、今では全く苦にならなくなっています。でも時々忘れることもありますので、万歩計は1週間分が記録できるものを使うようにしています。又、いつ万歩計が壊れるかわかりませんので、予備のものも用意して置くようにしています。今までは記録用紙に手書きで書き込んでいましたが、昨年からパソコンに打ち込むようにしました。後々何かに使うときにその方が便利だからなのですが、自分に刺激を与えるのは、やっぱり手書きの方だと思います。歩き過ぎたり、その反対に歩き足りなかったり、記録を書き込みながら、あれこれ思いをめぐらすのも楽しみの一つです。その点、パソコンではまだなんとなく馴染めない感じがしています。
さて、その歩きですが、今年の課題は旅先での歩きにあります。普段在宅の場合は、大体時間を決めて歩きますので、コースの創出や選択だけが問題となりますが、歩数が不足するということはありません。ところが旅先では歩きがどうしても不足がちとなります。移動日の場合はいたし方ありませんが、それ以外の場合でも、うっかり歩く時間がなくなってしまったりすることが多いのです。これを何とかしようというのが、今年の歩きの最大の課題です。
今のところ思っているのは、車を駐車場に入れた後は、そこがどんな所であっても、直ぐに出発せず、できる限り付近を歩いてみようということです。いつもは用だけ済ませて、後はさっさと次の目的地に向かうというやり方が多いので、これを極力少なくしようと思っています。
次に朝の歩きを重視したいと思っています。旅に出ると夜中の2時ぐらいには起き出してブログの作成に取り掛かり、4時ぐらいまでかかることが多いのですが、その後の時間が中途半端になってしまいがちなのです。もう一度寝床に潜り込むことが結構多いので、これからはそれを止め、付近の散策に出かけるようにしようと思っています。しかし早朝4時というのは若干散策には問題のある時間帯ですから、あと1時間は遅らす必要があり、そのためにはブログ作成のための起床時間を遅らすことにしました。
それからもう一つ。歩きの楽しみの中に野草の観察があるのですが、最近はこれが少し雑になっています。もう少し丁寧に観察するために、ルーペ(=虫めがね)を新しくしたいと思っています。虫を拡大鏡で覗くのは、結構勇気の要るものですが(なぜなら昆虫という奴はリアルな生き物で、かなり不気味な様相をしているのが多いからです)、しかし植物たちは不気味なものは殆どなく、花などは皆優雅な姿をしているものが多いのです。これを改めてじっくり観察してみたいと思っています。ただ、ルーペを手に入れるためには費用がかかりますので、それをどう捻出するかが課題です。洗濯機や冷蔵庫は、もし壊れたなら買うのにためらいがないのに、ルーペのようなものとなると、小遣いの使途としてためらいが多くなるのは何故なのか、自分にも良く解りません。
動く、動けるというのは、動物に与えられた特権だと思います。その中でも歩くというのは実に素晴らしい人間の機能だと思うのです。その素晴らしさは、歩けなくなった時に実感できます。怪我や病で動けなくなった時の辛さというものは、筆舌に尽くしがたいものだと思います。それにも拘らず、人びとの多くは、歩けるということにありがたさを感じていないようです。私の場合は、歩けるということが正常に生きている証拠だと思っています。健康の最良のバロメーターは歩けることにあると思っているのです。
又、前にも何回か書いていますが、歩くというのは考えるということだとも思っています。私の場合、現役時代を通して仕事や課題に対するヒントやアイデアが思い浮かぶのは、多くの場合歩きの中でした。それは今でも変わりません。景色や野草などを眺めながら、何が出て来るか判らない、自分自身の頭の中の働きを待っているというのは、実に変な話なのですが、私自身は面白いと思っており、又楽しみにもしているのです。
というようなわけで、今年も大いに歩きを楽しみ、心身の体調を維持して行きたいと思っています。