山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

主夫業からの解放

2010-01-06 00:15:44 | 宵宵妄話

今日、千葉まで家内を迎えに行き、正月を挟んだ半月に渡る主夫業から解放されました。解放されたなどと大げさな言い方をするほどのものではないのですが、これからしばらくは家事に対する関心というか注意をしなくても良いので、先ずはホッとしています。

家事の中で最も気を使うのは、何と言っても食事のことです。自分のことだけなら、全く心配などないのですが、自分以外の者に何を食べさせようかと考えるのは、結構苦労するものです。世の中の主婦といわれる女性の皆さんのご苦労も、その一番は食事のことなのではないかと思います。

食事というのは、何も考えずにひたすら美味い物、好きなものだけを作るのが一番楽だと思いますが、それは身体がまだ若い時のことであって、加齢を重ね体調に何かしらの問題が内包されるようになってくると、そのような食べ方では健康を損なうことが心配されるようになります。つまりは、美味しくて、身体に良くて、且つ経済的にも負担が少ないというような、大変難しいメニューや食材の選択が求められるというわけです。

ま、経験を重ねている内に、最近はどうやら要領を得るようになってきました。一番困るのは量の問題で、たった二人分を作るというのは大変に難しく、気をつけていても結果がどうしても4~5人分になってしまうのです。特に倅奴が小食なので、余れば勿体ないと自分が食べる結果となり、これが自分の体調維持に最大の難敵となる始末でした。それが最近はようやく適量のレベルが分かってくるようになりました。一人暮らしの人の食事の作り方が如何に難しいかを実感しました。母に先立たれた後、寡夫となった父が、それまで一切しなかった食事作りを自在に出来るわけがなく、結局はそれが命取りとなったのだなということを、調理をしながら改めて思ったのでした。人生において、最も大切なことの一つは、生きるための基盤である食事を、そのベストのものを、自らがどう作るかという技術を持つということではないか、などと最近では真面目に考えています。

話は少しズレますが、私は古稀を迎えたら食生活を大転換したいと思っています。只今はその準備期間です。どう転換するかといえば、簡単に言えばベジタリアンになることです。極端な菜食主義者ではなく、緩やかなレベルでいいと思っています。断食療法というのがありますが、この考え方を取り入れながら魚肉類などを極力控え、野菜等の植物を中心に摂取する食べ方や調理の仕方にチャレンジし、新しい自分の身体組織を作りあげてみたいと思っています。今までも少しずつチャレンジしてはいたのですが、継続性に問題があり、マトモとデタラメの繰り返しが多かったことを反省しています。でも2年間で2kgは確実に体重を落とせましたから、多少はマトモの方が勝っていたのかなと思っています。これからは本格化しなければなりませんので、きちんと計画を作り食事に関するマネジメントサイクルをきちんとまわして行くつもりでいます。2年以内に理想指標の60kg前後の体重に、安定的に持って行きたいと思っています。(私の過去の最高体重は40歳代に80kgを超え、50歳の頃の糖尿宣告以来68kgを維持していましたが、現在は64kg前後を漂っています。)

さて、その他の主夫業に関しては、半月でやったことといえば、洗濯が2回(下着・シャツ類)、浴槽の洗い4回、掃除機での清掃1回、毎日のゴミ出し、回覧板の廻送くらいのものでした。これらに関しては、必要と感じない限りはその気になれないのです。その気にならない以上は、現状維持以外には無いのです。

家に戻った家内がどのようなコメントをするのかと思っていましたら、まだ介護疲れが残っているのか、あまり喧しそうなことは言わなかったのですが、一つ言われたことは、「あなた、洗面所で鏡は見ているの?」という妙な質問でした。自分の顔など滅多に見たこともないのですが、何故そのようなことを言うのかと思ったら、「だって、曇っていて、顔が良くみえないようよ」ということでした。芸人じゃあるまいし、自分の顔などを見ながら如何に人の気を惹こうかなどというバカげた工夫は、自分には無用だと思っていますので、勿論鏡など拭いたこともありません。あ、そう、と答えただけでしたが、心の中では、「アンタの顔を映すには、却ってその方都合がいいんじゃないの、……」と思ったのでした。

明日からは、腰を据えて今年の旅のことなどを考えたいと思います。

コメント
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